―― 終生、素人

私の人生において、私は『目立ちたい』と思ったことはありません。

In my life, I have never wanted to 'stand out.

私の深層心理については、私はよく分かりませんが、私の表層心理においては、本当に、そんなことを望んだことは、一度もありません。

As for my deep psyche, I am not sure, but in my surface psyche, I have never, really, wished for such a thing.

現在、某学会での発表と聴講を行っているのですが、私が質問すると、概ね、失笑や苦笑が、会場から発生しているように思えます(気のせいではないと思う)。

I am currently presenting and auditing a presentation at a conference. When I ask a question, there generally seems to be a giggle or a chuckle from the audience (I don't think it's my imagination).

『見苦しい英語であろうが、そんなこと構っていられるか』と振り切れるくらい、正直、今の私は追い込まれているのです。

悪い意味で「目立っています」。

I "stand out" in a bad way.

まあ、人生も終盤になってくるとプライドとかも無くなります(その逆の人も多いと思いますが)。

Well, when I get to the end of my life, I no longer have pride or anything like that (although I think many people are the opposite).

これといった実績もなく、ここまで生きてきた私は、どの分野においても、

I have lived this long without any accomplishments -- in any field,

―― 終生、素人

"I have been an amateur in every field of life."

なのだと思います。

で、まあ、それでいいかな、と、思っています。

And, well, I guess that's it.

―― こんなに英語がダメダメな奴が、こんなもしょーもない質問しているなら、私も質問してみようかな

2024,江端さんの忘備録

Posted by ebata