こぼれネット

―― この「地面師たち」は、新人教育だけでなく、社員教育の素材としても使えるんじゃないか?

NetFlixで今人気のコンテンツである「地面師たち」、とても面白かったです。

I enjoyed “The Land Fraud Group,” the most popular content on NetFlix.

自宅でこういう楽しいコンテンツを見せられると、映画館に出向くモチベーションが下がりますね。

Watching this fun content at home makes me less motivated to go to the movie theater.

それにしても、

Aside from that, I think that

―― この「地面師たち」は、新人教育だけでなく、社員教育の素材としても使えるんじゃないか?

"The Land Fraud Group” is excellent material for training new employees and employee training."

とか考えています。

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この映画のテーマの一つは、社内稟議です。

One of the themes of the film is the internal approval process.

稟議は本当に鬱陶しいです。時間かかるし、口出しされるし、不本意な内容変更にも応じないとならないからです。

The approval process is depressing. It is time-consuming, they interfere with you, and you have to agree to unwilling changes in the content.

たぶん、社内稟議によって、我が国の企業の多くはビジネスチャンスを失っているだろう、とも思います。

Perhaps many of our country's companies are losing business opportunities due to internal approvals, I also think.

しかし、この「地面師たち」は、社内稟議の重要性を、ゾクッとするほどリアルに教えてくれます。

However, the “Land fraud group” gives a chillingly realistic view of the importance of the internal approval process.

そして、幹部クラス自らがコンプライアンス違反をすれば、稟議のルールが簡単に有名無実化してしまうことも、明らかにしています。

It is also clear that the approval rules can easily corrupt if the executive class violates compliance.

『数日で稟議を回さなければ、100億円のビジネスがすべてパーになる』と言われれば、私でも、稟議システムにチャレンジしてみよう、という気になったかもしれません ―― が、安心して下さい。

If someone told me, “If you don't get approval in a few days, your 10 billion yen business will all go up in smoke,” even I might try the approval system -- but don't worry.

私には、そんな権限も権能もチャンスありませんので、そんなチャレンジとは一生無関係です。

I have no authority, power, or chance, so I will forever be irrelevant to that challenge.

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私は、キャリアをかなり早い段階で諦めて、好きな駄文作成と、(時々は好きでもない)コーディングをやる道を選びました。

I gave up my career reasonably early on and chose to do the crap writing I love and the coding I do (and sometimes don't even like).

この道でも不愉快なことは多いのですが、『稟議システムにチャレンジする』などという野望を持つチャンスがなかったことは、かなり幸せなことだったのだなぁ、と思ってはいます。

This path has a lot of unpleasantness, but I am pretty happy that I never had the chance to have ambitions such as 'challenging the approval system.'

"1500円 + 翌日"と、"2週間 + 書類作成 + 何回もの稟議"を秤にかけて、Amazonの購入ボタンに手が出てしまう私を、一体、誰が責められましょうか。

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