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娘(長女)によれば、アニメ「日本沈没2020」は大変良いアニメだそうです。

私は、3分ほど視聴しただけで、現在見ていません。

原作からの乖離が、とても大き過ぎるように思えて、ちょっと辛いのです。

もちろん、私は、「いかなる二次創作も肯定する」と明言していますし、そのような創作物を「きちんと視聴しないままでで批判する人間」を批判していますので、当然、自分にもそのルールを適用しています。

私の体は、故小松左京先生の原作「日本沈没」と「さよならジュピター」(を一部として)できているといっても過言でもありません。

特に原作「日本沈没」は、巨大な地球科学のシミュレーションと、科学の本質的概念が登場し、これは、私の基本的な思想として定着しています。

で、皆さんに質問です。

アニメ「日本沈没2020」の中には、原作に含まれる、いかのようなパラダイムは登場しますか?

もし、このような、考え方が、アニメ「日本沈没2020」に登場するのであれば、私、がんばって、このアニメを見たいと思っています。

2020/07,江端さんの技術メモ

江端家では、2本の愛用包丁(南部鉄(*))があります 。これらの包丁は、長期の使用で私が修理を繰返して使い倒しています。

(*)鉄分補給がしやすい、という特徴があるそうですが、包丁(×鍋、×フライパン)でその効果が発揮できるのかは不明です

今回も柄が折れしまったので、Amazonで新しい柄を購入して修理することにしました。

で、こちらが解体した包丁。

解体に際に気を付けることは、包丁に力を加えないこと。包丁の金属の柄の部分は、すでに長期に渡って金属疲労が与えられ続けられており、簡単に「ポッキリ」いきかねないから。包丁の刃の柄が折れたら、もう再利用はできない

木の柄の部分と、プラスチック(黒)の部分を、ペンチやニッパーを使って、地道に破壊していくことが必要。

Amazonから届きました。

IMG-0608.JPG を表示しています

コンロで、刃の柄の先端が真っ赤になるまで加熱する。

IMG-0604.JPG を表示しています

あとは、鉄の柄を、木の柄に差し込むだけ。簡単にズブズブと刺さる。(私の場合)刃を立ててそのまま押し込みました。

IMG-0606.JPG を表示しています

本当は、この後、ロウを入れたりするらしいが、私は全部省略して、自然に冷えるのを待って作業を完了しました。

(追記)

その後、刃の柄が、木の柄にガッチリ固定されずに、グラグラしてしまうので、一度、刃の柄を出した後、木の柄の溝に木工用ボンドを投入して、一日程、放置した。

結果としては、固定されなかった。

これは、木工用ボンドが柄の中で固まらなかった為と思われる(多分、まだ液状になっているのだと推測)。

そこで、刃の柄を、木の柄に差し込んだ状態で、刃をコンロの火に晒してみた。これによって、木工用ボンドを強制的に乾燥させる為である。

上手く接着できたかどうかは、後日報告する。

以上

2020/07,江端さんの忘備録

学会事務局に、カンファレンスペーパーを採択して貰ったので、今は、学会発表(プレゼンテーション)用資料を作成しています。

The conference secretariat has adopted my conference paper and I am now preparing materials for the conference presentation.

通例の学会発表であれば、学会が開催される会場にいき、登壇して、発表してくるのが通常です。

If you are presenting at a conventional conference, you usually go to the venue where the conference is held, take the stage, and present your work.

しかし、コロナ禍の為、今や、ほとんどの学会発表は、全て「ビデオ映像 + Web展示」の発表となっています。

However, due to the corona disaster, most of the presentations at the conference are now all "video images + web exhibition".

つまり、

In other words,

■学会会場という概念がなくなり、登壇も不要。当然、本番で発表の失敗をする心配もなくなります。

The concept of a conference hall is eliminated, and there is no need to speak at the conference. Naturally, you won't have to worry about making a mistake in your presentation.

■リアルタイムの口語英語での質疑応答がなくなり、チャットや掲示板(文字)の書込みになります。

No more real time spoken English question and answer sessions. The alternative is to write on a bulletin board (text).

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―― これって、凄くね?

"How marvelous this is!"

って思いました。

I think that.

これは、私が、このコラムで提唱している、

That's what I'm advocating in this column.

第一の原則:英語での議論が必要となるような話題を「持たない」

First principle: don't "have" a topic that would require discussion in English.

第二の原則:英語での議論が必要となるような話題を「作らない」

Second principle: don't "create" a topic that would require discussion in English.

第三の原則:英語での議論が必要となるような話題を「持ち込ませない」

Third principle: "Don't let them bring in" topics that would require discussion in English.

のいずれも不要となる世界の実現です。

It is the realization of a world where none of this is necessary.

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もし、コロナ禍が今後も永久に続くとすれば ―― 「英語に愛されないエンジニア」を大量に保有している我が国にとって、

If the corona disaster continues indefinitely -- for our country, which has a large population of "Engineer not loved by English", this might be,

『ほんのわずかの福音』

"A Little Bit of Gospel"

と呼べるものかもしれません。

2020/07,江端さんの忘備録

江端:「昔はな、恋人同士が、『あーん』とか言いながら、自分の箸でおかずを、お互いに口元に運ぶ、というイベントがあってな・・・」

Ebata: "In the old days, there was an event where two lovers would say, 'Ahhhh' and carry the food to each other's mouths with their own chopsticks...

孫:「ママー、じいじが、カンセンリテラシーのない、つくりなばしを、しゃべているよー」

Granddad: "Mamma, Grandpa is talking a lot of horseshit with no cancens literacy!

ラブコメの創作物は、その内容で、「プレ2020」と「ポスト2020」という名前で区別される ―― という未来が来るかもしれません。

There may be a future where romantic comedy creations will be distinguished by their content -- with the names "pre-2020" and "post-2020" -- in the future.

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というか、それ以前に、「孫」というか、それ以前に、娘たちの「結婚」ですら、量子状態 ―― "0猫"、"1猫"だと思う。

Or rather, I think even the "grandchildren" or even the "marriage" of the daughters before that is a quantum state -- "0 cat", "1 cat".

それでも、現時点で「重ね合わせ」の状態にある、ということは、当時の私よりも、ずっと立派な立ち位置にあると思います。

Still, I think I'm in a much more respectable position being in a "Quantum superposition" state at the moment, than I was at the time,

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それよりも「コヒーレンス時間」の方が問題かもしれない ―― 私も、娘も、嫁さんも。

Maybe the problems will be "coherence time" of my daughter, my wife and me.

2020/07,江端さんの忘備録

私は、昔から「江端さんは"愛"の人です」とか「愛の永久機関」とか言われてきました(本当)。

I have been called for a long time that Ebata-san is a person of "love" or a "perpetual organ of love" (it's true).

会社のテニス部に入っていた時も、その様に言われてきました。

I've been called that when I was on the company's tennis team.

実際、結婚式に、友人(後輩)から、このようなスピーチもされました。

In fact, at my wedding, a friend (junior) gave me this speech as well.

―― という話を、今日の夕食の時にしたのですが、

I were talking about it at dinner today, however,

嫁さん:「結婚式の最中だったけど、思わず『はぁ?』ってツッコみそうになった」

Wife: "At the wedding ceremony, I almost said "Excuse me?" in my mind.

次女:「パパの回り(研究員)の人間は、『愛』を間違って認識しているんじゃないのかな」

Second Daughter: "I think the people around my dad (researcher) have the wrong idea of "love".

とか、散々言われました。

I've been told a lot.

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という訳で、弊社の研究開発グループの諸君。

So, my fellow members of our research and development group.

由々しき事態である。

It is a serious situation.

今、まさに、諸君らの「愛」が問われている。

Right now, your "love" is being tested.

ここで、声を上げなければ、我々は、永久に「歪んだ愛を持つ研究員」のレッテルを張られてしまうぞ。

If we don't speak up here, we're going to be permanently labeled as "twisted love researchers".

2020/07,江端さんの技術メモ

やりたいことではなかったのだが、結果的に見つけてしまったので、忘れない内にメモをしておく(やりたかったのは,railのosmデータの取得)

https://overpass-turbo.eu/ というページから欲しいエリアの地図を表示する

これで、export.osm というファイルできる。

あとは、QGISにドラッグすると、こんな感じの地図がでてくる

その付近のosmデータと合わせると、こんな感じ

駅周辺を拡大

これで駅の抽出ができる

node
[railway=station]
({{bbox}});
out;

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  1. 背景
    (1)先週、歯の詰め物が抜けた(歯が崩れた感じがした)ようなで、歯医者にいった
    (2)虫歯があると言われて歯を削られたが、神経を直接触るような削り方を続けられ、随分痛い思いをした。
    (3)麻酔を8回ほど打たれて、1時間弱かかっても同じようなことが続いた
    (4)ついには「神経を抜く」ということを言われたが、その神経を抜くこともできなかった
    (5)結局、治療は「削られるだけ」で終了。そのまま次回、"蓋"をすることになった
  2. 現在の状況
    現状、治療前にはなかった"鈍い"痛みが続いていて、時々、鎮痛剤(ロキソニン)を投入しないと、仕事に集中できない
  3. 所感
    (A)近年体験したことのない手際の悪さと治療時の痛さ → これ以上通院したら、もっと酷い目にあうような気がする
    (B)「麻酔が効かない」などということは、これまで一度もなかった("8回麻酔"なんてことがあるだろうか)
    (C)このまま"蓋"をされるだけなら、今後も"鈍い"痛みが続くことになって困る
  4. お願いしたいこと
    (1)現状の具体的対応が分からいので、その状況を教えて頂き、かつ、治療の方針を相談させて下さい。
    なお、個人的に
    (2)「根治治療」を望みません。痛くない場所を「予防治療」することも望みません。これまでの経験上、治療をすることで、状況がさらに悪くなっているようなことが多い様に思えます。
    (2)個人的には、痛みが発生した時に発生した場所のみの「対処治療」を希望します。痛みが発生しない状況が、長期間に至れば良いと考えています。

以上

2020/07,江端さんの忘備録

タイムトラベルフリークの江端さんとしては、「シュタインズゲート/ゼロ」と「時をかける少女」は鉄板です。

As a time travel freak, Ebata-san, Steins Gate/Zero and The Girl Who Leapt Through Time are sure things.

(この2つのコンテンツをまだ視聴していない人は、後で私のチャットルームの裏庭に来なさい)

(If you haven't watched these two pieces of content yet, come back to my chat room backyard later.)

「時をかける少女」ラストシーンで、千昭が真琴に「未来で待ってる」という言葉は、その解釈を巡って多くの人が、議論しているの楽しく見て来ました。

In the last scene of The Girl Who Leapt Through Time, I've enjoyed watching many people argue over the interpretation of Chiaki's words to Makoto: "I'm waiting in the future.

とすると、こういうアナザーストーリができるのではないかと。

So, I thought we could do another story like this.

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■真琴が、タイムリープマシンを作る為に、理系に進み、留学して、SERNに職を得る。

Makoto goes into science to build a time machine, and she study abroad and get a job with a SERN.

■プロジェクトリーダになった真琴は、世界のネットワークを監視して、秋葉原のガジェット研究所の岡部のメールをハッキングする。

Makoto, who has become the project leader, monitors the world's networks and hacks into Okabe's emails at the Gadget Research Institute in Akihabara.

■当初から、SERNの世界支配に全く興味のない真琴は、米国留学中のクリスに接触し、岡部をタイムリープマシンの開発に向かうように誘導する。

From the beginning, Makoto, who has no interest in SERN's global domination, reaches out to Chris, who is studying abroad in the United States, and leads Okabe to develop a time machine.

■ラボメンの一員となり、SERNからの攻撃を回避しつつ、岡部をタイムマシンの開発を支援する。

She becomes a member of the Rabomen and assists Okabe in developing a time machine while fending off an attack from SERN.

■真琴は完成した試作機の、試運転のテスト運用に名乗りを上げて、単身タイムマシンに乗り込むが、そこで、彼女はこっそりと、ターゲットの到着の未来の日時を変更する

Makoto wishes to ride in a prototype time machine, however she secretly changes the future date and time of the target's arriva

■変更された設定は、未来の時空を捻じ曲げて都市一つを壊滅させる爆発が発生する。シュタインズゲートの世界線で安定していた世界は、第3次世界大戦に突入し、その戦争は、千昭が見たかった「絵画」を焼失させてしまう

The altered setting twists time and space in the future, resulting in an explosion that decimates the city. The world, which had been stable in the Steinsgate worldline, is plunged into World War III, and that war burns down the "painting" that Chiaki wanted to see

■真琴は、この変更された未来を、修正するために、再度のタイムリープを試みる

Makoto attempts another timeline to fix this altered future.

「千昭の望みを叶えたい真琴」と、「千昭にもう一度会いたい真琴」と、そして、それぞれの真琴を支援するラボメンを二分する、

"Makoto who wants to fulfill Chiaki's wishes", and "Makoto who wants to see Chiaki again" with dividing the lab-menmer into each two for supporting two Makotos.

2人の真琴の「最後のタイムリープ戦」が始まる ――

Two Makoto's "Last Time Leap battle" begins

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・・・なんで、私がストーリーを書くと、こういうバットエンドになってしまうんだ?

...Why is it that when I write a story, I end up with this kind of bat-ending?

2020/07,江端さんの忘備録

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

冠婚葬祭とは思想も方向性も異なりますが、日本には「信仰や祭祀によってコロナ禍に勝つ」とか、バカなことを言っているカルト宗教団体があります。

It's different in ideology and direction from weddings and funerals. however, there are some cult groups in Japan that say stupid things like "we can beat the coronary disaster by faith and rituals".

彼らの低能さについては、もはや語る言葉もありません。

I have no more words to say about their "incompetence".

また、世界で、そのような主張をしてきた教祖が、(私が知っているだけでも)少なくとも2人、COVID-19感染で死亡しています。

Also, in the world, at least two gurus who have performed such missions have died from COVID-19 infections (even I know).

彼等に対して、同情、追悼、哀悼に相当する気持ちは、1mmも湧いてきません。

For them, I don't have any feeling of compassion, mourning at all.

むしろ、このような教祖や信徒は、「テロリスト」と認定してもよいのではないかと思います。

Rather, I think that such gurus and followers may be identified as "terrorists."

とは言え、「信仰や祭祀によってコロナ禍に勝てる」というデタラメを流布しているバカを「バイオテロリスト」と呼ぶのは、あまりにも、高尚に取り扱い過ぎていると思えます。

Nevertheless, I am unwilling to call the idiots spreading the bullshit that "you can beat the corona disaster by faith and ritual" a "bioterrorist".

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そこで、ここは、一つ「低能」という新しい社会悪を定義した上で、このような教義を流布するカルト宗教団体を、

So, here's one new social evil to define "incompetence", and I would like to suggest that we call the cult groups that disseminate such ignorant doctrines

「低能テロリスト」

"incompetent terrorists".

と称呼することを提案したいと思います。

2020/07,江端さんの忘備録

先日、父の三回忌がありましたが、姉と相談して、私は欠席することにしました。

There was a third anniversary of my father's death the other day, and after discussing it with my sister, I decided not to attend.

実家への移動中の感染リスクや、移動先の行動(と地元の人々の懸念)なども、総合的に判断したからですが、

I made a comprehensive assessment of the risk of infection while traveling to my parents' home and the behavior of the people I was traveling to (and the concerns of the locals).

最も大きな理由は、

I think that the biggest reason was

―― 冠婚葬祭に関する、私個人の意識の低さ

"My personal lack of awareness about weddings and funerals"

だったと思います。

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冠婚葬祭に関する決め事は、国や地方、そして、宗教は宗派によっても、全然異なります。

Decisions regarding weddings and funerals are very different, depending on the country, the region, and even the religion, depending on the denomination.

それらの決め事は、煩わしいことも多いですが、地縁や血縁に係わるイベントを発動する為の大切なトリガーであると思っています。

Those decisions are often complicated, but I believe they are important triggers for triggering events related to geographical and blood ties.

それ以上に、そのイベントによって、生きている人に、心の安寧を与えられるのであれば、良いことだと思います。

More than that, if the event can give peace of mind to a living person, it's a good thing.

そのようなイベントに、賢しく文句を付けることは、大人げないことです。

To wisely complain about such an event is unwise.

―― とまあ、私は、そこそこ「大人の対応や考え方」ができるんです。

And, well, I can do "adult responses and ideas"

実際、大人ですし、いつまでも中二病やっている訳にもいきません。

In fact, I'm an adult, and I need to stop acting as a youthful indiscretion.

ただ今回のような、コロナ禍のような状況では、そのような「大人の対応や考え方」は、「合理的な考え方」 ―― リスク計算の前では、簡単に取り下げられてしまいます。

But in a situation like this one, a corona disaster, such "adult responses and ideas" are easily withdrawn in the face of "rational thinking (risk calculation)".

(続く)

(To be continued)