こぼれネット

パワハラに自覚のない上司が、『サラリーマン生活最後の日に、仕事人生の全部を否定されるような報復を喰らう』 ――

『江端智一 裏サイト』―― とまでは言わないまでも、社内に『私(江端)のことについて語っているスレッドがある』という噂は聞いていました。

I had heard a rumor that a thread in the company talked about me (Ebata), not to mention "Tomoichi Ebata back site."

10年くらい前、後輩からそのサイトのURLを教えてもらって、10秒ほど見ました。

About ten years ago, a junior colleague gave me the URL of that site, and I looked at it for about 10 seconds.

その直後、そのURLを含んだ後輩のメールごと消去しました。

Immediately after that, I erased the entire email containing that URL.

―― 怖かったから

"Because I was scared."

です。

その10秒の間に目にしたメッセージの中に、

Among the messages I saw during those 10 seconds,

『あ、今、動いている、"生江端さん"を見た』

"Oh, I just saw a live Ebata-san in action."

というフレーズが見えた時には、正直、凍りました。

I froze when I saw the phrase.

私は、レッドリストに記載されている絶滅危惧種じゃないんだから。

I am not an endangered species on the Red List.

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多分、このサイト(スレッド)には、『膨大な量の、私のうわさ(悪口を含む)が記載されているのだろうな』と思っています。

I think this site (thread) probably contains many rumors (including bad words) about me.

良い話も記載されているかもしれませんが。

There may be some good stories about me listed, though.

さすがの私も

As you can imagine,

―― そんなサイトを直視できるほどの心臓はない

"I don't have the heart to look directly at such a site."

ということです。

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あ、でも、サイト(スレッド)の運営は続けてもらって結構です。

You are welcome to keep the site (thread) running.

私の退職の日に、そのハードコピーを印刷して、綺麗な封筒に入れて、江端に手渡すというのは ―― なかなかに、良いイベントのように思えます。

On the day of my retirement, printing a hard copy, putting it in a beautiful envelope, and handing it to Ebata -- seems like a good event.

パワハラに自覚のない上司が、『サラリーマン生活最後の日に、仕事人生の全部を否定されるような報復を喰らう』 ――

A supervisor unaware of their power harassment "will be retaliated against on his last day as a salaried worker, as if denied his entire working life."

というイベントは、陰湿な我が国の国民性に好適な『報復システム』となり得ると思います。

I believe this event could be a "retaliation system" suitable for the insidious nature of our nation.

嫌われ者の嫌われる理由

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