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結論から言うと、クラッシックモードが使えなくなるので、使えない。(というか、クラッシクモードを手放せない)

ただ、markdownをそのままビューに出してくれるので、編集をmarkdownかhtmlだけで行うという覚悟ができれば、このWP Githuber MD – WordPress Markdown Editor は"あり"かと思う。

以下、テストに使ったmarkdown表記のメモ

5. Intermission(休憩)

ちょっと、ここで、今回の、開発コード 1-9で使っている開発言語golangと開発環境Visual Studio Code について、こぼれ話にお付き合い頂きたいと思います。

5.1. Golangって、そんなにいいか?

Golangは、今回の開発の課題「数万以上のオブジェクトをスレッド(正確にはgoroutine)で動かしたい」というニーズに答えられる唯一の言語だったのです。

個人的にはC/C++と添い遂げて、あとはJavaScriptをちょろっと援用して、エンジニア人生を終える予定だったのですが、私の課題である「スケーラブルエージェントシミュレーション」を行うには、どうしても、この万のオーダのスレッド(goroutine)をサクっと作れる言語がGolang以外になかったのです。

ただなぁ ―― 変数の取扱い、特に配列の取扱いが、C言語やどの違うので、試行錯誤を続けなければならず、ストレスが溜ることこの上もなかったです。

ただ、この軽量なスレッド(goroutine)を使い倒すには、"チャネル(channel)"という、gorotine間でメッセージを飛し合う仕組みを使い倒さなければなりません。これ、悪意を持って言えば"スレッド間のGOTO"をやっている様にも見えます。

golangでのキャストのやりかた

オブジェクト指向の考え方も、敢えて踏み躙っているようにも見えます。クラスの考え方に成れた人間には、時代に逆行しているような気すらします。

「スケーラブルエージェントシミュレーション」では、エージェントの生成と消滅が果てしなく続き、エージェントは非同期に同時に動き続けるので、はっきり言ってデバッグが地獄です。

それでも、将来的には"億"のオーダのエージェントシミュレータを作りたい私には、現時点でgolang以外の選択肢がないのです。

Visual Studio Code (vscode)って、そんなにいいか?

gcc + gdb + emacsで、職人気質のようにやってきた私は、emacsのキーバインディングが、体に埋まれこまれています。将来、認知症になって、妻や子どもを思い出せなくなったとしても、emacsキーバインドは忘れないだろうという、確かな確信があります。

vscodeでも、emacsキーバイドはサポートされていますが、完璧ではありません。

加えて、開発環境用に必要となる、"launch.json"やら、"settings.json"とかの設定が、死ぬほど面倒くさい

GolangのVisual Code Studio(vscode)の開発環境の作り方 ("failed to launch: fork/exec"やら、"could not launch process" やら "not an executable file"がうっとうしい件)

もっとも、visual Studioは、米国赴任中にうんざりするほど使ってきたので、慣れれば使い易くなってくるのは分かるのですが、このような『開発環境縛り』が嫌で、"gcc + gdb + emacs"に逃げてきた私にとっては、正直辛いです。

ただ、「拡張機能」は凄いと思える。思いついた機能はほとんど手に入りますからね。

2022/03,江端さんの技術メモ

最近の文章は、ほとんど、Visual Studio Code(vscode) でMarkdownを使って書いています。超ラクです。

で、「図面のコピペをMarkdownの文書の中にサクっと入れる」ことができないかな、と、ちょっとググってみたのですが、3秒で見つかりました。

https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=mushan.vscode-paste-image

メモとして、以下に記載しておきます。

■クリップボードから直接マークダウン/asciidoc(または他のファイル)に画像を貼り付けます。

準備: VSCODEの「拡張機能(Ctl+Shift+X)」から、"Paste Image"で検索→インストールを実施

使い方:

(1)画面をクリップボードに取り込む
(2)コマンドパレットを開く。Ctrl+Shift+P (MacではCmd+Shift+P)と入力します。
(3)"Paste Image"と入力するか、Ctrl+Alt+V (MacではCmd+Alt+V)と入力します。
(4)画像は、現在の編集ファイルを含むフォルダに保存されます。相対パスは、現在の編集ファイルに貼り付けられます。

以上

 

 

2022/03,江端さんの忘備録

昨日、くだんの『無礼な後輩』と、3月のコラムについての構成案の検討を終えた後で、ロシアのウクライナ侵攻の話になりました。

Yesterday, after finishing discussing the proposed structure of my March column with my "rude junior," we got to talking about Russia's invasion of Ukraine.

彼によれば、

He was acclaimed highly in the following phrase,

『Leafletの開発者に、避難先からキエフに戻ってもらって、これからも、Leaflet開発に励んで頂く』

の中のフレーズ、

"If an appeal to humanity doesn't work for you, I'll appeal to your egoism: the future of Ukrainian citizens is the future of Leaflet."

(もし、あなたの人道主義に訴えないのであれば、私は、あなたの利己主義に訴えます:ウクライナ市民の未来は、Leafletの未来です)

を絶賛していました。

私もこのフレーズ、大好きなので、再掲してみました。

I love this phrase, too, so I reposted it.

私が、「人道主義」や「人間性」や「道徳」や「公共の利益」を、人様に説くような資質を持っていないことは、ご存知の通りです。

You know that I do not have the qualities to preach "humanitarianism" or "humanity" or "morality" or "public interest" to others.

もし一回でも「人道主義」を口にすれば、その後の人生において、それが自分に纏(まと)わりついてくるに違いない ―― という、変な思い込みもあります。

I have a strange belief that if I say "humanitarianism" even once, it will stick with me for the rest of my life.

だからこそ、『「利己主義」というイクスキューズ(いいわけ)』は、私のような人間には、最大のギフトになるのです。

That is why the "excuses of 'selfishness'" is the greatest gift for people like me.

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という訳で、本日の結論ですが、

So here's my conclusion for today.

―― もし、私の「利己主義」を発動させたいのであれば、私(江端)が無視できないほどの優れたOSSを開発をすべきである

"If you want to invoke my "selfishness", you should develop OSS so good that I (Ebata) cannot ignore it!"

と言うことです。

That's it.

現在のところ、私の「利己主義が発動しそうな国」は、

At present, my "countries where self-interest might be triggered" are

米国(PostgreSQL,Gun Emacs, C/C++、golang、AWS)、フィンランド(Linux), スイス(u-blox),イギリス(Raspberry Pi)ですね。

USA (PostgreSQL, Gun Emacs, C/C++, golang, AWS), Finland (Linux), Switzerland (u-blox),UK (Raspberry Pi).

この理屈で言えば、私は『日米安保"支持"』 ―― どころか『日米安保"絶賛"』になります。

By this logic, I am not only a "supporter" of the Japan-U.S. Security Treaty, but also a "praise" of the Japan-U.S. Security Treaty.

もっとも、私の支援くらいで、どうこうなるものでもないででしょうが、

I know that my support will not be enough to help them, however.

『World Peace Through OSS (OSSによる世界平和)』

"World Peace Through OSS"

というフレーズが、心に響く人間(ITエンジニア)は、我が国にもそこそこいると思います。

I think there are many people (IT engineers) in our country who are moved by the phrase.

2022/03,江端さんの忘備録

昨日、結婚記念日でした。

Yesterday was our wedding anniversary.

仕事から帰ってきた嫁さんを、駅でピックアップして、そのまま夕食を外食に向いました。

I picked up my wife from work at the station and headed out for dinner.

車を走らせながら、店を選ぶことにしましたが ―― 「マック」「サイゼ」「バーミヤン」はないとしても、「丸亀製麺」「立川マシマシラーメン」には、ちょっと引きつけられました。

As I drove around, I decided to choose a restaurant -- even though there was no "Mac", "Saizeria", or "Bamiyan", I was a bit drawn to "Marugame Seimen" and "Tachikawa Masashi Ramen".

とは言え、結婚記念日に、これらはないかな、と思いました。

However, as a wedding anniversary, I thought it was out of the question.

回転寿司と、中華料理の2つに絞られたのですが、結局、後者にしました。

The choice was narrowed down to two options: conveyor-belt sushi and Chinese food, but in the end we decided on the latter.

2人で、四川鍋(真っ赤な激辛鍋)を、炒飯と合わせて食べててきました。

Two of us ate Szechuan hot pot (bright red hot pot) with fried rice.

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江端家は、私の影響(激辛のカレーを大量に作る)もあり、大抵の辛い料理は、問題がありません。

The Ebata family has no problem with most spicy food, partly due to my influence (I make a lot of very hot curry).

娘によれば、友人と辛いものを食べても、『辛いねー』を共感できなくなっている、とクレームを受けております。

According to my daughter, she complains that she is no longer able to empathize with 'spicy food' when she eats spicy food with her friends.

2022/03,江端さんの忘備録

かなり昔になりますが、私、

It was a long time ago, but I wrote a column, whose title was

『日本の電力は足りているのか?――“メイドの数”に換算して、検証してみる』

'Is There Enough Electricity in Japan? --Let's try to verify it by converting it into "the number of maids"'

というコラムで、大停電 ―― ブラックアウト について書きました。

about major power outage -- "blackout".

私の予想では、日本におけるブラックアウトの発生は「真夏」でした。

In my estimation, the blackout in Japan will occur in "mid-summer".

まさか、地震 → 発電所停止 → 寒波 → 真冬のブラックアウト で、その危険がやってくるとは予想もしていませんでした。

I never expected that the danger would come in the form of an earthquake → power plant shutdown → cold wave → midwinter blackout.

『電力逼迫警報』です。

The "Power Tight Alert".

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ところで、大声では言えませんが ――

By the way, there is something I can't say out loud.

電気自動車(EV)や、自然エネルギーや、大型蓄電システムをてっとり早く普及させる方法の一つに、「停電を頻発させる」があります。

One of the quickest ways to promote electric vehicles (EVs), renewables, and large-scale energy storage systems is to have frequent power outages.

例えるなら、EVは、移動する蓄電池ですので、一戸建てであれば、数時間程度の電気は担保できる可能性があります。

By analogy, an EV is a moving storage battery, so a single-family home may be able to guarantee electricity for a few hours.

実際は、直流→交流変換をする装置が必要となり、その装置は高額で設置工事も必要となるので、そんなに簡単な話ではありません。

In reality, it is not that simple, as a DC to AC conversion device is required, which is expensive and requires installation work.

ただ、停電が日常的であった国(かつてのインド等)では、各家庭にバッテリーが備わっていて、停電時に活用されていました。

In countries where power outages were common (such as India in the past), each household was equipped with a battery, which was utilized during power outages.

しかし、上記のコラムにも書いていますが、電力は「社会システムの血液」ですので、これが安定供給されない社会は、不安なインフラを抱えることになります ―― これは、人命に関わることです。

However, as noted in the above column, electricity is the "blood of the social system," and a society without a stable supply of it will have an insecure infrastructure -- this is a matter of human life.

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カーボンニュートラルを実現するには、『原発の再稼動しかない』と思われるかもしれません。

It may seem that the only way to achieve carbon neutrality is to 'restart nuclear power plants.

しかし、ご存知の通り、我が国は、原発事故で、散々酷い目にあってきました。

However, as you know, our country has had a lot of bad experiences with nuclear accidents.

加えて、原発の廃炉の完了にあと200年は必要とも言われていています。

In addition, it is said that another 200 years will be needed to complete the decommissioning of nuclear power plants.

総じて、原発であれ原爆であれ、我が国と原子力は、とことん相性が悪いです。

In general, our country and nuclear energy, be it nuclear power or atomic bombs, are thoroughly incompatible.

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ここは一つ、野心的な案として、

As an ambitious idea, I will propose

―― 計画的ブラックアウト

"Planned blackout"

を提案してみたいと思います。

『EVと分散蓄電池 + 自然エネルギーで、社会インフラを支える国家』というビジョンは、多分、世界を驚かすと思いますが、どうでしょうか?

I think the vision of "a nation that supports social infrastructure with EVs and distributed storage batteries + natural energy" will probably surprise the world.

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ちなみに、私が20歳くらいの頃、「太陽光発電」の研究をしていた人々の多くは、現実性のない研究で、研究費の無駄使いをする『バカ』って言われていましたよ。

By the way, when I was about 20 years old, most of the people who were doing research on "solar power" were called 'idiots' who were wasting their research money on unrealistic research.

これは本当です ―― なにしろ、大学時代に私が所属していたゼミの話ですから。

This was true -- anyway, this is the story of my laboratory in college.

2022/03,江端さんの忘備録

パリ条約の3条件の中でも、「内国民待遇の原則」を教えて貰った時には、相当ビックリしました。

I was quite surprised when I was told about the "principle of national treatment" among the three conditions of the Paris Convention.

さらに、GATT(私は、TRIPの条文で覚えたのですが)の「最恵国待遇」を知った時は、愕然(がくぜん)としたものです。

Furthermore, I was astonished when I learned about the "most-favored-nation treatment" under GATT (I learned it from the TRIP article).

最恵国待遇とは、「通商航海条約や通商協定において、締約国の一方が他方に対し、通商・関税・航海などの事項について最も有利な待遇を与えている第三国よりも不利でない待遇を与えること」なのです。

Most-favored-nation treatment is "the granting by one party to a treaty of commerce and navigation or commercial agreement of treatment no less favorable than that of a third country which gives the most favorable treatment to the other party in matters of commerce, customs, navigation, etc." -- but

これを、誤解を恐れずメタ表現で言うと、「外国に米を売る場合、一番安い値段を売っている国と同じ値段で売らなければならない」という感じの理解でO.K.です。

To put this in a meta-expression without fear of misunderstanding, it is O.K. to understand it like this: "If you sell rice to a foreign country, you must sell it at the same price as the country that sells the lowest price.

しかも、「その一番安い値段で売っている国が、WTO加盟国に含まれているかどうかは、気にしない」という、実におおっぴらなルールなのです。

Moreover, the rule is very open: "We don't care whether the country selling at the lowest price is a member of the WTO or not.

当然、現代の国際貿易が、この「最恵国待遇」によって支えられてきたことは言うまでもありません。

Needless to say, modern international trade has been supported by this "most-favored-nation treatment.

この「最恵国待遇」による国際貿易は、「World Peace through Trade(貿易を通じての世界平和)」の理念の一つであり、ニューヨークのマンハッタンに"The World Trade Center"が設立趣旨と聞いたことがあります。

This "MFN" international trade is one of the principles of "World Peace through Trade," and I have heard that "The World Trade Center" was established in Manhattan, New York.

まあ、その後、アメリカ同時多発テロ事件(9.11テロ事件)で倒壊する、という運命を辿っていますが。

Well, it was later doomed to collapse in the 9/11 terrorist attacks in the United States.

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今、一生懸命、昔のことを思い出しているのですが、

I'm trying very hard right now to remember what it used to be like.

―― 「最恵国待遇の『撤回』」って、どの条文を適用するんだっけ?

"Which article applies to "the 'withdrawal' of MFN treatment"?"

と、色々調べています。

I am doing a lot of research on this.

もちろん、これは、G7各国によるロシアの「最恵国待遇の撤回」のことですが、そんな事例、私は勉強した記憶がありません。

Of course, this refers to the "withdrawal of MFN treatment" of Russia by the G7 countries, but I don't recall studying such a case.

で、久々に「知財六法」を開いて、パラパラと読んでいたのですが、やっぱりそんな「制裁条項」は見つけられませんでした。

So, after a long time, I opened the "Six Laws of Intellectual Property" and read through them, but I still could not find such a "sanction clause".

とすれば、TRIPS協定の最後の条文、

Then the last article of the TRIPS Agreement,

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第七十三条 安全保障のための例外

Article 73 Exceptions for Security

この協定のいかなる規定も、次のいずれかのことを定めるものと解してはならない。

Nothing in this Agreement shall be construed as providing for any of the following

(B) 加盟国が自国の安全保障上の重大な利益の保護のために必要と認める次のいずれかの措置をとることを妨げること。(iii)戦時その他の国際関係の緊急時にとる措置

(B) Preventing a Member State from taking any of the following measures that it deems necessary for the protection of its vital security interests (iii) Measures taken in time of war or other emergency of international relations

(C) 加盟国が国際の平和及び安全の維持のため国際連合憲章に基づく義務に従って措置をとることを妨げること。

(C) preventing Member States from taking measures in accordance with their obligations under the Charter of the United Nations for the maintenance of international peace and security

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を、適用しているんだろうなぁ、と思っています。

I wonder if the G7 countries apply the above article.

つまり、『(1)戦争状態にある場合であって、(2)日本が不利益になったり、または(C)国際連合憲章違反になった場合にまで、守らなければならない、という規定ではないよ』という解釈はできそう。

In other words, it could be interpreted as 'It is not a provision that must be observed until (1) Japan is in a state of war, (2) Japan is disadvantaged, or (C) Japan is in violation of the Charter of the United Nations.

なるほど、それ故に『「最恵国待遇」の撤回』という(奇妙な)言い方になるのか。

I see, hence the (strange) phrase 'withdrawal of "MFN treatment"'.

でも、TRIPには、WTOからの「除名」という規定はないみたいで、こちらはGATT第31条の「脱退」があるのみです。

But there doesn't seem to be any provision for "expulsion" from the WTO in TRIP, only "withdrawal" from GATT Article 31 here.

いずれにしても「最恵国待遇の撤回」というのは、「貿易上の核ミサイル」くらいの威力がある、と私には思えるんですよね。

In any case, it seems to me that "withdrawal of MFN treatment" is about as powerful as "nuclear missiles on trade".

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とまあ、今の私は、プログラムのバグの発生条件が特定できなくて、現実逃避をしています。

And well, now I am escaping reality because I cannot identify the conditions under which a bug in the program occurs.

# 今、特定および修正完了しました。午前3時です。

# Now identified and corrected. It is 3:00 AM.

2022/03,江端さんの忘備録

2年ぶりに、スキー場に行ってきたのですが ―― 散々な目に合いました。

For the first time in two years, I went to a ski resort -- and I had a bad experience.

「転ける」「板を外す」を最初の1~2本にやるのは仕方がないのですが、コースクローズまでその状態が続きました。

I had no choice but to do the first one or two "falls" and "off the board," but I had to continue to course-close that condition.

なにより、『全長2~3km程度のゲレンデを一気に滑り降りることができなくなった』というのは、ショックでした。

Above all, I was shocked by the fact that "it is no longer possible to ski down slopes of 2 to 3 km in length all at once.

高低差1600メートルのウィスラー・ブラッコム(カナダ)のゲレンデを一気に滑り降り、ヘリコプターを使って山頂からダウンヒルしたこともある、この私が、です。

I have skied down the slopes of Whistler Blackcomb (Canada), with a height difference of 1,600 meters, in one fell swoop, and I have even taken a helicopter downhill from the summit.

それが、エキスパートコースだけでなく、普通の中級コースで、この体たらく。

That is the regular intermediate course as well as the expert course. How miserable I am.

大抵、午後になると、スキーを装着している感じが消えて、一体感の高揚が出てくるのですが、今回は、終日疲労一色で終わりました。

Usually by the afternoon, the feeling of being on skis disappears and a heightened sense of togetherness emerges, but this time, I ended the entire day feeling exhausted.

ゲレンデから引き上げた後、スキーブーツを脱ぐのも、ウェアのボタンを外す体力も消えて、全く体が動かなくなりました。

After pulling off the slopes, my strength to take off my ski boots or unbutton my clothes disappeared, and I could not move at all.

正直、衝撃を受けています。

I am honestly shocked.

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スキー場の食事は、改善されているとは言え、それでも値段に見合っている品質とは思えません。

Although the food at the ski resort is improving, I still don't think the quality is worth the price.

ですので、今回は、コンビニで菓子パンを購入して、ゲレンデのロッジで、それをかじっていました。

So this time, I bought some pastries at a convenience store and nibbled on them at the lodge on the slope.

今回は9:30から、16:00まで、2回の休憩を除いて、ずっと滑り続けていたので、オーバーワークだったかもしれませんが、それでも、カロリー計算上は、十分であると見積っていました。

This time, I skied from 9:30 to 16:00, with the exception of two breaks, so I may have been overworked, but I still estimated it to be enough for calorie counting purposes.

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これは、私が中学生の頃、お金も持たずに、思いつきで、自転車での全周100kmの半島一周をした時に、全く体が動かなくなった時の症状に似ていました。

This was similar to the symptoms I had when I was in junior high school, when I had no money, and on a whim, did a 100 km round-the-peninsula bicycle ride, and was completely immobilized.

―― ハンガーノック?

"Hunger knock?"

お腹が減っていなくても、空腹を感じないまま運動を続け、極度の低血糖状態に陥り、体を動かすためのエネルギーを使い切ってしまう、という現象です。

Hunger knock is a phenomenon in which a person continues to exercise without feeling hungry, even if he or she is not hungry, resulting in an extremely low blood sugar state and using up all the energy to move the body.

最近の在宅勤務で、食料も飲料水も減ってきています。運動不足は言うまでもありません。

I have been working from home recently and have been running low on food and drinking water. Not to mention the lack of exercise.

2年間、運動をしていないところに、5時間程度のぶっつづけの運動をしたのであれば、ハンガーノックの可能性は十分に考えられます。

If I has not exercised for two years and has been exercising for about five hours straight, a hunger knock is quite possible.

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帰りの高速道路では、完全に危険と感じられる睡魔に襲われ、近くのPAに逃げ込みました。

On the highway on the way back, I had a sleeping spell that felt completely dangerous and I had to flee to a nearby PA.

そして、自動車を停めた途端、気を失いました(あれは、「仮眠」というレベルではなかった)。

And as soon as I stopped the automobile, I passed out (that was not the level of "napping").

その後も、食欲はなかったのですが、帰宅の為に、アイスクリーム等の強制摂取を実施しました。

After that, I had no appetite, but I implemented a forced intake of ice cream and other foods for my return home.

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総じて、これらの現象を一纏めに説明する言葉があります。

In general, there is a single word that describes all of these phenomena.

『歳を取った』

"I'm getting old"

です。

「歳を取る」のは仕方がないです。

It's inevitable that I "get old."

しかし、体力や持久力の劣化は、自分の稼動域(行動範囲)を狭めることになります。

However, a decline in muscle strength and endurance will reduce one's range of motion (range of action).

私は、死ぬ直前まで『思い立てば、世界中のどこにでもフラっと出掛けることができる体』を維持したいです。

I want to maintain a body that can go anywhere in the world at a moment's notice until just before I die.

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ああ、そう言えば、室内懸垂、励んでいます。

部屋に鉄棒を作ってみた

Oh, by the way, I am working hard on indoor pull-ups.

先日、江端式懸垂(*)で、連続4回を達成できました。

The other day, I was able to achieve four consecutive Ebata-style pull-ups(*).

(*)江端の部屋の屋根に設置したバーを使って、天井に頭をぶつけるだけで"1回"とみなす、ズルい懸垂ルール

(*)Using a bar set up on the roof of Ebata's room, a cheater's pull-ups are considered "one time" just by hitting your head against the ceiling.

ちなみに、今日は"1回"もできませんでした。

By the way, I couldn't even do "once" today.

筋肉痛で、階下に降りるのも、大変です。

I have muscle aches all over my body and it is very difficult to get downstairs.

2022/03,江端さんの忘備録

金曜日に「3連休」であることを知り、そして、この日を逃すともう今年度はチャンスがない、と考えました。

On Friday, I knew of the "three-day weekend" and then decided that if I missed it, I would not have another chance this fiscal year.

で、この2日間で、必死にコラム原稿を書き上げて、先程、編集部に提出してきました。

So, over the past two days, I have been frantically writing a column manuscript and have just submitted it to the editorial office.

今(22時)から、睡眠薬をぶっこんで寝ます。

I'm going to bed now (10pm) with a bump of sleeping pills.

"Happy Skiing day of the year!!"

■自宅から、3時間以内で到着できて、

- I can arrive within 3 hours from your home.

■そこそこ過激な斜面(エキスパートコース)があって、

- There are some extreme slopes (expert courses).

■3月でも、比較的雪質の良いところ

- Even in March, the snow quality is relatively good

となると、どうしても「川場スキー場」になってしまいます。

Considering the above conditions, it is inevitably "Kawaba Ski Resort".

思えば、ここ10年間、ここ以外のスキー場に行っていません。

Thinking back, I have not been to any other ski resort but this one for the last 10 years.

私の気が変わらないうちに、先程オンラインでスキー券も購入してしまいました。

Before I could change my mind, I also just purchased a ski pass online.

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という訳で、私は、明日、年に一度の完全オフです。

So, I am completely off tomorrow, once a year.

たった一人の「スキー合宿」に行ってきます。

I am going to a "ski camp" of only one person.

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コロナ関係のコラム(第8弾)を執筆しているのですが、どうにも、分かりやすいデータが見つからなくて困っています。

私が知りたいのは、ざっくりとした「ワクチン非接種者:ワクチン接種者」の感染率と死亡率です。

これだけのことなのに、なんでグラフが出てこないんだ? と思いながら、捜していたのですが、

神奈川県の、新型コロナワクチンの有効性-ブレイクスルー感染調査から

が、比較的分かりやすいグラフを使っていましたので、ここを参照しています。

ふむ、感染者の97%以上が、ワクチン接種を選択しなかった人、ということですね。

このグラフを見る限り、死亡者の大半が、ワクチン接種を選択しなかった人、と読めます。

現在の日本では「ワクチン非接種者:ワクチン接種者 = 2:8」だから、それを勘案すると、ワクチン非接種者は、さらにリスクが高いと言えそうです。

以上