C言語を使えて、GStreamerが使えて、GO言語を使えて、CGOが使える環境を作っています。

2024年6月14日

C言語を使えて、GStreamerが使えて、GO言語を使えて、CGOが使える環境を作っています。

(1)Windowsの方のmsys2とGStreamerのパッケージを削除
Windowsの方のC言語、GStreamerはコンフリクトするので削除しますが、GO言語は、別のタスク(大学の方のシミュレータ)があるので、削除できませんでした。
という訳で、MSYS2の環境を、Windowsの方と切り離して運用するという覚悟ができました。

(2)C:の容量が小さいので、G:\の方にパッケージを分離していたのですが、これをやると、全く動かなくなるので、C:\msys2の配下に勝手に作成される、/c/msys64/home/tomoi/の直下でプログラムの作成をすることにしました。

これ、/usr/local/binの配下に/home/ebataを作るような気持ち悪さがあるのですが、今回は稼動が最優先です。

MSYS2のインストール

  1. MSYS2公式サイトからインストーラをダウンロードします。
  2. インストーラを実行し、画面の指示に従ってMSYS2をインストールします。

2. MSYS2の初期設定

  1. MSYS2ターミナルを起動: MSYS2 MSYSショートカットを使用してMSYS2ターミナルを起動します。
  2. パッケージデータベースと基本パッケージの更新: 以下のコマンドを順番に実行して、パッケージデータベースと基本パッケージを更新します。

    sh

    pacman -Syu

    初回のアップデートが完了したら、ターミナルを一度閉じて再起動します。

  3. 再度更新を実行: ターミナルを再起動後、再度以下のコマンドを実行します。

    sh

    pacman -Syu

3. MinGW-w64のインストール

  1. MinGW-w64ツールチェインのインストール: MSYS2 MinGW 64-bitショートカットを使用してMSYS2ターミナルを起動し、以下のコマンドを実行します。

    sh

    pacman -S mingw-w64-x86_64-toolchain

    これにより、GCC、G++、およびその他の開発ツールがインストールされます。

4. 環境変数の設定

MinGW-w64のバイナリにアクセスするために、環境変数PATHを設定します。

  1. ~/.bashrcファイルの編集: MSYS2ターミナルで~/.bashrcファイルを開きます。

    sh

    nano ~/.bashrc
  2. PATHの設定: 以下の行を追加して保存します。

    sh

    export PATH="/mingw64/bin:$PATH"
  3. 設定の反映: 設定を反映させるために、ターミナルを再起動するか、以下のコマンドを実行します。

    sh

    source ~/.bashrc

5. GStreamerのインストール

  1. GStreamerのパッケージのインストール: MSYS2 MinGW 64-bitショートカットを使用してMSYS2ターミナルを起動し、以下のコマンドを実行します。

    sh

    pacman -S mingw-w64-x86_64-gstreamer mingw-w64-x86_64-gst-plugins-base mingw-w64-x86_64-gst-plugins-good mingw-w64-x86_64-gst-plugins-bad mingw-w64-x86_64-gst-plugins-ugly

    pacman -S mingw-w64-x86_64-gstreamer mingw-w64-x86_64-gst-plugins-base mingw-w64-x86_64-gst-plugins-good mingw-w64-x86_64-gst-plugins-bad mingw-w64-x86_64-gst-libav

6. 確認とテスト

  1. GCCの動作確認: GCCが正しくインストールされているか確認します。

    sh

    gcc --version
  2. 簡単なCプログラムの作成とコンパイル: 簡単なCプログラムを作成してコンパイルします。

    sh

    nano test.c

    以下の内容を入力します。

    c

    #include <stdio.h>

    int main() {
    printf("Hello, World!\n");
    return 0;
    }

    ファイルを保存してNanoエディタを閉じた後、コンパイルします。

    sh

    gcc test.c -o test.exe

    コンパイルが成功したら、実行します。

    sh

    ./test.exe
  3. GStreamerの動作確認: GStreamerが正しくインストールされているか確認します。

    sh

    gst-launch-1.0 --version

    簡単なGStreamerパイプラインを実行して動作確認します。

    sh

    gst-launch-1.0 videotestsrc ! autovideosink

とうぜん 、ここまですんなりできた訳ではありませんが、取り敢えず私が思い出せる程度の情報を載せてあります。

-----

https://github.com/go-gst/go-gst

から、/home/tomoi/go/srcで、 git clone https://github.com/go-gst/go-gst をして、/home/tomoi/go/src/go-gst を作って、

に張ってあったプログラムを、main.goでセーブしたのち、

go run main.go videotestsrc ! glimagesink

で、

と、

が、表われることを確認。

なにがどうなっているのかは、サッパリ分からないが、とりあえず、GoからGstreamerが動いたことは確認できた。

以上

なんか、サラっと書くと自分でも腹たつなぁ。10時間以上はかかったんだけどなぁ

2024年6月14日2024,江端さんの技術メモ

Posted by ebata