こぼれネット

『会社も他人もどうなろうと知ったことか』をベースとする私の価値観において、自分の中の暴力装置を動かすのは、それなりにエネルギーがいるのです。

私は、自分自身が「組織の問題児」であるという自覚があります。

I know I am a "problem child" of the organization.

そもそも、私には、組織を愛するという考え方(愛社精神とか、愛校心とか、地元愛とか、愛国心)が、希薄です。

To begin with, I do not have a strong sense of love for the organization (company spirit, school spirit, local love, patriotism).

「ない」という訳ではないと思うのですが、それに対する強い愛は「弱い」、という気がします。

I don't think it's "no," but I feel intense love for it is "weak."

組織への帰属感というのは、社会生活における基盤でもあるので、この帰属感が薄いということは、ある意味、「組織における問題児」といっても、過言ではないような気がします。

Since a sense of belonging to an organization is the foundation of social life, I think that it is not too much to say that those who lack this sense of belonging are, in a sense, "problem children in the organization.

でも、まあ、誰も彼も、方向や大きさの違いはあれども、組織の問題児であると思います。

But, well, I think everyone is a problem child of the organization, albeit in different directions and sizes.

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最近、というか、ずっと昔から思ってきたのですが、私は、その「問題児を"直す(または"潰す")装置」として使われることが多いようです。

Lately, or so I have thought for a long time, I have often been used as that "device to "fix" (or "crush") problem children.

ロジック(屁理屈)と暴力(権力)を使って、『問題発生を抑止する装置』です。

It is a "device to deter the occurrence of problems" using logic (quibble) and violence (power).

「毒をもって毒を制する」の、完璧な実施例です。

This is a perfect example of "conquering poison with poison.

まあ、年齢を取っているので『睨み』はききますし、脅しとすかしの使い分けもやります ―― ただ、面倒くさいですけどね。

今でも、会社で安全衛生委員として、社員の職場環境を、会社の規定されたフォーマット("5S"なるルール等)に押しつけるように弾圧を続けています。

I'm getting older, so I can 'glare' and use threats and scolding, even if it's just a pain.

『会社も他人もどうなろうと知ったことか』をベースとする私の価値観において、自分の中の暴力装置を動かすのは、それなりにエネルギーがいるのです。

In my value system, "I don't care what happens to the company or others," it takes some energy to move the violent device inside me.

でも、ご存知の通り、私は「会社の犬」ですから、ミッションが与えられれば、それを完遂するように動くのです。

忘れないでください ―― 私は「会社の犬」です。

But as you know, I am a "company dog," so when given a mission, I work to complete it.

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新たに与えられるミッションを聞いた瞬間に、「組織の狙い」が見えてしまうことが、『嫌だなぁ』とも『面倒くさいなぁ』とも思います。

I both 'hate' and 'find it troublesome' that the moment I hear about a newly given mission, I can see the 'aims of the organization.'

もうそろそろ『縁側で、日向ぼっこしながら、お茶をすするような仕事にしてもらってもいい頃だ』とも思うのですが、それはそれで、辛いだろうな、とも思います。

I think it's about time for me to get a job where I can sip tea in the sun on the porch," but I also think that would be harsh.

シニアも、シニアなりに、日々、悩ましいのです。

Seniors, in their own way, are also troubled daily.

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