BIOS画面をいじるのは怖いので、Ryzen Controllerを使おうとう思うのですが、良いでしょうか
Ryzen Controller を使って TDP を制限するのは安全な方法なので、問題ありません。
BIOS設定を変更するよりリスクが低く、手軽にTDP制限を適用できるのでおすすめ です。
✅ Ryzen Controller の使用手順
1. Ryzen Controller をダウンロード
公式サイトから最新版を取得: 👉 Ryzen Controller公式サイト
- 「Download」ボタンをクリック
- インストールファイル (
Ryzen Controller.exe
) をダウンロード
- インストール後、管理者権限で実行
2. TDP制限の設定
(1) 「Power and Temperature」 タブを開く
- 「PPT (Package Power Tracking)」を 35W に変更
- 「TDC (Thermal Design Current)」を 25A に変更
- 「EDC (Electrical Design Current)」を 50A に変更
- 「Temperature Limit」を 85℃以下 に設定(温度制限)
(2) 「Apply」ボタンを押す
(3) 自動適用設定
Ryzen ControllerはデフォルトではPC再起動時に設定がリセットされるため、自動適用の設定を行う。
- 「Auto-start」機能を有効にする
- 「Enable Auto-Start」オプションをON
- Windows起動時に自動で設定を適用。
3. TDP制限が適用されたか確認
設定が適用されたかどうかをチェックする。
(1) HWiNFOで確認
HWiNFO
をダウンロード・起動
👉 HWiNFO公式サイト
- 「CPU Package Power (PPT)」 の値が 35W前後になっているか 確認
(2) Ryzen Master で確認
AMD Ryzen Master
をダウンロード・起動
👉 AMD公式ダウンロードページ
- PPTの最大値が 35W に制限されているか確認
4. パフォーマンス影響のチェック
TDPを35Wに制限すると発熱は抑えられるが、CPU性能も少し下がるため、以下の方法で影響をチェック。
(1) Cinebench R23 でテスト
Cinebench R23
をダウンロード
👉 Cinebench公式サイト
- シングルコア & マルチコアのスコアを測定。
- TDP制限前後でスコアを比較。
(2) 通常の使用で問題ないか確認
- 動画再生、Webブラウジング、プログラム開発など、普段の使用で問題がないか確認。
✅ Ryzen Controller を使うメリット
✅ BIOSを変更しないので安全
✅ 簡単に設定できる
✅ TDP制限を試して、問題があればすぐ元に戻せる
✅ PCを移動せずに放熱対策ができる
⚠️ Ryzen Controller の注意点
⚠ PC再起動時に設定がリセットされるため、Auto-start を有効にすることを推奨
⚠ 一部のWindowsアップデートで互換性が変わる可能性あり(設定が適用されなくなる場合がある)
⚠ 100%完全な動作保証はないため、TDP制限後はPCの動作をチェック
✅ 結論
BIOSをいじるのが怖いなら、Ryzen Controller を使うのは良い選択。
✅ TDPを35Wに制限することで、発熱を抑えながらPCを安定させられる
✅ ソフトウェアなので、いつでも設定を戻せる
まずは Ryzen Controller で PPT = 35W に設定し、負荷テストをしながら安定動作するか確認するのがベスト!
Ryzen Controller Setup 2.5.4.exe をダウンロードしましたが、これで良いでしょうか
はい、Ryzen Controller Setup 2.5.4.exe
は最新版の 2.5.4 で問題ありません。
以下の手順でインストールと設定を行ってください。
✅ Ryzen Controller 2.5.4 のインストール手順
1. インストール
Ryzen Controller Setup 2.5.4.exe
をダブルクリック
- 「Next」ボタンを押してインストールを進める
- インストールが完了したら 「Finish」ボタンを押す
- 管理者権限で起動(右クリック → 「管理者として実行」)
2. TDPを35Wに制限する設定
- 「Power and Temperature」 タブを開く
- 以下の数値を設定:
- PPT (Package Power Tracking) →
35W
- TDC (Thermal Design Current) →
25A
- EDC (Electrical Design Current) →
50A
- Temperature Limit →
85℃以下
- 「Apply」ボタンをクリック
- 設定が反映されたか確認。
3. 再起動後も設定を維持する
✅ 再起動後に設定がリセットされるので、自動適用を有効化する。
- 「Auto-Start」機能を有効にする
- 「Enable Auto-Start」を ON
- Windows起動時に自動でTDP制限を適用
4. 設定が適用されたか確認
(1) HWiNFO で確認
HWiNFO
をダウンロード&起動
👉 HWiNFO公式サイト
- 「CPU Package Power (PPT)」 の値が 35W以下 になっているか確認。
(2) Ryzen Master で確認
AMD Ryzen Master
をダウンロード&起動
👉 AMD公式ダウンロードページ
- PPTの最大値が 35W に制限されているか確認
✅ 結論
Ryzen Controller 2.5.4
で問題なし!
- TDPを35Wに制限する設定を行い、Auto-StartをONにする
- HWiNFO や Ryzen Master で設定が適用されたか確認
この手順で設定すれば、放熱を改善しながらPCを安定動作させることが可能!
Temperature Limit (°C)
CPU TDP (W)
Long Boost Duration
Long Boost TDP (W)
Short Boost Duration
Short Boost TDP (W)
という画面がでています。次にどうすれば良いですか。目標は熱暴走の防止です
✅ Ryzen Controller 2.5.4 の設定手順 (熱暴走防止)
この画面でTDP(消費電力制限)と温度制限を適切に設定することで、熱暴走を防ぎつつパフォーマンスを維持することができます。
1. 各パラメータの意味
Ryzen Controller では、以下のパラメータを調整できます。
設定項目 |
説明 |
Temperature Limit (°C) |
最大CPU温度制限(これを超えると性能を下げる) |
CPU TDP (W) |
通常時の消費電力制限 |
Long Boost Duration |
ブースト持続時間(長時間) |
Long Boost TDP (W) |
長時間ブースト時の最大TDP |
Short Boost Duration |
短時間ブースト時間 |
Short Boost TDP (W) |
短時間ブースト時の最大TDP |
2. 熱暴走を防ぐための最適設定
以下の設定を入力してください。
- Temperature Limit (°C) →
85
(安全な範囲、85℃以上でクロックダウン)
- CPU TDP (W) →
35
(通常時の消費電力を35Wに制限)
- Long Boost Duration →
10
(ブースト時間を10秒に短縮)
- Long Boost TDP (W) →
45
(長時間ブースト時の最大消費電力を45Wに制限)
- Short Boost Duration →
2
(短時間ブーストを2秒に短縮)
- Short Boost TDP (W) →
50
(瞬間的な最大消費電力を50Wに制限)
3. 設定を適用
- 上記の値を入力
- 「Apply」ボタンをクリック
- 「Enable Auto-Start」を ON(再起動後も設定を維持)
- 動作確認のためPCを再起動
4. 設定が適用されたか確認
- HWiNFO を使って CPU Package Power が 35W以下に制限されているか確認
- Cinebench R23 で負荷テストを実行し、温度が 85℃以下に抑えられているかチェック
✅ 結論
この設定で、通常時の消費電力を35Wに抑えつつ、短時間のブーストを最大50Wまで許容することで、性能を落としすぎずに熱暴走を防ぐことが可能!
メニューを叩いてみると、現在値(?)は、上から、85,25,900,25,60,10となっています。
ChatGPT:
現在の設定値(85, 25, 900, 25, 60, 10)を見た限りでは、TDPが 25W に制限されており、かなり低い値になっています。この状態では、パフォーマンスが抑えられすぎている可能性があります。
また、Long Boost Duration (900秒 = 15分) と Short Boost Duration (60秒) が非常に長く設定されており、負荷が高い状態が長く続く可能性があるため、熱暴走を防ぐためにはこれらを短縮する必要があります。
✅ 熱暴走防止のための最適設定
1. 推奨設定
現在の値を 以下の値に変更 してください。
設定項目 |
変更前 |
推奨値 |
説明 |
Temperature Limit (°C) |
85 |
85 |
CPUの温度制限(そのままでOK) |
CPU TDP (W) |
25 |
35 |
通常時の最大消費電力を35Wに制限 |
Long Boost Duration |
900 |
10 |
長時間ブーストの持続時間を短縮(10秒) |
Long Boost TDP (W) |
25 |
45 |
長時間ブースト時の最大TDPを45Wに |
Short Boost Duration |
60 |
2 |
短時間ブーストを2秒に短縮 |
Short Boost TDP (W) |
10 |
50 |
瞬間的な最大消費電力を50Wに |
2. 設定手順
- 各値を上記の推奨値に変更
- 「Apply」ボタンをクリック
- 「Enable Auto-Start」を ON(再起動後も設定を維持)
- PCを再起動して設定が適用されているか確認
3. 設定適用後の確認
✅ HWiNFO で CPU Package Power が 35W前後になっているかチェック
✅ Cinebench R23 で負荷テストを行い、温度が 85℃以下で安定しているか確認
✅ 通常使用で問題がないかテスト(動画再生やWebブラウジングなど)
✅ 結論
現在の 25W制限は厳しすぎる ので、35Wに引き上げながら、ブースト時間を短縮 するのが最適!
この設定で、性能を維持しつつ、熱暴走を防ぐことができる 🎯
「Apply」ボタンをクリックしましたが、「Enable Auto-Start」が見つかりません。
Enable Auto-Start
が見つからない場合、手動で設定を再適用する方法を使う必要があります。
Ryzen Controllerは再起動後に設定がリセットされるため、毎回適用する必要があります。
以下の手順で、起動時に自動で設定が適用されるようにする方法を紹介します。
✅ 自動適用の方法(手動スクリプト設定)
Ryzen Controller自体にはAuto-Start機能がないバージョンもあるため、Windowsのタスクスケジューラを使って、PC起動時に自動適用する方法を設定します。
1. Ryzen Controller をバッチファイルで起動
-
メモ帳
を開く
-
以下のスクリプトをコピーして貼り付ける
C:\Program Files\Ryzen Controller\Ryzen Controller.exe
のパスは、実際にRyzen Controllerがインストールされている場所に合わせる。
nircmd
はキーボードのEnterキーを自動で押すコマンド(詳細後述)。
-
RyzenControllerAutoStart.bat
としてデスクトップに保存
2. タスクスケジューラで自動実行
Win + R
を押して taskschd.msc
を入力し、Enter
- 「タスクスケジューラ ライブラリ」 を開く
- 「基本タスクの作成」 をクリック
- タスクの名前を「Ryzen Controller AutoStart」 に設定し、「次へ」
- 「ログオン時」に設定し、「次へ」
- 「プログラムの開始」を選択し、「次へ」
- 「参照」ボタンをクリックし、
RyzenControllerAutoStart.bat
を選択
- 「完了」を押す
3. nircmd で自動適用(オプション)
Ryzen Controllerの設定適用ボタンを自動で押すために、nircmd
という小さなツールを使うことができる。
nircmd
をダウンロード
👉 公式サイト
nircmd.exe
を C:\Windows\System32
にコピー
- 先ほどの
.bat
スクリプトの最後に以下を追加
これにより、Ryzen Controller 起動後に自動で「Apply」を押す。
✅ 確認手順
- PCを再起動
- Ryzen Controller が自動で起動し、設定が適用されているか確認
HWiNFO
や Ryzen Master
で、TDP制限が有効かチェック
✅ 結論
- Ryzen Controller 2.5.4 には
Enable Auto-Start
がないため、手動で自動適用を設定する必要がある
- タスクスケジューラで
bat
ファイルを登録すれば、PC起動時に設定が自動適用される
nircmd
を使えば、「Apply」を自動で押せるようになる
この方法で、再起動後もTDP制限が適用され、熱暴走を防ぐことができる! ✅
面倒ですが、毎回手動で設定してもいいです。「Apply」を設定した段階で設定されたと考えて良いですか
はい、「Apply」ボタンをクリックした時点で設定は即時適用されています。
したがって、手動で毎回「Apply」を押す方式でも問題ありません。
✅ 手動適用の流れ
- PCを起動
- Ryzen Controller を管理者権限で実行
- 設定値(TDP=35W など)が変更されていないか確認
- 「Apply」ボタンをクリック
- 設定が反映されたか確認 (
HWiNFO
などでチェック)
✅ 設定が反映されたかの確認
以下のいずれかの方法でTDPが適用されているか確認してください。
方法①: HWiNFO で確認
HWiNFO
をダウンロード
👉 公式サイト
Sensors Only
モードで起動
- 「CPU Package Power (PPT)」の値を確認
方法②: Ryzen Master で確認
AMD Ryzen Master
をダウンロード
👉 AMD公式ダウンロードページ
- 「PPT (Package Power Tracking)」の最大値を確認
✅ 結論
「Apply」を押した時点で設定は即時反映されるので、手動適用でも問題なし!
✅ 毎回「Apply」を押すだけでOK
✅ 再起動後に忘れないようにするだけ
✅ HWiNFO
や Ryzen Master
で設定が適用されているか確認すれば確実
面倒でも手動で問題なければ、この方法で TDP制限を適用し、熱暴走を防ぐことが可能! 🎯
ちなみに、現在の画面には「APPLY] [CREATE PRESET]「RESET」のボタンがあります、現在「APPLY]を押しました。このままアプリケーションを終了すれば良いですか?
ChatGPT:
はい、「APPLY」ボタンを押した時点で設定は適用されている ので、そのままアプリケーションを終了しても問題ありません。
✅ 手順
- 「APPLY」ボタンを押した時点でTDP制限が反映 ✅
- アプリケーションを閉じてOK
- 設定が適用されているか確認
HWiNFO
や Ryzen Master
で「CPU Package Power (PPT)」が 35W前後になっているかチェック。
✅ 「CREATE PRESET」は必要か?
- 「CREATE PRESET」ボタンは、設定を保存する機能 ですが、再起動後に自動適用されるわけではないため、手動適用の場合は不要。
- 毎回「APPLY」を押すなら 「CREATE PRESET」は押さなくてOK。
✅ 「RESET」は何をする?
- 「RESET」ボタンは、すべての設定をデフォルトに戻す ため、押さないように注意。
✅ 結論
✅ 「APPLY」ボタンを押した時点で設定は適用済み
✅ アプリを閉じてもOK
✅ 再起動後は、再度Ryzen Controllerを開いて「APPLY」を押す必要がある
これで、熱暴走を防ぎつつ、安定した運用が可能になります! 🎯