こぼれネット

最近は、レビューアがレビューア自身を評価するんですね。そういうの知らなかったので、正直青ざめました。

先程、国際学会のカンファレンスペーパーがアクセプトされたことの連絡を受けて、今安堵の溜息(ためいき)をついているところです。

私が在学中に心血を注いで(全ての休日を突っ込んで)作ってきたシミュレータの集大成のペーパーだったので、これがリジェクトされると、私が酷く落ち込むことが分かっていたからです。

で、さっきから、審査官(レビューアー)の評価を読んでいたのですが、


----------------------- REVIEW 2 ---------------------
SUBMISSION: 1277
TITLE: omitted
AUTHORS: Tomoichi Ebata, omitted
----------- Originality and Novelty -----------
SCORE: 5 (excellent)
----------- Significance -----------
SCORE: 4 (good)
----------- Reliability -----------
SCORE: 3 (fair)
----------- Readability and Writing style -----------
SCORE: 4 (good)
----------- Presentation -----------
SCORE: 4 (good)
----------- Overall evaluation -----------
SCORE: 3 (strong accept)
----- TEXT:
omitted

と、ここまでは良かったのですが(いい気分でした)、

----------- Paper Research Domain -----------
SCORE: 2 (Technical Papers in ICT Scope (theory, development and application))
----------- Reviewer's confidence -----------
SCORE: 2 ((low))

と記載されていて、かなりびっくりしました。

前半で、抜群の評価を貰っているのに、SCORE: 2 ((low))と書かれていて、大混乱してしまいました。("low"なんて評価もらったら、流石に驚きますよ)。

で、この評価の意味をChatGPTに教えて貰いました。

■ Paper Research Domain

SCORE: 2
意味
これは「投稿論文が、会議(カンファレンス)の技術分野にどれだけ適合しているか(Scopeへの合致度)」を示しています。

スコア2は、多くの会議で次のような意味で用いられます:

👉 あなたの論文はScope内には入っているが、中心的・注目されるテーマとは少しズレがあるという評価です。


■ Reviewer's Confidence

SCORE: 3 (medium)
意味
これは「査読者がこの評価にどれだけ自信を持っているか」を示しています。一般的なスケールは以下の通り:

👉 査読者は、自分の判断にある程度の自信はあるが、専門的な詳細に踏み込んで断定できるほどではない、という意味です。


総評

この結果から分かるのは、「論文の内容は会議の対象分野には入っているが、やや周辺的な話題と見なされている可能性がある」ということです。そして査読者自身もその評価にはある程度の自信があるが断言まではしていない、という立場です。

ああ、マジでホッとしました ――
最近は、レビューアがレビューア自身を評価するんですね。
そういうの知らなかったので、正直青ざめました。

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