現在、コロラド在住(筆者注:2002年3月1日帰任)ということもあり、現地に興味のある人からのメールが多くなりました。
私としては、時間が許し、気の向く限り、お返事申し上げたいと思っているのですが、最近、礼を失念した電子メールの文面が多くて不快に感じることが多いです。
勿論、電子メールを送った方は、江端を不快にさせようなどと言う気持など全くないことは百も承知ですが、江端が江端の基準で設定した勝手なポリシー
Mr.Ebata's Mail Policy
を守らないと、江端を動かすことは出来ません。
とにかく、江端から何かしらの情報を引き出したいのであれば、江端を不快にさせるのは得策ではありません。
例えば、こんなメールは、江端を非常に不快にさせます。
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(挨拶、自己紹介、背景一切なし)
○○について何か知っていたら教えて下さい。
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馬鹿者!
何で見も知らんお前の為に、私が情報を収集し、電子メールを作成する労を取らねばならん!
こんな風に、江端が思ってしまったら最後、江端はあなたの電子メールを最後まで無視し続けます。
あんまりしつこいと『無礼メール』のサンプルとして、このページで公開しかねません。
その他、
- なれなれしいメール
- 何を言いたいのか判らないメール
- html形式のメール
- 実名が記入されていないメール
も、受け取らなかったことにします。
一方、これとは逆に、江端が読んだ瞬間に返事を書く(であろう)電子メールの構成を、例題を使ってご説明致します。
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(1)挨拶
始めてお便り申し上げます。
(2)簡単な自己紹介
現在、米国コロラド州のヒューレットパッカード社に勤務しております、Tomと申します。
(3)このメールを出すに至った経緯
江端さんがお作りになられた、「江端さんのホームページ」、とても楽しく拝見させて頂きました。
(4)質問の背景
先程申し上げました通り、私は現在米国にて仕事をしておりますが、この度、私が「江端さんのホームページ」の話題を上げましたところ、職場のアメリカ人の同僚が、是非一度読んでみたいと申しておりました。
(5)質問の内容
そこで、私としても彼らにも是非読んで貰いたいと思っておりますが、今後、「江端さんのホームページ」の英語翻訳版を作成させる予定などがございませんでしょうか。
(6)お願いの言葉
もしそのような予定がございましたら、大変お手数とは存じますが、御連絡頂けましたら幸いと存じます。
(7)終りの挨拶
これからも、ますますの御活躍を、心よりお祈り申し上げております。
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基本的には、初対面の人に、普通に手紙を出す時に普通に書く文章を、電子メールで展開して頂ければ結構なだけなのですが、電子メールの気楽さもあってか、その程度の気使いもして貰えないのは大変残念です。
ともかく、私はそういう無礼なメールは、要りません。
江端に電子メールを出して、質問の回答を引き出したい時には、江端を上手く『いい気持ち』にさせて、最大限利用できるよう、色々と電子メールの文面を工夫されることを、お勧め申し上げます。