誰も私を「キャバクラ」へも「メイド喫茶」へも連れていってくれません。
「『江端が怒り出す』と思うから」という理由なのだそうです(以前も書きましたが)。
私にはよく分かりませんが。
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「キャバクラ」とは何かを調べてみました。
◯「キャバクラ」は、日本人特有の和製英語で、「キャバレー」と「クラブ」の合成用語
◯歌や踊りのショーを見ながら、お気に入りの女性(ホステスさん)と会話やダンスを楽しむことが発祥で、クラブほどは高くないが、気軽に若い女の子と会話が出来るという、接待サービスの一態様。
◯料金の単位は「1人・時間」
次に料金の相場を調べてみました。
◯基本的に60分5千円で、延長が可能(自動延長もあり)。但し、飲食料金を含まない。楽しく酔っ払って気付くと4時間経っていて、伝票を見ると「3万2000円」ということもある。
◯「事後一斉清算」と「前払い」の2種類もある。当然、店側から見えれば前者が望ましい。
◯「7時~8時4000円/8時~9時5000円/9時以降6000円」くらい。
◯実施例
午後9時から2時間飲んだ場合
基本料金:6000円として2時間で1万2000円
指名料:2000円として2時間で4000円
女の子へのおごり:1000円の飲料を2杯 2000円
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総計 1万8000円
ここにTAXが加わって、ざっくり 2万円
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インモラルな行為もなく、ただ会話をするだけで2万円。
他のサラリーマンは、私とは別口の給料が支払われているのだろうか。
そして、そこでは、一体どんな凄い話術が展開されているのか。
NHKでやっている「日本の話芸」に匹敵するクオリティなのだろうか。
私が、『制御システムのリアルタイム性能』についての話題を振っても、ついてきてくれるんだろうか。
もしかしたら、私が見落しているサブシステムの性能についても、指摘してくれるのかもしれない。
とすれば、「2万円」は、決して高くない。
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なんで、私が、キャバクラについて調べているかというと、先日の打ち合わせで、
「次回の定例報告の資料作成については、作成者として江端を『指名』する」という偉い方の指示があったことに起因します。
「指名された私には、一体いくらの「価値」があるんだろう」と考えたのですが、よく分かりません。
そこで、ケーススタディでアプローチしてみることにしました。
そもそも「指名」という「価値」が、一般的に使われている世界はどこだ。
そういえば、「キャバクラ」と称呼される遊興システムに、「ユウコさーん。1番テーブル御指名でーす」というセリフがあったような気がする。
とりあえず、その世界から調べれば、何か分かるかもしれない。
―― と、まあ、そういう経緯に因る訳です。
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でも、キャバクラの指名料って、1時間2000円程度なんですね。
これなら、多分私の方が高い。
# 根拠はないけど、そうとでも思わないと、仕事なんぞやっていられない。