こぼれネット

『見苦しい英語であろうが、そんなこと構っていられるか』と振り切れるくらい、正直、今の私は追い込まれているのです。

今回参加している国際学会では、自分に「1発表-1質問」という無茶な課題を課しました。

At the international conference, I set myself the absurd task of "1 presentation - 1 question."

ですので、今回の学会全体を通じて、ざっくり30~40の質問をしたことになります。

So, I have asked roughly 30-40 questions throughout this conference.

なぜ、このような無茶な課題を課したかというと ―― 今、自分の研究が行き詰まっているからです。

The reason why I have assigned myself such a crazy task is -- I am at a standstill in my research.

ですので、

Therefore,

―― 盗めるものがあれば、なんだって盗む

"If there's anything I can steal, I'll steal it."

という、ドス黒く意地汚い思惑で、質問を繰り返していました。

My questions were repeatedly asked with the dusky and nasty intention of it.

私には、会場を盛り上げる意図はなく、ましてや、カンファレンスのチェアを助けよう、などという殊勝な気持ちは1mmもありませんでした。

I did not intend to enliven the venue, much less the auspicious desire to help the conference chairs.

『見苦しい英語であろうが、そんなこと構っていられるか』と振り切れるくらい、正直、今の私は追い込まれているのです。

I'm in a corner right now, so much so that I can't afford to be bothered with 'unsightly my English.

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今回の学会では、「江端さんは、次のセッションもご出席されますよね?」とチェアの方から、確認されることが多かったように思います。

At this year's conference, the chair repeatedly confirmed, "Ebata-san, you will attend the next session, right?"

チェアの方からは、私は『質問製造機』として期待されていたのだと思います。

I think the chair expected me to be a 'question maker."

お役に立てていたかどうかは、分かりませんが。

I am not sure if I was helpful or not.

それはさておき。

Aside from that.

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今回、私、ウェルカムパーティ兼アワードプレゼンテーション(表彰式)で、食事を食べた後、速攻で離席して、宿泊先のホテルに戻りました。

This time, I left the Welcome Party and Awards Presentation as soon as I ate my meal and returned to the hotel where I was staying.

次の日に予定されていた、私の講演の資料の修正と、発表練習をしたかったからです。

Because I wanted to revise my presentation material and practice my presentation, which was scheduled for the next day.

ところが、翌日の朝、レセプションデスクの所に張り出されていたボードで、私の論文の受賞を知り ―― 真っ青になりました。

However, the next morning, I saw a board posted at the reception desk and knew that my paper had won an award -- so I turned pale.

『アワードプレゼンテーション(表彰式)で、私の名前が呼ばれた時、私はその場にいなかった』からです。

That means I was not there at the awards presentation ceremony when my name was called.

本当に申し訳なくて、運営を担当されている方に平謝りして、その表彰状を頂いてきました。

I was sorry and apologized flatly to the person in charge of the operation and received that certificate of commendation.

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嫁さんとの会話です。

This was a conversation with my wife.

江端:「事前に、メールで授賞の連絡してくれれば、このような失態を晒さなくて済んだんだけどなぁ」

Ebata: "If they had informed me of the award in advance by e-mail, I wouldn't have had to make this blunder."

嫁さん:「いや、それ以前に、人として、表彰式を途中離席するな」

Wife: "No, before that, as a human being, don't leave the awards ceremony halfway through."

と、嫁さんに嗜められました。

My wife chid me.

『英語に愛されないエンジニアの、国際学会プレゼンテーションのリアル』

 

 

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