2023,江端さんの忘備録

先週に引き続き、今日も大学で講義させて頂いてきました。

Continuing from last week, I have also been giving a lecture at the university today.

『次の事例は、政治的正しさ(ポリティカル・コレクトネス)や、ジェンダー問題に抵触する内容になっているかもしれませんが、今日のところは見逃して下さい』

―― もしからしたら、私、もう『英語での講義』イケてるんじゃないの?

"Maybe I have already been able for "lecturing in English"?"

と思って、今日の講義の練習は、前回の半分くらいにしました。

So I decided to practice for today's lecture about half as much as the previous one.

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結論から言えば、『私が思い上がっていました』。

In conclusion, 'I was conceited'.

『こんな酷い英語の講義、滅多に出会えないんじゃないかなぁ』

I wonder how often they come across lectures in English that are this bad.

という悲惨な講義になりました。

主語と述語がひっくり返っていたし、受動態も変は使い方していたし、重要なキーワードが出てこなくて適当な造語作っていたし、もう散々でした。

Subjects and predicates were being turned upside down, the passive voice was being used in an odd way, important keywords were not appearing, I was making up random coined words, and I was just a mess.

まあ、勢いだけはあったので、生徒さん達には『熱意』だけは伝わったはず ―― と信じたい。

Well, there was only the momentum of the voice and exaggerated movements, however, I would like to believe that only "enthusiasm" was conveyed to the students -- I want to believe that.

Introduction to AI Technologies-2nd(handout)_Mar_10_Ebata

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やはり、

After all,

『英語に愛されない者は、何をしても愛されない』

'Those who is not loved by English will never be loved by English'

は、普遍的な真実でした。

is a universal truth.

みなさん、諦めましょう。

Let's give it up, everyone.

私(たち)がやれることは、1時間分の講義の内容の「完全丸暗記」だけです。

All I(we) can do is to "memorize completely" the content of the one-hour lecture.

「臨機応変」の英語の対応などができるかもしれない、というような「奇跡」を期待するのは、やめましょう。

Don't expect "miracles" such as the possibility of a "resourceful" English response, etc.

2023,江端さんの忘備録

最近、ビットコインを含めた暗号資産に関して、世の中がドタバタしているようです。

The world seems to be in a state of flux these days regarding crypto assets, including bitcoin.

というか、暗号資産は、いつもドタバタしているように見えますが。

I mean, the evaluation of crypto assets always seem to be in a flux.

すでに、ビットコインについては、私の知りえる範囲で言いたいことは言ってきましたので、今のところ、これ以上付け加えることはありません。

I have already said as much as I know about Bitcoin, so I have nothing more to add at this time.

でも、『一度、暗号資産のグレートリセットをしてもいいんじゃないかなー』とは思っています。

But I'm thinking, 'Maybe we can do a Great Reset of crypto assets once.

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私が実現して欲しいのは、投資目的ではない、日常生活で気軽に使えるネット上の『小銭』

What I would like to see realized is "small change" on the internet that can be easily used in daily life, not for investment purposes is ,

―― "神田川","下宿,"3畳1間"のような、小市民的ビットコイン

""Kanda River," "boarding house," "three tatami mats and one room" kind of petty-bourgeois bitcoin"

です。

2023,江端さんの忘備録

午前のリモート会議中に、呼び鈴が鳴ったので対応したら、長々とした挨拶から始まったので、「これはアレだな」と思って、いつもの対応をしました。

これを見ても、なお、江端家のドアホンを押す勇気があることは、見上げたものだと思います。

During a remote meeting in the morning, the doorbell rang, and when I responded, she started with a lengthy greeting, so I thought, "It is that" and I did my usual response.

大喝一番、「要件を言え!」

I shouted, "Tell me what you need!"

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簡単に言えば、「書留郵便です」「宅配です」という風に言って貰えれば良いのです。

Simply put, what they say just "Registered mail" or "Courier".

こちらは、時間がないのです。

I don't have time.

ですから、最初から「セールスです」「宗教です」といって貰えれば、それでいいんです。

So, "Sales" or "Religion" from the beginning, that's fine.

そうして貰えれば、対応は数秒で完了します ―― 私が『結構です』とだけ言って、インターフォンを切るだけです。

If they say that, the response takes only a few seconds -- I just say, 'No, thank you,' and hang up the intercom.

両者、貴重な時間の浪費を防げて、Win-Winです。

It is a win-win for both parties, preventing the waste of valuable time.

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その後、郵便箱を覗いたら、『聖書の勉強会へのおさそい』というポストカードが入っていました。

Later, I looked in the mailbox and found a postcard titled "Invitation to Bible Study".

今回は、「宗教」だったようです。

This time, it seemed to be "religion".

それにしても、この街のこの江端家に、殊もあろうに「宗教」で訪問するとは、蛮勇にも程がある、と思いました。

Still, I thought, it was reckless of her to visit this Ebata family in this town for missionary work.

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ちなみに、私、『聖書の勉強会の"講師"としての依頼』でしたら、受けます。

By the way, I would accept a request to be a "lecturer" for a Bible study group.

神を「数値」で語ってみせましょう。

Let me give you a quantitative evaluation of God.

2023,江端さんの忘備録

BS1スペシャルの「密着 自衛隊“ミサイル防衛のリアル”」を見ました。

I watched a BS1 special, "Close Look at the Self-Defense Forces: The Realities of Missile Defense".

現在、私、定年後の生き方について色々と考えているのですが、

I'm currently thinking a lot about how I'm going to live after I retire.

――「シニア自衛官」の募集ってないかな

"I wonder if there are any openings for 'Senior(Elder) Self-Defense Officers'"

とか考えています。

I am thinking about it.

かなり真剣に、です。

That is quite seriously,

私は、

I,

(1)500メートル以上走れません

(1)cannot run more than 500 meters

(2)5kg以上重いものを携行して歩けません

(2)cannot walk with objects heavier than 5 kg

(3)武器を扱わせたら、誤使用で味方に死傷者を出しかねません

(3)If you let me handle the firearms, I could cause casualties to our allies by misuse.

(4)野営なんかしたら、2日目で死体になっている自信があります

(4)If I were to camp out, I am confident that I would be a corpse on the second day.

その一方で、

On the other hand,

(1)戦時下で、即席の通信システムを構築します(多分)

(1)build an improvised communication system in wartime (maybe).

(2)敵の戦略システムへのハラスメント(いやがらせ)をします(多分)

(2)harassment of the enemy's strategic system (maybe).

(3)(ちゃんと訓練して頂ければ)各種のサイバー攻撃については、一般の方よりは速習できると思います(多分)

(3) (If I can get proper training), I can learn about various types of cyber attacks faster than the average person (maybe).

就労形態の希望としては、

As for working preferences,

『自宅からリモートワークで、サイバー戦限定で、従軍したい』

'I want to work remotely from home and serve in cyber warfare only.'

となります。

ずいぶんずうずうしいことを言っている、という自覚はあります。

I am aware that I am being very brazen.

ただ、私は、自衛隊の皆さんを侮辱している訳ではなく、「この中途半端なITシニア」を、防衛力として使い倒して貰えば嬉しいなぁと、本気で思っているだけです。

However, I am not insulting the SDF people, I am just really hoping that they will use "this half-assed IT senior" as a defensive force and use it to their advantage.

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大学の自治寮の元寮長(任期中に脱走)が、どうしてこういう考えに至ったのか、自分でも不思議です。

I wonder myself how the former head of the university's self-governing dormitory (who deserted during his term of office) came up with this idea.

一つ理由を上げるとすると、この連載による影響かな、と思っています。

If I had to give one reason, I would say it is the influence of this series of articles.

『自衛隊の人員、通常戦力の数値化、各国の戦力比』などを数字で読むクセがついたことで、戦争の"リアル"が見えるようになってきた、という気がします。

I feel that now that I have the habit of reading figures such as "the number of SDF personnel, the quantification of conventional forces, and the ratio of forces in each country," I am able to see the "reality" of war.

その程度の数字も知らずに、国防について語っていた若いころの私って ―― まあ、それはそれで「きちんと役割を果たしてきた」と思っています。

I was a young man when I was talking about national defense without knowing that level of numbers -- well, I think I "played my part properly" in that.

若者は、クラウゼヴィッツの「三位一体」の、『1. 国民 = 本能担当 = 戦争(?)の情熱や熱狂担当』の重要な主人公だからです。

The youth is an important protagonist of Clausewitz's "trinity" of "1. the people = in charge of instinct = in charge of the passion and enthusiasm of war(?)".

私、常日頃から、『北朝鮮という国は、本当に外交戦略が上手いよなぁ』と感心しています ―― 但し、

ぶっちゃけ、戦争や権力への反抗心を持たない若者なんて ―― 『そんな若者なら、とっととやめちまえ!』と言いたいくらいです。

To be honest, a young man who does not have a rebellious spirit against war and power--I would say, "If you are such a youth, stop being the youth immidiately"

2023,江端さんの忘備録

ここ数日、講義ネタばかりで恐縮ですが、今日も続けます。

I'm afraid I've had nothing but lecture material for the past few days, but I'll continue today.

講義の途中で、

During the course of the lecture, I excused myself and continued it.

『次の事例は、政治的正しさ(ポリティカル・コレクトネス)や、ジェンダー問題に抵触する内容になっているかもしれませんが、今日のところは見逃して下さい』

The following examples may conflict with political correctness and gender issues, but please let them skip the contents for today.

と、言い訳して、講義を続けました。

Introduction to AI Technologies-1st(handout)_Mar_3_Ebata

講義の最中に、『・・・性別に関係なく、浮気をする人はいますが、ここでは、異性カップルにおける、男性の浮気を例にしてお話をします』などの言葉を挟んでいました。

During the lecture, I put a phrase such as, "...people cheat on each other regardless of gender, but here I will use male cheating in heterosexual couples as an example".

たった数年前は、このような配慮はしていなかったように思います。

The following examples may conflict with political correctness and gender issues, but please let them skip the contents for today.

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この資料は、数年前に使った資料を再利用しただけのものですが、最近、「ポリコレ」や「ジェンダー」の問題に、気を使うようになっています。

This material is just a re-purposed version of material I used a few years ago, but I have recently become more attentive to "political correctness" and "gender" issues.

もちろん、それはそれで正しいこと思いますが、ちょっと疲れるなぁ、と感じることもあります。

Of course, I think that's right, but sometimes I feel a little tired.

未分類

https://smart-change-phone.net/pdf-copy-technique/

「PDF」自体に、編集できないように保護が掛けられている場合は、Webブラウザの「Google Chrome」(以下「Chrome」)を使用することで保護を解除できる可能性があります。

保護さえ解除できてしまえば、ファイルの中身が画像でない限りは文字をコピーしたり編集することができます。

 

まずは事前に公式サイトから「Chrome」をインストールしておきましょう。

「Chrome」が用意できたら、以下の手順で「PDF」の保護を解除していきます。

(1)「Chrome」を起動する。
(2)保護された「PDF」をドラッグして「Chrome」上で離す。
(3)「Chrome」で「PDF」が開いたら右上の「印刷」ボタンをクリックする。
(4)「送信先」の「変更」をクリックして「PDFに保存」を選択する。
(5)「保存」をクリックする。
(6)保存先を指定する。
これで、保護が解除された状態の「PDF」を作ることができます。

Acrobat Readerで開くと、コピペできるようになっています(できない場合もあるようです)。

ただし、テキストリンクなどの機能も解除されてしまうことがあるので注意してください。

2023,江端さんの忘備録

私、『「雪印」という会社(グループ)だけは、絶対に許さない』と決めていました。

I had decided, "I will never forgive only the Yukijirushi Brand company (group)".

以下の2つの事件、

The next two incidents enraged me,

■雪印集団食中毒事件(2000年6月)

- Yukijirushi food poisoning case (June 2000)

■雪印牛肉偽装事件(2001年10月)

- Yukijirushi seal beef counterfeit incident (October 2001)

という、2年連続の『人命軽視にも限度がある』という事件で、私は怒り心頭に達していたからです。

These were cases of 'there is a limit to the disregard for human life'.

これらの事件については、過去の私の日記にも言及があります。

There are references to these incidents in my past diaries.

勝負してはいけないもの

なぜ「改革」は合理的に失敗するのか

ずうずうしくも雪印ブランドの製品が市場に登場してきたら、『私のサイトで騒ぎ立てて、みんなに過去の事件を鮮明に思い出してもらう』くらいのつもりでいました。

If the Yukijirushi brand products come on the market, I had the intention of 'making a fuss on my website to remind everyone vividly of the past incidents'.

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本日、録画しておいた、NHKの「失敗の法則 雪印 2つの事件」を見終えました。

Today, I finished watching NHK's "Law of Failure: Two Incidents at Yukijirushi Brand" which I had recorded.

信頼回復と再生にかけた雪印グループの20年の取り組みについて、丁寧に解説がされておりました(もちろん"演出"が含まれているとは思いますが)。

In the program, there was a detailed explanation of the Yukijirushi Brand Group's 20-year effort to regain trust and revitalize the company (although of course, I am sure there was some "staging" involved).

この番組を見て、ようやく私は『ふりあげた拳を、下げてもいい』と思うことができました。

After watching this program, I was finally able to think, 'I can lower my raised fist'.

私の考え方にも、一部合致していたから、という面もあります。

In part because it was partially in line with my thinking.

『"失敗"からしか学べないなら、学ぶためには"失敗"し続けなければならない』

それでも、 ―― 「人命にかかわる失敗」は、「それ以外の失敗」と分けて考える必要があるとは思っています。

Still -- I do believe that "failures involving human life" need to be separated from "other failures".

それはさておき。

Aside from that.

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江端:「もう一店舗で、雪印製品は見かけないよな」

Ebata: "You don't see Yukijirushi brand products in one store anymore, do you?"

嫁さん:「え? "うち"にあるよ」

Wife: "What? They are at home."

と言われて、驚いて、冷蔵庫の中身を調べてみました。

I was so surprised that I went through the contents of the refrigerator.

こんなのが出てきました。

This is what I found.

嫁さんいわく、『他のブランドのバターは、店頭での入手が難しい』のだそうです。

She said 'other brands of butter are hard to find in stores'.

そして、我が家の次女は、お菓子作りが趣味で、バターを大量に消費しているようです。

And my second daughter enjoys baking and seems to consume a lot of butter.

なんというか ―― どうやら、私が知らないだけで、江端家は、雪印ブランドのサポーターだったようです。

What can I say -- apparently, unbeknownst to me, the Ebata family was a supporter of the Yukijirushi Brand.

2023,江端さんの忘備録

外国人留学生向けに、1時間の英語でのAI技術の講義をしてきました。

I have given a one-hour lecture on AI technology in English for international students.

『講義中、'笑い'を'1つ'でも取れれば'勝ち'』

"If I get even one "laugh" during the lecture, I win"

という判断基準で講義をしました。

The lecture was based on the above criteria.

演台から降りて、学生の席の近くで、身振り手振りを交えて、話を続けました。

I stepped down from the podium and continued my talk, gesturing near the students' seats.

これは、"IETF"で私が学んだことの一つです。

This is one of the things I learned at the IETF.


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今回の講義で、'笑い'を'3つ"取れたと思います。

I think I got 'three laughs' in this lecture.

私の勝ちです。

I won.