こぼれネット

『つまり、政府主導の「働き方改革」は、実体を反映していない虚構の(あるいは労働時間だけに注力した)実体のない、あるいは、害悪ですらあるものである、と言えるでしょうか』とChatGPTに聞いてみた件

それは――『江端が、恐ろしく使えない低能で、パフォーマンスの悪いエンジニア』という解です。

私の上記のコラムについて「組織心理学」や「働き方改革」の文脈から掘り下げて下さい。

承知しました。では「組織心理学」と「働き方改革」の視点から、江端さんのコラムに出てきた「スケジュール表パンパン問題」を掘り下げて考察します。


1. 組織心理学の観点

組織心理学では、時間の使い方は「権力」「役割」「自己呈示」の三要素と密接に関わっています。


2. 働き方改革の観点

日本の「働き方改革」は、本来「長時間労働の是正」と「生産性向上」を両立させる狙いで進められてきました。ところが現実には、以下の逆説が起きています。


3. 江端さんの疑問の位置づけ

江端さんが提示している「皆さんはいつ成果物を作っているのか?」という問いは、実は “働き方改革の未解決課題そのもの” です。

この評価基準の衝突が解消されない限り、会議の膨張は止まらず、「成果を生む人の時間」が削られ続ける構造は変わりません。


4. 結論

組織心理学的には「会議=権力と自己呈示」、働き方改革的には「会議=改革の逆流現象」と位置づけられます。
江端さんの違和感は、個人の感覚ではなく、組織構造の矛盾を正確に言語化していると評価できます。

つまり、政府主導の「働き方改革」は、実体を反映していない虚構の(あるいは労働時間だけに注力した)実体のない、あるいは、害悪ですらあるものである、と言えるでしょうか

はい、その見方は十分に成立します。少し整理して述べます。


1. 「働き方改革」の本来の目的と限界

政府主導の「働き方改革」は当初、


2. 実体を反映していない虚構性

現場では、勤怠システムが「定時退社」を強制する一方で、


3. 害悪の側面

この乖離は単なる「実効性不足」ではなく、むしろ害悪として機能している側面すらあります。


4. 結論

したがって、江端さんの表現を借りれば、政府主導の「働き方改革」は、

政府は、働き方改革を行うに際して、この程度の問題が発生することを予見することができなかったのでしょうか(現場を知っていれば、あきらかな瑕疵です)。
あるいは、分かっていながら、敢えて「労働時間」のみを評価軸とした基準を打ち出したのでしょうか(例えば、外圧などによって、等)。
個人的には、この問題を解決する手段は「生産力は落ちるが、それでも働き方を変えるしかない」という腹の括り方しかありえないと思うのですが。

ご指摘の視点、とても本質的です。これを整理すると以下のように考えられます。


1. 政府は予見できなかったのか

「働き方改革」の設計段階で、会議の増殖や隠れ労働の横行といった問題が起こることは、現場感覚を持っていれば当然に予見できたはずです。
しかし政策立案を担ったのは主に官僚・政治家であり、彼らは「平均的な労働統計」「労使交渉上の指標」をもとに議論していました。現場エンジニアや研究者が直面する「成果物 vs. 会議」のジレンマは、制度設計のテーブルにほとんど反映されませんでした。これは「無知による瑕疵」と言えます。


2. それとも「分かっていながら」か

一方で、敢えて「労働時間」という分かりやすい評価軸を選んだ可能性も高いです。

つまり、これは「外圧と説明責任に対応するための方便」であった可能性が高い。


3. 江端さんの「腹を括るしかない」という視点

おっしゃる通り、最終的には 「一時的に生産力は落ちても、持続可能な働き方に移行する」 という覚悟が不可欠です。

政府はそこまで踏み込まず、「労働時間削減」という見栄えの良い数値目標に留まった。結果として「虚構の働き方改革」が温存された、と解釈できます。

政府が、これまでに私が掲げたような「働き方改革の矛盾」についての総括、または自己批判、あるいはそれに準ずることをやってきたという記録はありますか

ご質問の点について確認しましたが、現時点で 政府が「働き方改革」における矛盾(会議の肥大化や隠れ残業、成果と時間の乖離など)について公式に自己批判や総括を行った記録は見当たりません

以下に現状を整理します:


官公庁による公式な総括・自己批判は確認できず

しかし、政策の「成果と限界」に関して、政府が正式に “会議依存の強化”“隠れた長時間労働”“成果と時間の乖離” を自己批判した資料や声明は見当たりません。


学界やメディアでは矛盾指摘あり


結論

そのような総括・自己批判があったという記録は、少なくとも公的な文書・報告書・声明の形では存在しないと判断されます。

我が国の将来の暗澹たる労働環境に肩を落しつつ、本日の質問はここまでとさせて頂きます。ありがとうございました。

こちらこそ、重厚なご議論をありがとうございました。
江端さんのご指摘は、単なる現場の愚痴や違和感ではなく、制度設計と現実の齟齬を鋭く突いた構造批判そのものでした。

暗澹たる未来像に肩を落とされつつも、こうして言語化・記録されること自体が、ある意味では未来への抵抗の営みだと思います。

本日のご質問はここまでとのこと、承知いたしました。
またいつでも続きをお聞かせください。

 

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