嫁さんから、会社に電話がかかってきて、「ドアが開閉できなくなった」との連絡を受けました。
まあ、私、ドアノブの修理に関しては、学生時代の下宿でずっとやってきて「普通に修理できる」という自信がありました。
ところが、
―― レバーハンドルが動くのに、ラッチボルトが外れない
こんな現象は見たことがありません。
レバーハンドル部を外して見てみたのですが、原因が分かりませんでした。
ラッチ部分も、外部からは異常を観測できませんでした。
ただ、ラッチ部分に見なれない金属片が飛び出ているので、そこをペンチで押さえながら、レバーハンドルの可動部を回してみたら、たまたまラッチボルトが動きました。
私は、そのタイミングを逃さずに、ドアを開きました。
その後、一気にドアノブを解体しました。
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観測の結果、ラッチの伝達部が金属疲労で破損して、まったく開閉ができなくなりました。
開閉ができないのでドアノブを分解することもできない、というデッドロックの状態になってしまいました。
このような状態が、トイレなどの密室で発生したら、逃げだす手段がありません。
そこで、あらかじめドアの一部を破壊して、脱出方法を確保しておくことにしました。
で、今日は、自分用のメモとして、こんな動画を作っていました。
So today, I made this video as a note for myself.
後になって分かたのですが、こんなに苦労しなくても、木ネジを外すだけで「すきま」を作り出すことができることが分かりました。
今回は、業者さんを呼んで、4つドアのラッチボルトの交換作業をお願いしました(材料費込みで、1万4000円)。業者さんによれば、「金属疲労で、予兆なくいきなり壊れる」ということです。
ということは、器具を交換しても「閉じ込めが発生する可能性は残る」ということです。
このような事故(最悪、閉じ込めによる死亡事故(餓死))はなかったのかと尋ねたのですが、まだ、聞いたことがないそうです。
業者さんに対策を聞いたら、「トイレに、スマホを持って入る習慣を付けるしかない」とのことでした。
以上より ――
江端家では、このプラスチックカードを、閉じ込められる可能性のある全てのドアノブに設置しました(全部で5箇所)。