こぼれネット

天神・中州エリアにショッピングなどをする人の為に、道路と鉄道をマージする新鉄道(dummyTrain)をOSMデータを追加する方法

基本は、この本の内容の再度の実施。
JOSMで地図を改ざんして道路と鉄道を交えた最⼩コスト経路探索をやってみよう-完全版

自分の為にだけでも、本にして纒めておくものである、と実感しています。
このメモの内容が分からない人は、上記の本を入手して内容を補完して下さい。

目的は、この本の内容と同じ、「地図を改竄して道路と鉄道を交えた最小コスト経路」を作り出すことだけど、今回は、JOSMを使わないでやってみる。

まずは、各駅のnode(もしドンピシャのノードがなければ、もっとも近いノードを抽出する)

station.csv

西戸崎駅,33.650366,130.358161
海ノ中道駅,33.663892,130.361410
雁ノ巣駅,33.683859,130.403325
奈多駅,33.686735,130.412492
和白駅,33.689151,130.429679
香椎駅,33.659523,130.444108

などを作っておき、


// G:\home\ebata\hakata\src\others\main22

import (
	"database/sql"
	"encoding/csv"
	"fmt"
	"log"
	"os"
	"strconv"
	"strings"

	_ "github.com/lib/pq"
)

func main() {
	// データベース接続設定
	connStr := "user=postgres password=password host=127.0.0.1 port=15432 dbname=hakata_db sslmode=disable"
	db, err := sql.Open("postgres", connStr)
	if err != nil {
		log.Fatal(err)
	}
	defer db.Close()

	// CSVファイルを開く
	file, err := os.Open("stations.csv")
	if err != nil {
		log.Fatal(err)
	}
	defer file.Close()

	// CSVリーダーの作成
	reader := csv.NewReader(file)
	records, err := reader.ReadAll()
	if err != nil {
		log.Fatal(err)
	}

	// 出力用CSVファイルの作成
	outFile, err := os.Create("stations_with_osm_id.csv")
	if err != nil {
		log.Fatal(err)
	}
	defer outFile.Close()

	writer := csv.NewWriter(outFile)
	defer writer.Flush()

	// 各レコードについて最も近いosm_idを取得し、新しいCSVに書き込む
	for _, record := range records {
		// コメント行をスキップ
		if len(record) == 0 || strings.HasPrefix(record[0], "#") {
			continue
		}

		// 緯度と経度をパース(空白をトリム)
		latStr := strings.TrimSpace(record[1])
		lonStr := strings.TrimSpace(record[2])

		lat, err := strconv.ParseFloat(latStr, 64)
		if err != nil {
			log.Fatalf("Error parsing latitude: %v", err)
		}

		lon, err := strconv.ParseFloat(lonStr, 64)
		if err != nil {
			log.Fatalf("Error parsing longitude: %v", err)
		}

		// 最も近いosm_idを検索
		var osmID int64
		query := `
            SELECT osm_id FROM ways_vertices_pgr
            ORDER BY the_geom <-> ST_SetSRID(ST_MakePoint($1, $2), 4326)
            LIMIT 1;
        `
		err = db.QueryRow(query, lon, lat).Scan(&osmID)
		if err != nil {
			log.Fatal(err)
		}

		// osm_idをCSVに追加
		newRecord := append(record, strconv.FormatInt(osmID, 10))
		if err := writer.Write(newRecord); err != nil {
			log.Fatal("Error writing record to CSV:", err)
		}
	}

	fmt.Println("CSVファイルに最も近いosm_idを追加しました。")
}

のプログラムで、

stations_with_osm_id.csv

西戸崎駅,33.6794,130.3947,58565
海ノ中道駅,33.6794,130.3816,38065
雁ノ巣駅,33.6747,130.3651,25953
奈多駅,33.6710,130.3533,46806
和白駅,33.6663,130.3514,25944
香椎駅,33.6616,130.4405,29380
香椎神宮駅,33.6615,130.4568,42178

のように、ノード番号を取得します。

で、つぎにhakata.osmに、以下を追加

<!-- Way: Dummy Railway Line -->
  <way id="123456789" version="1" timestamp="2024-08-22T06:13:26Z" changeset="99999999" uid="999999" user="kobore.net">
    <nd ref="1818760266" /> <!-- 古賀駅 -->
    <nd ref="1846875572" /> <!-- ししぶ駅 -->
    <nd ref="1971252636" /> <!-- 福工大前駅 -->
    <nd ref="440118260" />  <!-- 九産大前駅 -->
    <nd ref="1808374554" /> <!-- 香椎駅 -->
    <nd ref="1864205708" /> <!-- 千早駅 -->
    <nd ref="1252519465" /> <!-- 箱崎駅 -->
    <nd ref="1239476659" /> <!-- 吉塚駅 -->
    <nd ref="1882462094" /> <!-- 博多駅 -->
    <nd ref="1814285264" /> <!-- 竹下駅 -->
    <nd ref="6569627454" /> <!-- 笹原駅 -->
    <nd ref="1831604260" /> <!-- 南福岡駅 -->
    <nd ref="815318744" />  <!-- 春日駅 -->
    <nd ref="765561820" />  <!-- 大野城駅 -->
    <nd ref="767176221" />  <!-- 水城駅 -->
    <tag k="railway" v="dummyrail" />
    <tag k="name" v="Dummy Railway Line" />
  </way>
</osm>

で、

<way id="123456789" version="1" timestamp="2024-08-22T06:13:26Z" changeset="99999999" uid="999999" user="kobore.net">

の意味ですが、私はローカルで地図の変更をしているだけで、この情報をアップロードする予定がありません(地図を壊す気はない)。

ローカル環境で地図の変更を行い、OSMのデータをアップロードしない場合、`changeset` や `uid` は特に必要ありませんが、OSMファイルの形式として保持する必要がある場合、以下のように適当に値を設定して問題ないそうです。

ただし、way id="123456789" は、衝突しない値にすることに留意します.

これが設定できているかを、JOSMとQGISの両方で確認します。

ん。JOSMについては確認できました。

でもJOSMに表示できても、GIS-DBには落せないことは、以前に多々ありました。で、その時はQGISにも表示されない。逆に考えればQGISに表示されれば、GIS-DBには落せるかもしれない、とは言えます。

とりあえず、OSMをQGISにドラッグして、全部表示させます。

見にくので、lineだけの表示にします。

表示できました。

さらにを路線拡張。ここまでは予定通り(地図を見ながら、駅順番や位置情報を補正(これが結構なテマ)

GISを作っていると、その場所に対しての知見が増えて、都市開発している気持ちになってきます  ――

『もう、福岡に遷都でよくね?』という感じになります。

 

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