緩和ケアおよびモルヒネ使用に関して、読者の方から頂いたメール
緩和ケアおよびモルヒネ使用に関する内容について、読者の方からメールを頂きました。
とても有用な情報が満載でしたので、ご本人のご許諾を頂き、メール本文を公開させて頂きたいと思います。
きっかけとなった記事↓
江端さま
以前、
いつも「こぼれネット」を興味深く、楽しく拝読しております。
さて、
https://wp.kobore.net/2026/02/
にて触れられていた、
父を胆管癌で亡くした経験から、「看取る側」の体験談として、
父は北大工学部出身で助教授を務めていた、
胆管癌が判明した際も、感情的になるより先に「原因と結果」
切除手術後も腫瘍マーカーが下がらず、
一方で、
モルヒネパッチ(経皮投与型の医療用モルヒネ)
父は使用前にかなり調べ、
当時の父の言葉をまとめると、
・中毒性はない(少なくとも自分の調べた範囲では)
・それまでの不快感が嘘のように軽減した
・多少の高揚感はある(薬の影響かもしれない)
・便秘になりやすい点だけが不快
・車の運転ができなくなったのが一番残念
といったもので、総じて「使ってよかった」という評価でした。
ここまでが、いわゆる「緩和ケアに入る前」の話です。
癌が見つかってから約3年、
その考え方は非常に父らしく、
・栄養と水分を極力断つ
→ 癌の活動が低下し、不快感が減る
→ 脳内物質により多幸感が訪れる
→ 結果として穏やかな死に至る
という、ある意味徹底した理系的思考でした。
この決断を実行する場所として、
入院前、父には「
実際には「水分を完全に断つ」ことは病院側から明確に拒否され、
また、患者を苦しめないことを最優先に、
父自身も「もっと早くここに来ていればよかった」と言っており、
容体がさらに悪化した段階で、
・苦しそうであれば、ためらわず鎮静を行うこと
・鎮静後は覚醒しない可能性が高いことを理解しておくこと
・鎮静後も苦しむ様子があれば、鎮静剤の増量を躊躇しないこと
(増量が死に直結する可能性も説明されました)
最初の鎮静は母の判断で行われましたが、
医療スタッフの方々は、私の態度に少し驚いていたようですが、
父が亡くなった瞬間には、「やり切った」
長くなりましたが、少なくとも13年前の時点でも、
現在では、さらに一般的になっているのかもしれません。
ただし、経験からお伝えできるのは、
・痛みが完全に消えるわけではなく、不快感は残ること
・緩和ケアで「どこまでを是とするか」
この2点です。
最後に、少しネガティブな側面も記します。
父が入院していた緩和ケア病棟は、
看病中、
・隣室が慌ただしくなる
・翌朝、隣が空室になっている
・誰も面会に来ない患者さんがいる
といった光景は日常でした。
当時の妻(現在は離婚しています)は、
緩和ケアは本人には優しくても、
長文になってしまい申し訳ありません。
何か江端さまのご参考になれば幸いです。返信は不要ですし、
これからも、
"S"