こぼれネット

私は『幸せに狂っている私』がいい。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

私は、物心ついた頃から、ボンヤリと、

I have been thinking about this for as long as I can remember.

「私とは、私という"主体"と、私という"客体"である」

I am both the subject of me and the object of me.

と、思ってきました。

(これ、オルテガの「私とは、私と私の環境である」をパクっています)

(This is the mimics Ortega's phrase "I am what I am and my environment")

判りにくかったら、「私は私の"クローン"と生きている」でも「私は私の"双子"と同居している」でもいいです。

If it's hard to understand, I say "I'm living with my clone" or "I'm living with my twin".

要するに、私の中には、私を動かす私と、その私を観測する私の、2人いる、ということです。

In short, I have two people, one who moves me and the other who observes me.

で、私が思うに ―― 『自分が嫌い』な人は、その観測者の評価が厳し過ぎる。

And I think -- people who 'hate themselves' are too harsh in their observers' estimation.

365日、24時間、一緒に生きている「私」を、「私」が嫌ってしまったら、「私」が可哀想すぎます。

I would feel too sorry for "me" if "I" hated the "me" that I live with 365 days a year, 24 hours a day.

一番近くにいる「私」が「私」を守ってあげなくて、どうする。

What if the "I" closest to "me" doesn't protect "me"?

「上手くできない私」を『よしよし、大丈夫。今度は上手くいくよ』といって、一番甘やかせることのできる人間が、「私」以外の誰がいるというのでしょう。

Who else could it be but "me", who can indulge me with saying 'It's okay, I'll get it right this time,", whenever I fail.

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私の場合 ―― さらに、自分を甘やかすだけで止まらず、

In my case, I don't stop indulging myself.

『私は悪くない。1mmも悪くない。全ては、私以外の世界が悪い』

"It's not my fault at all. It's all the world's fault but me"

と 「本気」で思っています。

I "seriously" believe that.

なぜ、私は、そう思えるのか。

Why can I think that?

「世界が悪い」のであって、「私は悪くない」からです。

It's because "the world is bad" and "it's not my fault.

少なくとも、「世界の中心は私である」という思想からは、この「事実」しか導出できません。

At the very least, this is the only "fact" that can be derived from the idea of "I am the center of the world".

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もっとも ―― これまで、多くの人間から、私は、「狂っている奴」とか「幸せな奴」とか言われてきました。

However, I've been told by many people that I'm a "crazy guy" or a "happy guy".

彼らは「軽蔑」も「悪意」もなく、また「敬意」も「憧憬」もなく、客観的な観測結果として、私に報告していました。

They reported it to me as an objective observation, without "disdain" or "malice" or "respect" or "longing".

そして、私も、「観測者」としての彼らの意見を聞いてきました。

And I've heard their opinions as "observers" as well.

私は、彼らの「観測結果」を信じています ―― だから、私は、『幸せに狂っている奴』なのでしょう。

I believe their 'observations', So "I'm a 'happy crazy guy", I guess.

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『幸せに狂っている奴』だけが、『自分が嫌い』という呪いから逃れられるのであれば ――

If only the "happy crazy guy" could escape the curse of "I hate myself",

私は『幸せに狂っている私』がいい。

I want to be the "happy crazy guy".

私は、「あなたはあなた自身だけで価値があるんだよ」というような、『優しい言葉』はいりません。

I don't want "kind words" like, "You're worth it on your own".

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