こぼれネット

『先輩、こんな暴挙を許していいんですか! 武装して強制排除しましょう!!』

私は学生の頃、大学の自治会の役員に立候補したことがあるような気がします。

When I was a college student, I was about to become a candidate of student association.

なんで、そんなあいまいな言い方をするかというと、―― よく覚えていないからです。

The reason why I tell you like such an ambiguous talking is that I don't remember it.

私の大学時代は、大きく前半と後半に大別できると思っております。

I think I can divide the former college life, and the latter.

前半を代表する内容はこちら「正しいデモのやりかた」になります。

This "Right way to demonstrating" was a representing column of the former, and

後半を代表する内容はこっち「やさしい水素爆弾の作り方 」ですね。

This "Right way to make hydrogen bomb" is of the latter.

大学自治会と強いコネを持っていたので、「名前を貸してくれ」と言われたら、ホイホイと名前を貸していたりしていた訳です。

At the former period, I had a strong connection with the association, so I usually gave my name easily.

ま、そんな訳で、

For the reason,

様々な政治的な集会のポスターが無秩序に張られ、ペンキで「インターナショナルの歌詞」や、チェ・ゲバラやトロツキーの語録が書き殴られた壁の中、

I could be in a walk around the front office of the association, that there are many posters and graffiti a politically charged term on the whole walls.

自治会本部の部屋にスタスタと入っていく私を、工学部の友人達は、畏怖(というか驚愕というか、嫌悪というか)の目で見ていたように思います。

I think that my friends of engineering department looked at me with awe (or consternation or disgust).

-----

ある日のこと、鴨川の東側に位置する、日本を代表する国立大学を拠点とする左翼集団が、こともあろうに、私の大学のキャンパスで集会を開いていました。

At a day in my college life, left-wing militants based on the famous National University in Kyoto occupied the college campus and held a rally.

私は激怒しました。

I was inflamed with rage.

これが学内の極右団体の集会や、カルト宗教団体の勧誘であったとしても、私はこれほどには怒らなかったと思います。

Even if they were right-wing extremists or religious cults, I believed that I didn't be in a rage.

他の大学の団体に、自分の大学のキャンパスを占拠されている屈辱で、体が震えるほどの怒りを感じました。

I felt tremble anger with abasement with controlling effectively by left-wing militants of neighbor college.

-----

『先輩、こんな暴挙を許していいんですか! 武装して強制排除しましょう!!』

"Can we forgive this outrange, Chairman! Armed and let's eviction!!"

I exclaimed.

と叫び続ける私に、自治会の先輩は、私には応えず、彼等の集会を冷静な目で観察し続けていました。

The chairman of the association ignored me, and he kept silent and watching them quietly.

その態度は(江端、今は動くな)と無言の圧力をかけるものでした。

The attitude seemed to be a kind of pressure for me, with "Ebata, don't move now"

今になって思えば、自治会の先輩の判断は正しいものだったと思います。

Now I think that his judgment seemed to be correct.

彼等の全国的な組織力、武力、統率力等、そして「彼等は集会を終えれば、立ち去る」ことなどを、総合的に判断すれば、

I should have thought of their powers, organizations, forces, and the fact "they left from our campus eventually".

こちらから「仕掛ける」ことは、政治的に正しい行動ではなかったのです。

"Lunching any attach from our side" was not correct politically.

-----

今、クリミア半島では、ロシア軍による実効支配中が進行中のようです。

Now in the Crimea peninsula, the Russian military seems to be in progress under the effective control.

そこには、私のような者と、先輩のような者がいるはずです。

There seems to be two types of person in peninsula, like me and like the chairman.

彼らがどう動くのか、今、私は注意深く見守っています。

I am watching carefully how they move now.

モバイルバージョンを終了