今でも、会社で安全衛生委員として、社員の職場環境を、会社の規定されたフォーマット("5S"なるルール等)に押しつけるように弾圧を続けています。

2024年4月1日

中学や高校の課外クラブ活動(いわゆる部活)というのは、私達にとってはごく普通の日常であったと思います。

Extracurricular activities in junior high/high school are every day in Japan.

何のコラムで読んだのか忘れましたが、中国では、この「部活」という概念がなく、アニメやコミックの中で登場する、この「部活」が一種のフィクションまたはイリュージョンとして把握されているらしいとのことです。

In China, there is no concept of "Extracurricular activity in junior high/high school," Chinese people grasp that it is a kind of fiction or fancy dream.

『文化の違いだなぁ』と深く感に入ったのを覚えています。

I moved to hear the story by thinking of a "different culture."

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日本のアニメやコミックでは、よく「風紀委員」というものが登場します。

"School committee for discipline" often happens in Japanese comics and animation.

特に恋愛もののコンテンツに良く登場します。まあ、「恋愛」と「風紀」というのが対立概念(か、どうかは知りませんが)から導かれるストーリーが、面白い、と。

It is about to appear in love stories. The opposition between "love" and "moral" amuses readers.

実は、私、この「風紀委員」なるものが、フィクションだと思っていたのです。

To tell you the truth, I thought "School Committee for Discipline" was a fiction

昨日まで。

Until yesterday.

嫁さんの高校に、風紀委員がいたと聞いて驚いてしまいました。

I was shocked to hear from my wife that "it existed."

私の狭い概念では、

By my narrow thought

風紀委員

"School committee for discipline"

組織による私生活への干渉

"Enforcement of personal privacy" by school

国家による表現の自由の制限

"Restriction against freedom of expression by government"

戦前の特別高等警(いわゆる特高)

"Special political police in WW2"

ちょっと他の人とは違う、歪な閉じた思考形態が完成しておりまして、「風紀委員」なる存在を(無意識に)拒否していたようです。

I have completed the above funny sequences and unconsciously denied the existence of the "School Committee for Discipline" for a long time.

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まあ、私も、中学や高校では、生徒会役員として、生徒の自主的な表現の自由(頭髪、着衣、その他)の弾圧を続けていましたし、

However, I kept cracking down on students' free expression (hairstyle, clothes, etc.) as a member of the student government.

今でも、会社で、安全衛生委員として、社員の職場環境を、会社の規定されたフォーマット("5S"なるルール等)に押しつけるように弾圧を続けています。

Now, I keep cracking down on coworkers to enforce company rules("5S", etc.) as a safety and health committee member.

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自由を標榜する者が、自由の弾圧者である ―― ということは、結構、普通に見られる日常ですけどね。

"A person who advocates free is a person of coercion" in a day-to-day situation.

2024年4月1日2014,江端さんの忘備録

Posted by ebata