シガーライターの電位チェック、ドラレココネクタの電位チェック

2025年12月14日

入念な配線のチェックで、ドライブレコーダの設置(取替え)完了。

今回購入したドラレコはこちら↓ (クリックするとAmazonに飛びます)

給電線を切断してチェックしたら、3本あって、黒色だけがGND、赤色と黄色が両方13Vで赤と黄色はショートしていました(ちょっと意外な感じ。3線にしているのは理由があるのかな)。

で、ChatGPTに聞いてみました。

はい、その構成は珍しくはありませんし、きちんとした理由があります。
結論から言うと、その3線は**「冗長化+ノイズ/電圧安定対策」**のためである可能性が高いです。


観察された状態の整理

  • :GND

  • :+13V

  • :+13V

  • 赤と黄は内部でショート(同電位)

これは「信号線が2系統ある」のではなく、電源線を2本並列にしている構成です。


なぜ +13V を2本にするのか

① 電流分散(線材コスト対策)

シガーソケット用ケーブルは、

  • 太くするとコスト増

  • 柔軟性が落ちる

という問題があります。

そのため、

  • 細めの線を2本並列にして

  • 合成的に必要な電流容量を確保

という設計はよく使われます。

特にドラレコは

  • 起動時

  • 録画開始時
    に瞬間的に電流が増えるため、この対策は合理的です。


② 電圧降下対策

シガーソケットは

  • 接触抵抗が大きい

  • 経年でさらに悪化

しやすい部位です。

電源線を2本にすると、

  • 線路抵抗が半分に近づく

  • 電圧降下が抑えられる

結果として、

  • 起動失敗

  • リセットループ

  • ノイズ起因の誤動作

を防げます。


③ ノイズ・EMI対策(意外と重要)

ドラレコ内部には

  • DC-DCコンバータ

  • 高速デジタル回路

があります。

電源線を2本にすることで、

  • 電流ループが分散

  • 高周波インピーダンス低下

という効果があり、
映像ノイズや誤動作防止に寄与します。


④ ヒューズ・シガープラグ側の都合

シガープラグ内部では

  • ヒューズ → 分岐 → ケーブル

という構成になっていることが多く、
その分岐点から

の2本が出ているだけ、というケースもあります。

この場合、ケーブル途中で再合流していても不思議ではありません。


「ACC線では?」と思う点について

黄色線=ACC というイメージがありますが、

  • シガープラグ給電のドラレコではACCは不要

  • ACC制御は本体側 or 別売ハードワイヤキットで実装

されるため、
今回の黄色はACCではありません


結論

3線構成の理由は以下の複合要因と考えてよいです。

  • +13V線の並列化による電流容量確保

  • 電圧降下・接触不良対策

  • ノイズ耐性向上

  • シガープラグ内部構造の都合

「赤と黄がショートしている」というのは、
安価かつ堅実な車載電源設計の典型例です。

2025年12月14日未分類

Posted by ebata