2022/11,江端さんの技術メモ

emacsやviに関する批評(というか”批判”ですね)は、数多くされていますが、これも前回、コンピュータ言語比較で論じた通り同様に『ばかばかしい』と思っています。

私のemacsで作成する文章の速度を越える人の数は、統計的には2σ以上(偏差値70以上)になると思いますので、これを捨てる必要はなかろうと思っています ―― emacsとSKKなしに、私の超長文コラムは製造できないと思います。

―― 自分の推しのプログラム言語のコラムをご希望の方。いつでもお仕事お引き受けします。


昨日、新しいマシンにWindowsに、手動で、もう誰も使っていないであろうemacs(Meadow)を手動でインストールしてみたのですが

これが、まだまだ、十分に動くんだなー(自分でも、かなりビックリしましたが)。
WindowsXPのころから使っているんだけど、凄いなー

という訳で、windowsが11,12,....とバージョンアップを続けても、動き続けるまで動かしてやろうと思っています。

で、

vscodeのemacsキーバインドマッピング 諦めました。

vscodeでは、emacsのキーバインドを完全に再現できそうにないことが分かってきましたし、vscodeは、Windowsタスクが重くなると頻繁にフリーズして、イライラさせられます。なので、コーディングは、全部Emacsで行うことにしました。

しかし、IDE (統合開発環境)としてのvscodeは完璧ですので、これを使わない手はありません。

で、今回、VSCodeのアドインの一つである、"Open in External Editor"というのを使って、(すったもんだありましたが)動いえているようなので、設定のメモを残しておきます。

拡張機能から、Open in Editorをインストールして、ギアをクリックします。

「拡張機能の設定」を選んで、メニューにある"setting.json"で編集をクリックします(どれをクリックしてもいい)

私の場合、最後の2行に以下を追加しました。

こうして、vscodeの方でファイル名の上で右クリックすると、"Open in Externl Editor"というメニューがでてくるので、これをクリックすると、emacsが立ち上がってきます。

vscodeの内容と、emacsの内容は、リアルタイムで連携しているようです(時々外れますが、その場合は、emacsを消してやりなおすと元に戻ることが多いです。

開発している様は無様でしょうが、コーディングでカッコつけても仕方ありません。
私は、このやり方で、押し通します。

以上

 

 

2021/12,江端さんの技術メモ

■Windows Updateの後は、絶対にWindows Defenderの設定をしなおせ

■Windows Updateがなくても、「重い」と思ったら、Windows Defenderの設定を見ろ → 勝手に設定されているぞ

昨日から「Windows10が重くて使えない」という状態が続くので、タスクマネージャーを見てみたら、Antimalware Service Executableのメモリ消費量がシャレにならないくらい大きいことが分かりました。

メモリ/ディスクを使用する重いAntimalware Service Executableの対処法【停止も】

対処2: Windows Defenderのタスクスケジューラで設定を変更する

  1. 「Windowsマーク」をクリックし、「Windows管理ツール」→「タスクスケジューラ」の順にクリックします。
  2. タスクスケジューラの画面が表示されたら、左ペインで「タスクスケジューラライブラリ」をクリックしてツリーを展開します。
  3. 「Microsoft」→「Windows」→「Windows Defender」の順に展開します。
  4. 「Windows Defender」を選択して、右側にある「Windows Defender Scheduled Scan」をダブルクリックします。
  5. 画面が表示されたら「全般」タブを選択します。
  6. 画面下部にある「最上位の特権で実行する」のチェックを以下の4つの項目全部で外します。(つまり、以下の処理を項目ごとに、全部で4回やる、ということです)
  7. 「最上位の特権で実行する」のボタンが押せないので、「プロパティ」を押す

    ここからチェックを外す

  8. 「OK」をクリックします。

とりあえず、これで「Windows10が重くて使えない」状態は解消できるようになりました。


ノートPCも恐しく遅くて使えないので、この方法を試しました。現在、ちんたらと再起動処理をしているようですので、多分改善すると思います。

あやうくノートPCを廃棄してしまうところでした。

 

2022/12,江端さんの忘備録

昨夜、クラスメート(留学生)の輪講発表用の資料を読んでいました。

Last night, I was reading material for a classmate's (international student) presentation of the research paper.

"How Much Transport Can the Climate Stand?. Sweden on a Sustainable Path in 2050"

という論文で、『今後、いかなる技術革新が来ようとも、ゼロエミッションは不可能』という結論が導かれていました。

The paper is described the conclusion that 'no matter what technological innovations may come in the future, zero emissions will not be possible'.

特に「輸送分野」が絶望的らしいです。

Especially the "transportation field" is said to be in desperate need of help.

この論文の論旨を、私なりに纏めると、

I can summarize the argument of this paper in my own way.

―― むやみに移動するな

"Don't move unnecessarily"

と読み取りました

今日の講義で、彼に、

Today's lecture, when I gave him a question of

『この著者の結論は、"動くな"、"家にいろ"、"リモートシステムを使い倒せ"で、いいのかな?』

"The conclustion of the paper's author is "Don't move, Stay home, Do your remote system", Is that Right?"

と疑問を投げつけたら、彼は困った顔をしていました ―― ちょっと、悪いことをしました。

He had a annoyed look on his face -- I felt sorry for him.

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とは言え、『むやみに移動するな』は、大いに賛成です。

That said, I very much agree with 'don't move unnecessarily'.

移動は、散歩くらいにして、リモートでできる仕事は、全てリモートにすれば良いのです。

Traveling should be as much as a walk in the park, and all work that can be done remotely should be done remotely.

リモートはF2Fと比べて効率が半減するかもしれません(私も同意します)、それならF2Fの時間を2倍にすればいいと思います。

The remote may be half as efficient as F2F (I agree), then just double the F2F time.

移動にかかる時間を考えれば、ペイすると思います。

Considering the time it takes to travel, it should pay off perfectly.

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と言いつつ、『理屈通りにいかないのが仕事である』というのも良く分かっています。

Having said that, I am also well aware that 'it is work that does not go according to logic.

まずは、"リモート"で"握れる人"同士で、「むやみに移動する」を止めることから始めましょう。

First, let's start by stopping "moving around unnecessarily" with other "remote" people who can "hold" each other's hands.

2022/11,江端さんの技術メモ

先程、シミュレータを動かそうとしたら、

ebata@DESKTOP-P6KREM0 MINGW64 ~/yamaguchi/src/PruneMobile
$ go run .
file cert.crt found switching to https
The process exited with https error: listen tcp :8080: bind: Only one usage of e
ach socket address (protocol/network address/port) is normally permitted.
exit status 1

が出てきたので、昨日インストールした、MSIPのサービスを停止したら、問題が解決した。

昨日、MSIPのサービスをインストールしたのだけど、その時ポート番号8080を使うようなパラメタの設定が少々気になったけど、デフォルトだったので、そのままにしておいた。

ポート番号を替えればいいのだろうけど、それはまたそれで、別の問題作りそうなので、当面は、サービスを止めて対応することにする(そのうち、シミュレータの方のポートを変更しようと思う)

 

 

 

2022/11,江端さんの技術メモ

VSCodeがなかなか立ち上がってこずに、プログラム開発が滞ってしまうほどでしたが、色々試してみた結果、悪い奴がoffice.comであることが分かりました。

ブラウザをchromeにしたりedgeにしてみたのですが、office.comを上げると、たちまちディスク0が100%になってしまうことが分かりました。その後、office.comのタブを消しても、100%が維持しつづけるようです(いずれ収まるようですが)。

office.comは便利なんですけど(iPadでもサクっと使えます)、意外なところで仕事の邪魔をされていました。

chromeの設定をクリアにしてしまったり、edgeを再インストールしたりと、酷い回り道をしてしまいました。
特に、chromeのアドインを全部消したのは、かなり痛いです。スクショくらい取っておけばよかった。

という訳で、これからoffice.comは、始業時、昼、就業時の3回だけ立ち上げるようにします。
江端に、至急の業務連絡をとりたい人はteamsでお知らせ下さい。

ちなみにvscodeも、立ち上げ時には、そこそこ鬱陶しいです。こんな感じ↓

こっちは、数分ほっておけば、こうなりますので、そこまで我慢します。

2022/12,江端さんの忘備録

今、嫁さんが義母の手術のサポートで、実家に戻っています。

My wife is now back at her parents' house in support of my mother-in-law's surgery.

で、先程、「テレビに映像が表示されない」と電話がかかってきました。

So, I just received a call saying that the TV was not displaying images.

話を聞いている限り、怪しいのは、アンテナまたはそのケーブルの経年劣化のようです。

After hearing her talk, the suspicious thing seems to be the age-related deterioration of the antenna or its cable.

電気屋に連絡しても、5日後になる、とのことでした。

She called the electrician, however, he told her that it would be 5 days after.

『今夜のワールドカップはどうすればいいの?』と、嘆いていました。

'What am I supposed to do about the World Cup tonight?' she lamented.

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江端:「スマホから"NHKプラス"で見れば?」

Ebata: "Why don't you watch it on "NHK Plus" from your phone?"

嫁さん:「今日は民放」

Wife: "Today's game is not on NHK"

江端:「じゃあ ―― ダメかな」

Ebata: "So -- no?"

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私なら、アルミ箔で、即席の室内アンテナを作り始める、と思いますが(YouTubeに飛びます) ――

For me, I'd start making improvised indoor antennas out of aluminum foil, but--

まあ、今回、嫁さんは運がなかったですね。

Well, the wife was out of luck this time.

2022/12,江端さんの忘備録

課題で「主観的幸福(SWB)」を調べているのですが、なかなか興味深いです

の発表用資料を、先程完結させたのですが、なんとも複雑な気分です。

I have just completed the presentation materials, and I have complicated feelings.

■私の人生は私の理想に近い

- My life is close to my ideals

■私の人生の状態は優れている

- Conditions of my life are excellent

■私は自分の人生に満足している

- I am satisfied with my life

■これまでのところ、私は人生で望む重要なことを達成している

- So far I have achieved the important things I want in life

■もし私の人生をもう一度生きられるなら、私はほとんど何も変えないだろう

- if I could live my life again I would change almost nothing

これが、認知的・主観的Well-Beingの測定パラメタです。

These are the measurement parameters for cognitive SWB

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確かに、質問の中に、比較すべき「他人」や「社会」は入っていないのですが、この質問に対して完全に"Yes"と答える奴は ――

Certainly, there is no "other" or "society" to be compared to in the question, but anyone who would answer "Yes" to this question completely would be --

入院レベルの「躁(そう)病」を疑うべきではないか、と思えるのです。

suspected being "mania" at the hospitalization level.

未分類

という論文を読み込んでいるんですけど、SWB(Subjective Well-Being)というのが、今一つ肚に落ちてこなくて、ちょっと調べていました。

で、纏めてみたのですが、驚きました。

そっかー、幸福って定義なしで使っていいんだぁ、と、今さらながら気がつきました。

特に上の表で興味深いのが、(A)認知的幸福です。

これ、「自分で定義した幸福」を使って、自分の幸福をチェックする、というものです。

これは、他者を観測することによって、自分の中に『厳しいチェックリスト』を作成して、自分の幸福を自己採点して、自分で自分に落第点を付ける、というものの正体だと思います。

なるほど、主観的幸福とは、主観的不幸と同義になり得る、ということが理解できて、深く納得しています。

「他人との比較は、地獄への道」ですね。


『人生をどう生きたところで、大して変わりはない。ただ、狂えるものがあれば、ちょっとだけ"おトク"かもしれない』

の中で、

―― 狂気だけが才能を越える

と記載しましたが、もしかしたら、

―― 狂気だけが幸福に至る道である

とも言えるかもしれません。

 

2022/12,江端さんの忘備録

先日、俳優の渡辺徹さんがお亡くなりになりました。

Recently, actor Mr.Toru Watanabe passed away.

また、コラムニストの小田島隆さんもお亡くなりになりました。

Also, columnist Mr.Takashi Odajima passed away.

渡辺徹さんは、これまで、肥満と減量を繰り返されており、お亡くなりになった時点では肥満ではなかったようです。

Mr. Toru Watanabe had been obese and lost weight repeatedly, and was not obese at the time of his death.

小田島隆さんも、自力でアルコール依存症を克服されていました。

Mr. Takashi Odajima also overcame his alcoholism on his own.

何が言いたいかというと ――

What I want to say is--

―― 過去の不摂生な生活は、そこから脱した後でも、私たちを許してくれない

"Past neglects of health do not forgive us, even after we get out of them"

ということです。

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だから、まあ、多分私も『許して貰えない』 ―― たとえ、今、一滴たりともアルコールを摂取していなくても。

So, well, maybe I won't be 'forgiven' either -- even if I don't consume a drop of alcohol now.