家族が実家に帰省しているので、当分の間、私が掃除・炊事・洗濯を担当することになります。
料理を作ることは、得意ではありませんが、苦でもありません。
料理を、一種の「システム構築と検証」と考えれば、それなりに楽しい。
最近、「コーラだけを使ったカレー」の実験で酷い目に会いましたが、通常の料理では、このような無謀は挑戦はしませんので、大きな失敗もありません。
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先日、本屋で「男子食堂」という雑誌を購入しました。
この雑誌のコンセプトなのか、今月号の特集なのかは忘れましたが、内容は、
「電子レンジだけで作る料理」
です。
『ほぉ、そりゃ楽で良いな』と思い購入しましたが、雑誌の中身を見てビックリしました。
肉じゃが、鶏のから揚げ、煮豚、麻婆豆腐、サバの味噌煮、ハンバーグ、カレーライス、スペアリブ、天麩羅から、プリン、ケーキに至るまで、ざっと数十メニュー全部が、全て、
「電子レンジだけで作れる」
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これだ。これで良い。
■独身者だけでなく、小学生から高齢者に至るまで、「火気」を一切使わず、最悪のケースでも、食材がレンジの中で破裂する程度の、絶対安全料理方法。
■調理器具と食器が完全一体化し、必要な人数分だけを正確に調理し、加熱調理用の油が一切不要の健康低カロリー料理
■必要な処理は、食材を切り、耐熱ボール(あるいはドンブリ)に放り込み、レンジのスイッチを回す程度。
「体に悪い」と非難を浴びつつ、それでも便利な食材として使われてきた、カップラーメンの時代は、今、終焉を迎えた。
もはや、ガスレンジは勿論、プライパンでさえ、過去の遺物とされるる時代が到来したのである。
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非結婚社会、高齢化社会、夫婦共稼ぎ社会、少子化社会、これらの問題に対応する現実的な解として、私はここに、
「電子レンジ調理過程」プログラムの必修化を提言します。