古いラズパイの再活用方法
古いラズパイの再活用方法
1. 背景と目的
実験システム用にTCが2台必要となったので、2019年の実証実験で使っていたラズパイを改造してTCにすることにした。
2. 今回のターゲットとしたラズパイとその構成
ディストリビューションはRaspbianである。
Linux raspberrypi 4.19.66-v7+ #1253 SMP Thu Aug 15 11:49:46 BST 2019 armv7l GNU/Linux
ラズパイにはイーサポートが1つしかないので、2つ目のポートは、USB-Ethを使う。
Cable Matters USB LAN変換アダプター 有線LANアダプター USB イーサネットアダプタ USB2.0 to RJ45
ディストリビューションはRaspbianである。
3. 古いラズパイの再構築
3.1. 状況の把握
古いラズパイを再利用するために、sudo apt-get updateをすると、
E: Failed to fetch http://raspbian.raspberrypi.org/raspbian/pool/main/c/cyrus-sasl2/libsasl2-modules_2.1.27~101-g0780600+dfsg-3+deb9u1_armhf.deb 404 Not Found [IP: 2a00:1098:0:80:1000:75:0:3 80]
E: Failed to fetch http://raspbian.raspberrypi.org/raspbian/pool/main/libv/libvpx/libvpx4_1.6.1-3+deb9u2_armhf.deb 404 Not Found [IP: 2a00:1098:0:80:1000:75:0:3 80]
という表示がでてくる。
3.2 リポジトリの更新更新
この場合リポジトリのURLが古い可能性があるので。/etc/apt/sources.list
または/etc/apt/sources.list.d/raspi.list
を編集し、最新のリポジトリURLを使用していることを確認する。
sudo nano /etc/apt/sources.list.d/raspi.list
deb
行を以下のように変更する:
deb http://archive.raspbian.org/raspbian/ buster main contrib non-free rpi
3.3 パッケージリストを更新更新
リポジトリURLを変更した後、以下のコマンドを実行してパッケージリストを更新する。
アップグレード手順の例:
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get dist-upgrade
sudo apt-get autoremove
必要に応じて、リリースをアップグレード:
sudo sed -i 's/stretch/buster/g' /etc/apt/sources.list
sudo sed -i 's/stretch/buster/g' /etc/apt/sources.list.d/raspi.list
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
以上