松本人志さんの事件について、私は、今後も、その事件そのものについては、コメントはしないつもりです。

松本人志さんの事件について、私は、今後も、その事件そのものについては、コメントはしないつもりです。

I will not comment on the case of Mr. Matsumoto's case itself.

私は、1981年の「ロス疑惑事件」を覚えているからです。

Because I remember the "Los scandal" of 1981.

この事件、当時も今も、私には整理できないほど複雑で、今も理解できておりません。

This case was then and still is too complicated for me to understand.

興味のある人は、こちらをどうぞ。

For those interested, click here.

当時、私はティーンエイジャでしたが、この事件にあまり関心はありませんでした。

I was a teenager then and did not pay much attention to the case.

ただ、世間とマスコミの加熱ぶりは、よく覚えております。

However, I remember how heated the public and the media were.

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私が、今でもはっきり覚えているのが、

I still remember it clearly,

「その事件で、その人物を呼び捨てにして、散々犯人扱いしてきた週刊誌が、最高裁での無罪の確定後に、『さん』づけで呼び、そして、『犯人扱いされてきたことに』に『同情的』な記事を掲載した」

The weekly magazine, which had called the person out in the case and treated him like a criminal, called him "Mr." after his acquittal by the Supreme Court and published an article that was "sympathetic" to "what he experimented treatment as a criminal."

ということです。

確か、"女性"という単語を含む週刊誌だったと思います。

It was a weekly magazine that included the word "women."

私は、その週刊誌に対して、"無知性"、"無能力"、"無責任"、"無教養"、"無信念"、"無品性"、"無羞恥" ―― と、ありとあらゆる罵詈雑言を付くしても、なお足りないと思えるほど罵倒したことを覚えています。

I remember cursing the weekly magazine for its "ignorance," "incompetence," "irresponsibility," "illiteracy," "unbelief," "lack of character," "shamelessness," and a host of other abuses that would have been inadequate.

今も、その気持ちを消し去ることはできず、その手の週刊誌を読んでいる人を見ると(以下省略)。

Even now, I can't erase that feeling when I see people reading those weekly magazines (Omitted below).

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私も、物書きの端くれとして、批判や非難を受けることがあります。

As a writer, I am also subject to criticism and condemnation.

それは仕方がないことと思っていますが、少なくとも「"無羞恥"と罵倒されることはしないようにしよう」と思っています。

I don't blame them; however, I try not to be abused as "shameless.

間違ったことを書いてしまって、それが間違っていたと自分が納得したなら、『私が、間違っていました。ごめんなさい』とちゃんと言えるように心掛け、これからも、そうしたいと思っています。

If I write something wrong and am convinced it is wrong, I can say, 'I was wrong. I am sorry,' and I will continue to do so.

というか、私にとって、「"私"が正しいかどうか」は比較的どーでもいいのです。

It is relatively unimportant to me whether "I" am right or not.

私は、自分が間違っていることに納得できれば、3秒以内に考え方を変えることができるように訓練された、研究員&エンジニアですから。

I am a researcher & engineer trained to change my mind within 3 seconds if I am convinced I am wrong.

訓練されたエンジニア/研究員は、自分が「間違っていること」を前提に行動します。

2024,江端さんの忘備録

Posted by ebata