サッカー、野球、バレー、ありとあらゆるスポーツも"AI+センサ(カメラ等)+コンピュータ"で片付けていいんじゃないですか?

2024年12月30日

アインシュタインは、天才論理物理学者であることに疑いはないのですが、それでも、私が知る限り2つミスっています。

宇宙定数項の導入と、量子力学の否定です。

ただ、この2つの否定が、次のステップの大ジャンプとなったことは事実であり、『ミス=悪いもの』とはならない良い事例になっています。

さて、私が待ちにまっていた、NHKの「NHKスペシャル 量子もつれ アインシュタイン 最後の謎」が放映されました。

ここ数日は、これに関する私のレビューで溢れるかと思います(で、多分PVは落ち込むことでしょう)。

ですので、行き成り、番外編から書いておきます。

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私も、量子コンピュータシリーズを執筆していて、その解説にめちゃくちゃ苦労した記憶があります。

特に、「量子もつれ」については、勉強→理解→発狂→感動→感涙 という経緯を経て、その説明用メタファに至るまで、かなり時間がかかりました。

NHKはこの番組で「だるまさんが転んだ」と、「ネジリン(量子の擬人化)と鬼(ネジリンの観測者)」というメタファを使っています。

これが良いかどうかは分かりませんが、私には、私の考えたメタファの方が分かりやすいです(当たり前だ)。

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「だるまさんが転んだ」という遊びは、典型的な遊戯ではありますが、静止が壊れれている状態を「鬼とプレーヤー」が合意しないと成立しない面倒なゲームであります。また観測時間を長くすれば、静止状態が崩れやすくなるのは当然です。

で、思ったのですが、

―― 「だるまさんが転んだ」スマホアプリ

というのを、だれか開発してみませんか?

スマホのカメラを使って、静止状態の許容距離やベクトル、そして、観測時間の上限設定をするコーディングをすれば良いです。

情報工学の大学の卒論あたりのテーマとしては、妥当と思うのです。

画像処理技術や、各種アルゴリズムはネットに落ちているものを拾って、組み合わ(インテグレーション)せれば良いでしょう。私なら、インテグレーションできただけで、卒業認定します。

で、そのアプリは、無償で開放する、と。

コンピュータの判断に因るのであれば、子どもたちも、納得し、かつ安心して、「だるまさんが転んだ」を楽しめるという訳です。

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嫁さんには、この話をしていません。嫌な顔をするのは分かっているからです。

これを読んでいる多くの方も、嫌な顔をしているでしょう。子どもには、こういう「鬼とプレーヤー」が合意する機会が必要だ、と思うからでしょう。

でも、もう、私、そういう人間関係に関する基本的な能力も、AIに丸投げしてもいいんじゃないかな、と思っているんです ―― かなり本気で。

サッカー、野球、バレー、ありとあらゆるスポーツも"AI+センサ(カメラ等)+コンピュータ"で片付けていいんじゃないですか?

公平性の担保も簡単で確実です。AIのソースコードと試合中のデータを全部公開すれば、それで足ります。

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私たち人間は、自力で「いじめ」の認定すらできないのは、もう十分に分かりました。

ならば、一度、全部AIに投げてみるのもありかと思っています。

多分問題は出てくると思いますが、やってみなければ、その問題が何なのかも分かりませんからね。

AIではダメだ、と分かれば、その時に、止めればいいんです。

AIは、人間と違って既得権益に囚われませんから(AIを提供する側の既得権益の問題はあるかもしれませんが)。

2024年12月30日未分類

Posted by ebata