2022/01,江端さんの技術メモ

「Microsoft Edgeをアンインストールせよ」の旨の指示がやってきたのですが、通常のアンインストールの方法では、できないように設定されているようです。

調べたら、ここにやりかたが書いてあったので、その通りに実行してみました。

①検索フォームに「cmd」と入力
②「コマンドプロンプト」を右クリックし
③「管理者として実行」しましょう

C:\>cd "Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application"
C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application>dir

そこに出てくる、数字(ここでは、98.0.1108.50)を捜して下さい

C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application>cd 98.0.1108.50
C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\98.0.1108.50>cd Installe

として、ここから、このコマンドを入力します。

setup --uninstall --force-uninstall --system-level

アンインストールの画面が、以下のようになっていれば成功です。

以上

未分類

部屋に鉄棒を作ってみた

この鉄棒(正確には金属管)、ぶら下がっている最中に、回転してしまい、グリップで体を支えられない、という問題に気がつきました。

という訳で、鉄棒が回転しない方法を考えました。

アタッチメントを外して、ゴムなどを詰め込むという方法もありましが、アタッチメントを同じ木材の穴に取りつけると、強度が落ちると考えました。

そこで強制的に、アタッチメントと鉄棒(金属管)に穴を開けて、そこに、ネジを差しこむことにしました。

まず、センターポンチで小さい穴を開けて、そこに金属ドリルの先端を当てて、電動ドリルで穴を開けるのですが ―― 酷く苦労しました。

一つの穴を開けるのに20分間程度の時間がかかりました。

おまけに、ドリルが折れてしまったので、他のドリルを使いながら、何とか穴を貫通させて、ネジを差し込むことができました。

これは、ねじ山が折れてしまったケースです(結果として良くなりましたが)

微細な金属片が飛び回るので、メガネは必須でした(本当はスキーゴーグルを装着するべきだったと思います)。その後の部屋の掃除も大変でした。

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結果、鉄棒が回転しなくなり、ぶら下がりやすくなりました。

ちなみに、お世話になっている医療従事者の方から、以下のアドバイスを頂きました。

見た目はマヌケかもしれませんが、しっかりと安定した踏み台をおいて、足をつけた状態でぶら下がることからスタートすることをお勧めいたします。
このアドバイスは『とても』正しいです。
もし、天井の鉄棒にとびついて、ぶらさがったら、私は、高い確率で入院する自信があります(筋肉の裂傷とか、簡単に起きそう)。
そうなれば、家族だけでなく、担当されるお医者さんからも『バカ』と言われそうなので、当面は「ぶらさがり(仮)健康法」で、じっくりやっていきたいと思っております。
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ぶらさがり(仮)健康法」は、慣れてくると、なかなか気持ちが良く、スッキリした気分になります。

ぶらさがる」時に、体がコキコキと鳴って、正常な位置に骨が戻されているような感じもいいです ―― まあ、錯覚かもしれませんが。

2つめの鉄棒(木棒)を作りました。

2022/02,江端さんの忘備録

久々に、ホットケーキが食べたくなたので、嫁さんの分と合わせて焼いていました。

It's been a while since I've had a craving for pancakes, so I baked some for my wife and myself.

江端:「小麦粉のカロリーは、ちょっと無視できないけど、ダイエットは食べなければすむだけの話だから、簡単だよな」

Ebata: "The calorie content of flour is a little hard to ignore, but dieting is easy because all I have to do is not eat it.

と、ポソっと呟いたら ――

When I muttered that, my wife and second daughter heard in the living room , and,

リビングにいた嫁さんと次女の逆鱗に触れました。

that seemed to make them mad.

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江端:「いや、英語とかと違って、食べなければ、絶対に痩せるじゃんか。英語よりもダイエットの方が簡単だよ」

Ebata: "No, unlike English, if you don't eat, you will definitely lose weight. Dieting is easier than English."

嫁さん:「英語は勉強すれば必ずできるようになるけど、ダイエットは、どんなに我慢しても、なかなか効果が現われてこないじゃんか」

Wife: "If you study English hard, you will definitely be able to do it, but with dieting, no matter how much we endure, the effects don't show up".

という、いつもの議論が平行線を辿っただけでした。

It was just the usual parallel argument.

その後、

After that,

「私は、単に『英語を勉強していないだけ』だけだ」と、―― 嫁さんが言い訳をしていました。

"I just don't 'study English,'" -- my wife made excuses.

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https://www.kobore.net/not21.txt から転載
(筆者とのくされ縁により、無断転載)


今世紀もあと2週間あまりとなり、日本では色々なテレビ番組が企画されて いるものと思います。

昨年の大晦日あたりには「21世紀に残したい曲 100選」などが放映されてい たと思います。確か第一位は、美空ひばりの「河の流れのように」だったかと。

では、「21世紀に残したくない曲 100選」を選べと言われたら、何を選ぶか、 と言う話題で、嫁さんと色々議論しておりました。

その結果、それぞれの一位は、以下のようになりました。

智一

  • 歌手 荒井由美
  • 曲名 「卒業写真」
  • 選評 『私は月日と共に変っていくけど、あなたは変わらないで』と言う、無責任な言動。「変わらない人間でいて」と言うのは、「人間として成長しないでいて」と同義であることを認識していない幼稚な歌詞の連続。
    この程度の歌に共感するアホなティーン達への警鐘も込めて。
    その他 上記とほぼ同様の選評で、「22歳の別れ」なども候補に上げられたが、選を逃がした。

祐子

  • 歌手 さだまさし
  • 曲名 「あなた三昧」
  • 選評 一言で「気色悪い」。 あなたと一緒にいて、あなたの側で、終日洗濯や料理を作っているだけでいいと言うような女が本当にいるとは思えないし、本当にいたら、どこかおかしいのだろう。 馬鹿な男の下らない女性観を具現した歌として、是 非とも後世に残したくない一曲である。
    (上記文章は、智一が若干補足)

麻生

  • 熟睡の為、選考会欠席

こぼれ話メーリングリスト、(おそらく)今世紀最後の企画、

「21世紀に残したくない曲 100選」
あなたも是非とも御参加下さい。

えるです。

ebata21@home.com さんは書きました:

こぼれ話メーリングリスト、(おそらく)今世紀最後の企画、

「21世紀に残したくない曲 100選」

あなたも是非とも御参加下さい。

プチブル趣味は、それを個人の内面的欲求として保持するだけなら、 私はとりたてて批判はしない。 また、プチブル趣味を実現する場合でも、そこに何らかの屈折した想いが認められるならば、私は批判を口にするのを躊躇(ためら)う。

だが、である。 ここに、開けっぴろげに、能天気に、恥という単語が辞書に載ってないかのように、パワー全開で、無知は力なりとばかりに、その禁を破る歌があるのだ。

小坂明子の『あなた』である。

かくもプチブル趣味を恥ずかし気もなく露呈した歌を、私は知らない。 含羞も、挫折の影もなく、ただ他者不在のノッペリとした平面的な願望を垂れ流すこの歌を、私は大変気味の悪いものと考える。

以下、歌詞の内容を正確に覚えてはいないが、批判を展開してみよう。

『♪もしも私が家を建てたなら、小さな家を建てたでしょう~』

金が無いので小さな家を建てました、というなら話はわかる。 だが、この場合は恐らくそうではない。

「私たちは、もっと大きな家を建てる小金はあるんですけれど、 でもショートケーキみたいな小さな家が好みなんです。 私たちは慎(つつ)ましいんですよ、ええ」

とでも言いたげである。 実に厭味という他ない。 そもそも、慎ましいかどうかは他人様が決めることであり、 自分で自分のことを「慎ましい」などと言うのは、その対極にある態度であろう。 世間ではそんな態度を「厚かましい」というのだ。

『♪大きな窓と小さなドアと~』

小さなドアというのは実に象徴的である。ドア、それは即ち外部(=社会)との 接点であり、ドアが小さいということはつまり、

「私たちはあまり社会とコミットしたくないんです。 二人だけの世界でぬくぬくしていたいんです」

という気分の表明であると、精神分析学エルカン派の祖である私としては解釈せざるを得ないのである。 閉塞した世界こそが私たちの楽園です、という訳だ。

その他にも、

「真っ赤な薔薇と白いパンジー」 「部屋には古い暖炉がある」 「レースを編む」 「子犬」(どうせ俺の嫌いなマルチーズやプードルだろうよ)

といった歌詞から想起されるイメージは、悉く陳腐・俗悪の域を出ず、そこに描かれる生活は徹底して伝統的な日本の風習を脱臭しており、 無思慮な西洋崇拝と対米従属を強化する洗脳装置として機能したと言えよう。

結論:『あなた』は唾棄すべき反革命的唱歌であり、21世紀に決して 残してはならない負の金字塔、昭和日本の恥部である。

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今思い出したが、もう一つ、実に気に入らない歌があった。 私がまだ子供の頃の、かなり古い歌だと思うが、

『♪愛、あなたと二人。夢、あなたと二人~』

ってな気色悪いフレーズの後に、

『♪二人のため、世界はあるの~』

という、とんでもない命題をブチあげている馬鹿野郎な歌があった。

ローマ皇帝、チンギスハン、秦始皇帝、ヒトラー...世界を掌握しようとした 彼ら独裁者は、「世界は俺様のもの」と思っていたかも知れない。 だが、彼ら一時代を築いた歴史上の人物は、うぬぼれるだけの権力と財力を確かに持ってはいたのだ。 それにひきかえ、ここで歌われている「二人」が「世界は私たちのもの」と考 える根拠は、

「だって二人は恋人なんだもん(ハート)」。

なんじゃそりゃぁぁぁ!!

# 筆者に無断で本文章の引用・転載を禁ず。 (C) 2000 Erukan

2022/02,江端さんの忘備録

テレビを見ていると、「自分が嫌い」と告白する人が多いなぁ、と思います。

When I watch TV, I think that many people confess that they hate themselves.

「あいつが嫌い」と口にすることは忌避されているのに、「自分が嫌い」と言うことに、この国の人々は寛容ですよね。

People in this country are very tolerant of saying "I hate myself" while saying "I hate that guy" is avoided.

「自分が嫌い」な人が、我が国のマジョリティであるなら、共感も得やすいのかもしれません。

If people who "hate themselves" are the majority in our country, it may be easier to empathize with them.

で、「自分が嫌い」を、Googleで調べてみたら、"約 13,300,000 件 (0.42 秒)" と出ました。

So, I looked up "I hate myself" on Google and found "about 13,300,000 results (0.42 seconds).

今、Twitterで調べてみたら、この1時間で29件の書き込みあがあることが分かりました。

I just looked it up on Twitter and found 29 in an hour.

今、この結果を、どのように判断するかを考えています。

Now, I am trying to figure out how to judge these results.

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それはともあれ、「嫌い」なものは「嫌い」で、それは理屈ではないのですから、仕方がないと思いますが。

Anyway, what you "hate" is what you "hate," and that's not a theory, so I don't blame you.

それでも ――

However,

自分から「自分を否定する言葉」を発するのは、いくら自分のこととは言え、公の場で告白することは、控えた方が良いのではないかと思います。

I think it is better to refrain from confessing in public, no matter how much it is about you, that "words that deny yourself".

だって、それ「いじめ」ですから。

Because that's "bullying".

公の場で「いじめ」を見せつけられるのは、気分の良いものではありません ―― 少なくとも私には。

It's not pleasant to be shown "bullying" in public -- at least not by me.

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私:「私なら『世界が悪い』と言うけどなぁ・・・実際『世界が悪い』し」

Me: "If I were you, I'd say 'the world is bad'... Actually, 'the world is bad'."

と呟いたら、

I whispered, and my wife responded it to me,

嫁さん:「そういう発想できる人は、世界でも一握りしかいないと思う」

Wife: "I think there are only a handful of people in the world who can think like that."

と言われました。

―― 私が、休日を返上してたった一人で作った文化祭の展示物の前で、集合写真を取ったクラスの連中

 

2022/02,江端さんの忘備録

以前、娘が精神的に安定していない時に、

Once, when my daughter was not mentally stable.

『相手の悪口をA4紙一杯に書き出して、それを、暗闇の中で燃やす』

"Write down bad words about the other person on a piece of A4 paper and burn it in the dark"

という方法を教えて、実施させたことがあります。

I have taught her how to do this and had her implement it.

その際に、

At that time. I advised her the following,

(1)悪口は、感情のまま書き、論理的には書かないこと

(1) Bad words should be written with emotion and not logically.

(2)できるだけ、酷い、下品で、最低な言葉を使って、書いて、書いて、書きまくる

(2) Write, write, write, using the most awful, vulgar, and disgusting language possible.

(3)カラーペンを使用しても良いし、同じ言葉を何度登場させても良い。紙の両面を使っても良い。足りなければ、枚数を増やしてもいい

(3) You may use color pens, or you may make the same word appear several times. You may use both sides of the paper. You may use more sheets of paper.

ということをアドバイスしました。

ちなみに、この話を聞いて、嫁さんが青冷めていました。

By the way, my wife, who was listening to this story, was blue cold.

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私の場合も、「一週間後に奴に出すメール」というフォルダを作って、その中に、人類が考えうる最低の言葉を使った、憎悪テキストを書きまくります。

In my case, I also make a folder called "Email to him in a week" and write all kinds of hate text in it, using the worst language humanity can think of.

一週間後に、そのメールを出すのに躊躇がなかったら、出すつもりなのですが ―― 現在のところ、まだ出さないで、すんでいます。

If I don't have any hesitation in sending out that email in a week, I will do so -- but as of now, I haven't sent it out yet.

一週間後には、その後の対応(戦争)コストを鑑みて、冷静に計算できるようになるからです。

Because after a week, I will be able to calmly calculate the cost of the subsequent response (war) in light of the cost.

ちなみに、私のコラムに"ケチ"を付けている人物について、私は、

Incidentally, as for the person who "criticized" my column, I have made contents,

(1)その人物の徹底的な過去のツイートのテキスト解析を行って、

(1) To conduct a thorough textual analysis of the person's past tweets, and

(2)考えうる最高に酷い汚い言葉を使って、

(2) To use the most horrible swear words imaginable, and

(3)その人物を冷酷に批判し、批難し、侮蔑し、罵倒する、

(3) To ruthlessly criticize, condemn, belittle, or abuse a person.

というようなコンテンツを作成しています。

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怒りの感情というのは、無体物です。

The emotion of anger is intangibility.

たちの悪いことに、その無体物は、無軌道に増大します(私の場合は間違いなく『増大』します)。

The bad thing is that the intangibility grows inexorably (in my case, it definitely 'grows').

これに対して、言語化は、その「怒り」という無体物を、有体物として実体化、オブジェクト化することです。

On the other hand, verbalization is the process of materializing the intangible "anger" into something tangible, into an object.

ですので、上記のアクションは、

So, the above actions make us get the followint effects (sometimes),

(1)怒りの内容を、自分の言葉で「見える化」できる

(1) Being able to "visualize" the content of our anger in our own words.

(2)自分の言葉になることで、次の対応が見えてくる(ことがある)

(2) Being able to see what to do next (sometimes), by becoming our own words

という効果が得られる(ことがある)ようです。

もちろん、「友人に愚痴る」というのも、言語化の一つのアプローチですが、酷い、下品で、最低な言葉を使い難い上に、ちゃんとしたストーリーで話すことができないのは、欠点の一つです。

Of course, "complaining to friends" is one approach to verbalization, but it is difficult to use terrible, vulgar, and disgusting words, and one of the drawbacks is that it is impossible to tell a proper story.

いずれにしろ、『感情の言語化』がメンタルヘルスに有効である、というのは、心理学の通説です。

In any case, it is a common belief in psychology that "verbalizing emotions" is effective for mental health.

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「燃やし」ても、「一週間経って」も、あなたの怒りが納まらないのであれば ―― それは『本物』です。

If your anger doesn't subside after "burning" or "a week," it's "real".

その時は『戦争を始めましょう』。

At that time, 'Let's start the war'.

『よろしい。ならば戦争だ』

2022/02,江端さんの忘備録

関東地区全般に大雪警報が出ています。

There is a heavy snowfall warning for the entire Kanto area.

最近は、台風、大雨、ゲリラ豪雨等の警報も頻繁に出ています。

Recently, there have been frequent warnings of typhoons, heavy rains, and guerrilla torrential rains.

しかも、かなり正確です ―― 年々精度が向上しているように思います。

And it's pretty accurate -- it seems to be getting more accurate every year.

以前、天気予報の方法について調べたことがあったのですが、『これは難しいなぁ』という感想を持ったのを覚えています。

I remember that I once did some research on how to forecast the weather, and I had the impression that 'this is difficult.

今は、どういう予測方法を使っているのはか不明ですが、基本的には、国内各地に設置された気象センサからの情報を使って、スーパーコンピュータをリアルタイムでぶん回している、と思います。

I'm not sure what kind of forecasting method they are using now, but I think they are basically using information from weather sensors set up all over the country and running supercomputers in real time.

それでも、天気予報は外れるものです。

However, miss predictions happen.

この辺に、気象庁の言い訳・・・もとい、解説が掲載されています。

The JMA's excuse ... or explanation ... can be found here.

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それでも、気象予報は、各拠点の情報(温度、圧力等、現在の気象情報)を使って、物理の方程式を力づくで計算するという方法を取ることができます。

Nevertheless, weather forecasting can be done by using information from each base (temperature, pressure, and other current weather information) to calculate the equations of physics by force.

では、太平洋戦争時の「空襲警報」って、どうやってやっていたんだろうと思いました。

Then I wondered how they did "air raid warnings" during the Pacific War.

頭上から、爆弾が投下されるという危機 ―― これは、雪や台風などとは比較にならない、生命に直結する情報です。

The danger of a bomb being dropped from overhead. This information is much more life-threatening than that of snow or typhoons.

その重要性は、語るまでもありません。

I don't have to tell you how important this is.

(空襲警報の音声が出てきます)

(You will hear an air raid alarm.)

調べてみたとろ、(1)レーダー、(2)目視(at 監視哨)、(3)音(by 聴音機) の3つを使っていたようです。

I found out that they were using (1) radar, (2) visual (at watchtowers), and (3) sound (by listening devices).

レーダーは『マイクロ波を照射して、その反射波を観測する』というもので、当時でも、最大100km先の爆撃機を検知できたようです。

Radar, which "emits microwaves and observes the reflected waves," was able to detect bombers up to 100 kilometers away even back then.

しかし、実用化の実験に成功したのが、終戦前ギリギリの時(1944)である上に、精度も悪く、量産も困難、という状況でした。

However, it was only just before the end of the war (1944) that experiments for practical use were successful, and the accuracy was poor, making mass production difficult.

また、レーダ開発は、『敵に自分の位置を知らせるだけ』という理由で、日本軍(特に海軍)が開発に消極的だったようです。

Also, it seems that the Japanese military (especially the navy) was reluctant to develop radar because it would 'only let the enemy know their position.

それ以上に、我が国の国民には「空襲」という意識が薄かったようです。

More than that, it seems that the people of our country had little awareness of "air raids".

そもそも、空襲されていた期間は、戦争の期間全体(約4年間)に対して、かなり短い期間だったのです。

In the first place, the period of air raids was quite short compared to the entire duration of the war (about four years).

日本の敗戦を1945年8月15日として、1年間を1.0として計算してみました。

Based on Japan lost the war on August 15, 1945, I calculated that one year is 1.0.

一番最初の那覇空襲が1944年10月10日で"-0.85", 鹿児島空襲が、"-0.41",倉敷空襲が"-0.32"で、その後、"-0.12"(50日前)からは、ほぼ、毎日、日本各地で爆撃が続けれらていました。

The first air raid on Naha was on October 10, 1944, with a -0.85, the first air raid on Kagoshima was -0.41, the first air raid on Kurashiki was -0.32, and after that, from -0.12 (50 days ago), bombings continued almost every day all over Japan.

どこに現われるのか分からない敵襲に対して、国内に設置されているレーダーは、数えるほどしかありません(多分、帝都(東京)だけしか、なかったと思います)。

There were only a handful of radars installed in Japan (probably only in the imperial capital (Tokyo)) to counter enemy attacks that could appear anywhere.

あとは、目と耳だけが頼りという『空襲警報』。

"Air raid alerts" that rely only on our eyes and ears.

高さ15メートルの監視哨があったとして、論理的な視認距離は15kmあります。

If there was a 15-meter high watchtower, the logical visibility distance was 15 kilometers.

加えて、人間の視力+双眼鏡を駆使し、めちゃくちゃ好天に恵まれたとして、この半分の約7kmを、敵機発見の距離と仮定します。

In addition, let's assume that they had human eyesight plus binoculars, and that they were blessed with extremely good weather, and that half of this distance, about 7 km, was the distance at which they could detect enemy aircraft.

戦闘機の巡航速度が200kmとして ―― 敵機発見は、126秒前です。

Assuming the fighter's cruising speed is 200 kilometers -- the enemy plane was spotted 126 seconds ago.

警戒情報発令手続に1分、目的地までの到着時刻をこの3倍と見積っても、

Even if they estimated that the alert procedure took one minute, and the arrival time at the destination was three times that time.

―― 空襲警報から爆撃までの時間は、もっとも楽観的な数値で"5.3分" (by フェルミ推定)

"The most optimistic figure for the time between air raid warning and bombing is 5.3 minutes(by Fermi)."

準備も含めて、"5分間"で逃げられる人間の距離は1kmもないでしょう。

Including preparation, the distance a person can escape in "five minutes" is probably less than one kilometer.

もちろん、緊急地震速報の、"数秒"よりは十分に長い時間です。

Of course, this is much longer than the "few seconds" of the current Earthquake Early Warning System.

防空壕まで逃げる時間くらいを、ギリギリ稼げたかもしれませんが、爆弾が直撃したら、助かる見込みはないでしょう。

They might have been able to buy enough time to escape to the air-raid shelter, but if a bomb hit us, they would have no chance of survival.

それでも「空襲警報」が発令したら、『電灯を消す』『防空壕に逃げる』、等のアクションは周知徹底されていました。

Even so, when the "air raid alarm" was issued, actions such as "turn off the lights" and "escape to an air-raid shelter" were well known to all.

今は、全国瞬時警報システム(Jアラート)というシステムがありますが、ぶっちゃけ、どういうアクションを取ればいいのか、良くわかりかせんでしたので、調べてみました。

Nowadays, there is a system called the National Instantaneous Warning System (J-Alert), but frankly speaking, I didn't know what action to take, so I did some research.

こちらに、記載がありましたので、覚えておきます。

I will keep this in mind as it was mentioned here.

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いずれにしても、「警報」は、ありがたいものです。

In any case, I am grateful for the "alert".

警報システムの設計、構築、そして運用に関わる全ての人に、再度、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

gain, I would like to express my gratitude to everyone involved in the design, construction, and operation of "alarm system".

2022/01,江端さんの技術メモ

とかとか作ったので、これをPrumeClusterで使いたいときの、JavaScriptの書き方

if (obj.id == 0){  // idが未登録の場合
			console.log("obj.id == 0")
			// データをマーカーとして登録
			// var marker = new PruneCluster.Marker(obj.lat, obj.lng);

			// 参考資料  http://embed.plnkr.co/WmtpkEqSDJFuFeuiYP54/
			//var marker = new PruneCluster.Marker(obj.lat, obj.lng);
			var marker = new PruneCluster.Marker(obj.lat, obj.lng, {
				popup: "Bell 206 ",
				icon: L.icon({
					//iconUrl: 'http://sintef-9012.github.io/PruneCluster/examples/helicopter.png', 
					iconUrl: 'http://localhost:8080/static/person-icon.png', 
					//iconUrl: 'helicopter.png', 
					//iconSize: [48, 48] 
				})
			});

2022/01,江端さんの技術メモ

以下の"main.go"が、c:\user\ebata\go_template\testsにあるとする。

package main

import (
	"log"
	"net/http"
)

func main() {

	// アクセスされたURLから /web 部分を取り除いてハンドリングする
	http.Handle("/web/", http.StripPrefix("/web", http.FileServer(http.Dir("static"))))

	if err := http.ListenAndServe(":8686", nil); err != nil {
		log.Fatal("ListenAndServe: ", err)
	}
}

で、c:\user\ebata\go_template\tests の下に、staticというディレクトリを掘って、そこに、画像ファイル(例:helicopter.png)を放り込んでおく。

で、go run main.goを起動して、ブラウザから、
http://localhost:8686/web/helicopter.png
と入力すると、画像が出てきます。

注意

http.Handle("/web", では動きません。

http.Handle("/web/", で動きます。