友人の一人から『ライブに出演してみないか』と誘われたことがあります。
私、多くの若者と同じように、中学生の頃にフォークギターを『かき鳴らして』いたことがありました。
Like many young people, I used to 'strum' the folk guitar in junior high school.
『かき鳴らしていた』というのは、文字通り『かき鳴らしていただけ』です。Fコードを押さえることができた、というのが、私のギター技術の上限でした。
When I say 'I was 'strumming,' I just 'strummed'... I could hold down an F code, the upper limit of my guitar skills.
そんな私に、友人の一人から『ライブに出演してみないか』と誘われたことがあります。
One of my friends once asked me if I would like to perform in a live concert.
当然ですが、その当時の私は、誰もと同じように身の丈にあった『バカ』であったと思います。
Of course, I was a 'fool' of my stature then, just like anyone else.
しかし、さすがに、『Fコードを押さえることができる』だけの人間をライブ出演に誘うのは「どう考えても、おかしい」と思う程度の分別はありました。
However, as expected, I had enough sense to think that it would be "strange, no matter how you think about it," to invite someone who can only "hold the F code" to perform live.
当然、私は断わりました。いくら私がバカでも、人前で演奏できるかどうかくらいは、判断できましたので。
Naturally, I refused. No matter how stupid I was, I could at least judge whether I could perform in public.
なんで、こんなことを書いているかというと、Amazon Primeで「ぼっち・ざ・ろっく」をぼんやりと眺めているうちに、ふと、このことを思い出したからです。
I am writing this because I suddenly remembered this while idly watching "Botch the Rock" on Amazon Prime.
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今、思い返すと、もしかして、あれは、
Now that I think back on it, maybe it was something like a
―― ライブ詐欺
"Live scam"
という様なものだったのかもしれません。
Maybe it was like that.
「ライブ詐欺」というのは、たった今、私が思いついた言葉なのですが、例えば、『ライブチケットの販売ノルマを強制させられる』というような詐欺なら、十分にありそうじゃないですか。
Live scam" is a term I just came up with, but wouldn't it be enough if the scam was, for example, 'forced to sell a quota of live tickets'?
しかも、当時の私は、法律の知識もない、ただの中学生です。簡単に騙せたと思います。
Moreover, I was just a junior high school student without any law knowledge. I could have easily fooled them.
当時の私は「おかしい」とは思ったものの、「怪しい」とは1mmも思いませんでした。
I thought it was strange then but didn't think it was suspicious.
『眩しいくらいに無垢で純粋な私(江端)』 ―― 今の私からは想像もできないような私が、当時は、確かに存在していたのです。
I was 'dazzlingly innocent and pure (Ebata)' - I certainly existed then in a way that I can't even imagine from what I am now.
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改めて考えると、
Once again, I think,
『子どもを騙すのって、もの凄く簡単だなぁ』
"It's so easy to cheat a child."
と、今、深々と実感しています。
I am now deeply aware of this.
今後、私が、職にあぶれて、喰い詰めて、本当に困ったら『子どもを狙う大人』になりそうだと思いました。
I thought that in the future, when I am out of work, hungry, and in real trouble, I will become an "adult who targets children.
ぶっちゃけ、これは美味しいですよ。
To be frank, this is easy.
なにしろ、騙す相手は、法律の知識もなく、犯罪の被害者になっているという自覚すらない、本当に"ちょろい"相手ですから。
After all, the people you are cheating do not know the law and are not even aware that they are the victims of a crime.
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それゆえに、未成年相手に、性行為を強要させたり、詐欺で金を巻き挙げたりするような大人なんて、『この社会から排除してもいい』と思うんですよね。
Therefore, I think that adults who force children to engage in sexual acts or scam them out of money should be 'removed from this society.
未成年相手の犯罪者は、他の犯罪者と切り離していいと思うのです。「更生機会を与える必要すらない」と思うんですよ。
I think we can divide offenders dealing with children from other offenders. I don't think they should have a chance for rehabilitation."
それが無理なら、一般法を適用するとしても、マイナンバーカードに犯罪歴をデジタルタトゥーとして永久記録してもいいんじゃないか、と思うのです。
If that is not possible, I believe that even if we apply the general law, we can permanently record criminal records as digital tattoos on the personal number card.
『子どもに手を出した奴に、未来はない』 ―― それでいい、と思う。
'There is no future for those who commit crimes against children' -- that's fine, I guess.
まあ、ゆっくりではありますが、その方向に法律が改正されていることについては、私は支持しています。
I support the fact that the law is slowly changing in that direction.
例えば、この条令における年齢制限を外した上で、「ネット・ゲーム依存症」を、「セックス依存症」と置き換えたら、どうなるかな、と。