『クリスマスに一緒に過す恋人がいない』という嘆き(あるいは、呪い)の言葉は、多分、今後100年以上も引き継がれていくのだろう、と、しみじみと実感しております。

次女が、

I was honestly surprised to see my second daughter grumbling,

『クリスマスに一緒に過す男がいない』

'I don't have a boyfriend to spend Christmas with.'

とグチっているのを見て、正直驚きました。

私は、自分勝手にも、そういうパラダイムはとっくに「終ったもの」と思い込んでいました。

I had selfishly assumed that such a paradigm had long since "ended."

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私、20年ほど前に、クリスマスに関する、いろいろなコラムをリリースしていました。

About 20 years ago, I released several columns about Christmas.

以下のコラムでは、『クリスマスに恋人と一緒に過す意義』に関して、考察しています。

The following column discusses the significance of spending time with the opposite sex at Christmas.

江端さんのひとりごと「英会話スクール出逢い機関論」

以下のコラムは、上記のコラムに関する、会社の先輩のレビューコメントです。

The following column is a review comment from a firm's senior member regarding the above column.

江端さんのひとりごと「クリスマス脅迫症候群」

さらに、この2年後には、『クリスマスの道具化』を批判する日記もリリースしています。

In addition, two years after this, I also released a diary criticizing the "instrumentalization of Christmas."

「一本ピンと筋の通った、頑固一徹な、イチャイチャベタベタ」

いずれにしても、私が、クリスマスというものに、高い関心を示していたことはまぎれもない事実でした。

In any case, it was undeniable that I was highly interested in Christmas.

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今、30年の時を経て、そのパラダイムが1mmも変化していない、ということに、驚きを隠し得ません。

Now, 30 years later, I cannot hide my amazement that the paradigm has not changed.

『クリスマスに一緒に過す恋人がいない』という嘆き(あるいは、呪い)の言葉は、多分、今後100年以上も引き継がれていくのだろう、と、しみじみと実感しております。

I am deeply aware that the lament (or curse) that "there is no one of the boyfriends or girlfriends to spend Christmas with" will probably be passed on for the next 100 years or more.

2023,江端さんの忘備録

Posted by ebata