シガーライターの電位チェック、ドラレココネクタの電位チェック



入念な配線のチェックで、ドライブレコーダの設置(取替え)完了。

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給電線を切断してチェックしたら、3本あって、黒色だけがGND、赤色と黄色が両方13Vで赤と黄色はショートしていました(ちょっと意外な感じ。3線にしているのは理由があるのかな)。
で、ChatGPTに聞いてみました。
はい、その構成は珍しくはありませんし、きちんとした理由があります。
結論から言うと、その3線は**「冗長化+ノイズ/電圧安定対策」**のためである可能性が高いです。
観察された状態の整理
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黒:GND
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赤:+13V
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黄:+13V
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赤と黄は内部でショート(同電位)
これは「信号線が2系統ある」のではなく、電源線を2本並列にしている構成です。
なぜ +13V を2本にするのか
① 電流分散(線材コスト対策)
シガーソケット用ケーブルは、
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太くするとコスト増
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柔軟性が落ちる
という問題があります。
そのため、
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細めの線を2本並列にして
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合成的に必要な電流容量を確保
という設計はよく使われます。
特にドラレコは
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起動時
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録画開始時
に瞬間的に電流が増えるため、この対策は合理的です。
② 電圧降下対策
シガーソケットは
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接触抵抗が大きい
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経年でさらに悪化
しやすい部位です。
電源線を2本にすると、
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線路抵抗が半分に近づく
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電圧降下が抑えられる
結果として、
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起動失敗
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リセットループ
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ノイズ起因の誤動作
を防げます。
③ ノイズ・EMI対策(意外と重要)
ドラレコ内部には
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DC-DCコンバータ
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高速デジタル回路
があります。
電源線を2本にすることで、
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電流ループが分散
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高周波インピーダンス低下
という効果があり、
映像ノイズや誤動作防止に寄与します。
④ ヒューズ・シガープラグ側の都合
シガープラグ内部では
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ヒューズ → 分岐 → ケーブル
という構成になっていることが多く、
その分岐点から
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赤
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黄
の2本が出ているだけ、というケースもあります。
この場合、ケーブル途中で再合流していても不思議ではありません。
「ACC線では?」と思う点について
黄色線=ACC というイメージがありますが、
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シガープラグ給電のドラレコではACCは不要
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ACC制御は本体側 or 別売ハードワイヤキットで実装
されるため、
今回の黄色はACCではありません。
結論
3線構成の理由は以下の複合要因と考えてよいです。
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+13V線の並列化による電流容量確保
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電圧降下・接触不良対策
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ノイズ耐性向上
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シガープラグ内部構造の都合
「赤と黄がショートしている」というのは、
安価かつ堅実な車載電源設計の典型例です。