今、これから発生する数万人規模の死体収容所を作っている ―― って、どこの世界線(ディストピア)の話? と聞きたくなります

2023年5月21日

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

つまるところ、「人が集まらなければ、クラスターは発生することができない」のです。

After all, "If you don't get together, you can't create a cluster."

そして、今のところ、我が国に関しては、この「クラスター潰し」が、ぎりぎり有効な範囲にあります。

And so far, in Japan, this "cluster crushing" is in a marginally effective range.

もっとも、我が国でも、この「クラスター潰し」も限界に近くなってきているようです。

However, in Japan, this "cluster crushing" seems to be reaching its limit.

これが「感染経路が分からない」というものです。

This is "we cannot know the route of infection."

ちなみに、欧米では、「クラスター潰し」のフェーズを離れ、手遅れになっているのはご存知の通りです。

By the way, as you know, in Europe and the United States, it is too late to leave the "cluster-crushing" phase.

今、これから発生する数万人規模の死体収容所を作っている ―― って、どこの世界線(ディストピア)の話? と聞きたくなります

Now, they are building tens of thousands of corpses in the future. I want to ask what the worldline (dystopia) is.

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「クラスター潰し」の観点から、学校、会社、集会、イベントを自粛するのは、(個人の経済的事情を無視するのであれば)最適戦略です。

From a "cluster crushing" perspective, refraining from schools, companies, gatherings, and events is an optimal strategy (if you ignore the economics of an individual).

しかし、学校、会社、集会、イベントを自粛しながら「夜の歓楽街に出掛ける」という人間は、はっきり言わせて貰えば、

However, persons who "are going to the red light district at night" while restraining schools, companies, gatherings, and events,

『あんたたち、脳があるのか?』

"Do you have a brain?"

と尋ねたくなるくらい、理解不能です。

I do not understand them at all.

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そこで、私、経済活動をそこそこのレベルで維持しつつ、クラスター発生を防止する一つの案を提案したいと思います。

Therefore, I would like to propose a proposal to prevent clusters while maintaining economic activity at a reasonable level.

「音声コミュニケーションの絶対的な禁止命令」

"Absolute ban on voice communication"

です。

■いかなる状況であっても、対人間で会話をしてはならない(例外なし)。

- You should not speak to anyone at any place.

■コミュニケーションは、一定の距離(数メートル)を維持しながら、全て、SNS等のリアルタイムのテキストメッセージのみでで実施する。

- All communication is carried out using only real-time text messages such as SNS while maintaining a certain distance (a few meters).

■スマホが使えない人は、メッセージボードで会話をする。

- Talk on the message board if you can't use a smartphone.

■どうしても音声による会話が必要であれば、全て電話で行う、または、電話会議を実施する。

- If a voice conversation is absolutely necessary, you can use a phone or telephone conference.

これは、現時点で多くの会社で実施されています。

Many companies are currently implementing this.

この条件が満たされるのであれば、私は、バー、キャバクラ、メイド喫茶は再開しても良いと考えています。

If this condition is fulfilled, I will resume bar, cabaret club, and maid cafe.

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ところで、

By the way,

江端家は、一度、家族4人で、秋葉原にあるメイド喫茶なるものに行ったことがあります。

The Ebata family once went to a maid cafe in Akihabara.

待ち列に並んでいる最中、家族全員が、不快と酸欠で顔色が悪くなっていました。

While in the queue, the whole family had turned pale due to discomfort and lack of oxygen.

私が「離脱」を提案したところ、1秒後に家族全員が同意して、5秒後に店の外に敗走しました。

When I proposed "withdrawal," the whole family agreed one second later and broke out of the store five seconds later.

その時、シュタインズゲートの中に登場していた「メイド喫茶」への幻想は、私の中で、完全に破壊されました。

At that time, the illusion of a "maid cafe" that appeared in Steins Gate was completely destroyed in me.

閑話休題

Restless talk

(続く)

(To be continued)

2023年5月21日2020,江端さんの忘備録

Posted by ebata