『この件に関しては、江端さんしか頼れる人がいないんです!』
以前、「他の人が忙しいから」と、私に仕事を振ってきた奴がいました。
I once had a guy who gave me a job because "other people were busy."
『死ね、馬鹿野郎』と、私は、今でも腹を立てています。
'Die, you idiot,' I said, still angry.
こんな言い方では、『私が暇そうに見える』と言われているのと同じです。
In this way, it has the same meaning as 'I look bored.
こんな奴の依頼は『拒否』の一択ですが、業務の場合はそれができないこともあります。
The only option for a request from someone like this is to 'refuse,' but that may not be possible in the case of business.
それでも、私が、このような言い方をされたら、私はその人間のことを忘れません ―― 最悪の印象とともに。
Still, I will not forget the guy with the worst possible impression.
この程度の配慮は、年齢を重ねれば、なんとなくできてくるものですが ―― いつまでたっても、それができない人間もいるものです。
This level of consideration comes with age -- but some people can't do it forever.
例えば、「私(江端)」です。
For example, "I (Ebata).
-----
私は、私の言動(ブログやコラムを含む)で、多くの人を傷つけてきたと思います。
My words and actions have hurt many people (including my blog and columns).
『自分だけは例外』などと思うには、私は、これまで色々なことを『語り過ぎてきた』と思います。
I have "talked too much" about too many things to think I am the exception.
人を傷つけない方法は、
How not to hurt people, are, I think,
「黙り続けること」「語らないこと」「自分の本心を明らかにしないこと」
To remain silent, not speak, and not reveal one's true feelings.
ぐらいでしょう。
もっとも、これはこれで、かなり難しいです。
However, it is much more difficult to do.
ともあれ『「何かを語る」ということは「誰かを傷付ける」と同義である』ということは、覚えておくべきでしょう。
We should remember that 'talking about something' is synonymous with 'hurting someone.
「いい人」で居続けたいのであれば、黙っていることです。
If you want to remain a "good guy," keep your mouth shut.
ちなみに、上記のフレーズの逆相は、
Incidentally, the reverse phase of the above phrase is,
―― 語れば、必ず「悪い人」になる
"Talking will always make you a "bad person.""
です。
-----
ちなみに、上記の「他の人が忙しいから」についてですが、その真偽はどうあれ、この場合に使うべきフレーズは、
By the way, regarding the above "because others are busy," whatever the truth of that, the phrase to use in this case is,
『この件に関しては、江端さんしか頼れる人がいないんです!』
'There is no one else I can turn to but you, Ebata-san, on this matter!
です。
繰り返しますが「真偽はどうあれ」です。
Again, "whatever the truth may be."