2022/01,江端さんの忘備録

昨日のメールに関して、昨夜、献体を担当されている医師の方からメールで連絡がきました。

私の遺体なんぞででよろしければ、先生の大学に全部差し上げますが、要ります? ―― コラム執筆の御礼としては、甚しく「粗品」とは思いますが。

Regarding yesterday's email, I received an email last night from the doctor in charge of the donation.

そこで、先程、その大学病院に電話してみました。

So, I just called the university hospital.

ご対応して頂いた方とのQ&Aの要点のみを纏めます。

The following is a summary of the main points of the Q&A session with the person who responded.

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Q: 移植は無制限にO.K. で 献体はN.G.という取り扱いは可能ですか? (嫁さんの要望)

Q: Is it possible to have "unlimited transplants" and "no donation"? (My wife's request).

→ 無理。原則として「移植」と「献体」は両立しないと考えて頂いた方が良いです(角膜移植のみの場合などの例外もある)。

-> Impossible. As a general rule, it is better to think that "transplant" and "donation" are incompatible (there are exceptions such as in the case of corneal transplants only).

Q: 献体するにはどうればいいのですか

Q: How can I donate my body?

→ 今年度分の予約は終了しましたので、4月1日以降に連絡を下さい。

-> Reservations for this year have been closed, so please contact us after April 1.

Q: 私の献体は可能ですか

Q: Is it possible for me to donate my body?

→ (住所を聞かれて)管轄内ですので可能です。

-> (When asked for the address) It's within our jurisdiction, so it's possible.

Q: 私の献体の条件は何ですか

Q: What are the requirements for my donation?

→ (1)コロナ等のウイルス感染による死、(2)梅毒、結核等の感染症による死、(3)自死 でないこと、となります。

-> There is no problem as long as the following items are not included. (1) Death due to viral infections such as corona, (2) Death due to infectious diseases such as syphilis and tuberculosis, (3) Suicide

Q: 献体の「使われ方」をインタビューまたは見学したいのですが、どうすれば良いですか?

Q: I would like to interview or observe the "use" of a donated body.

→ 本大学での対応は難しいので、全国ネットワークの「篤志会」にコンタクトされることをお勧めします。

-> Since it is difficult for our university to respond to this request, we recommend that you contact the national network of "benevolent societies".

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(嫁さんのように)「移植(のみ)を希望する場合はどうしたら良いのか」は、自分で調べてみました。

I did my own research on "What should I do if I want an organ transplant only?" like my wife.

基本的には、このページに全部記載されています。

Basically, this page contains everything you need to know.

特に、「臓器移植解説映像」が秀逸です。

In particular, the "organ transplant explanation video" is excellent.

今、私たちにできることは、結構簡単です。

What we can do now is pretty simple.

臓器移植提供を希望される方は、「今、ここで」やってしまいましょう。

If you want to donate your organs, do it "now, immediately".

(1)運転免許、マイナンバカード、臓器提供意思表示カード(私は、コンビニのレジで手に入れました)に住所と名前、その他を記入する

(1) Fill in your address, name, and other information on your driver's license, My Number Card, or Organ Donation Intention Card (I got this at the checkout counter of a convenience store).

(表面)

(裏面)

(私もこれから全部記入しますが ・・・ちなみに、マイナンバーカードのカード記入欄は、『どんな極細のペンなら記載できるんだ!』という位に小さい(怒)。これでは、『行政は「臓器移植をさせたくない」と考えている』ようにすら見えます)

(By the way, the field for filling out the card on the My Number Card is so small that it looks like "What kind of ultra-fine pen can you use to fill it out? This makes it look like the government doesn't want people to have organ transplants.)

(2)家族、友人、病院の方に「これらが財布に入っているから、私の死後に必ず連絡してくれ」と、繰返し言っておく。

(2) Repeatedly tell family, friends, and hospitals, "These are in my wallet, so be sure to contact the administration after my death.

後は、

After that,

(3)自分の臓器の再利用が可能な程度に健康な日々を送り、誰かに再利用して貰えるように祈る。

(3) Live each day healthy enough to be able to reuse my organs, and pray that someone else will reuse them.

です。

大切なのは、

The important thing is...

―― 自分から積極的に動いてアピールしないと、あなたの臓器(一説には、総額1000万円相当)が、燃やされて(火葬)て灰になってしまう

"If you don't actively promote yourself, your organs (worth a total of 10 million yen, according to one story) will be burned (cremated) to ashes."

という、絶対的な事実です。

which is an absolute true.

『意思を示しておけば、善意の誰かが何とかしてくれる』というのは ―― はっきりいって、「幻想」で「甘えた考え方」です。

The idea that "if I show my intentions, someone with good intentions will take care of it" is -- quite frankly -- an illusion and a naïve way of thinking.

もちろん、これは、臓器移植の提供を希望する人のみへのお話です。

Of course, this is a story for those who wish to donate their organs for transplantation.

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ちなみに、「献体」v.s.「臓器提供」なら、私は後者優先です。

By the way, if it's "donation" versus "organ donation," I prefer the latter.

そして、人間の臓器を「デバイス」「部品」と考えているエンジニアの江端は、心の底から

And Ebata, an engineer who considers human organs as "devices" or "parts", from the bottom of his heart,

『お願い! 誰か私(の臓器)を貰って!!』

"Please! Somebody take my organs!"

と思っている1人です。

I want to shout that.

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ちなみに、これは、終活(人生の終わりのための活動)の一環ですが ―― なんか『婚活』とか『就活』に似ているなぁ、と思いました。

Incidentally, this is a part of the "life after life" (activities for the end of life) -- I thought it was somewhat similar to "marriage hunting" or "job hunting.


因みに、インターネット登録で、登録カードを作ってくれるようです

■インターネットでの登録方法

(Step.1) https://www.jotnw.or.jp/faq/?category=001001にアクセス

あとは、流れのままに必要事項を入力して、ボタンを押せば「仮登録」が終わります。

最後に、

仮登録が完了しました。
(公社)日本臓器移植ネットワークからIDの入った登録カードを送付します。

とメッセージが出てきます。登録カードが届いたら速やかに署名と署名年月日を自筆で書き、本登録手続き(本サイト上の本登録画面にIDとパスワード(江端のパスワードは"最初は大きい最高の私")を行ってください。

はっきりいって、ネット登録→IDカードの発行が圧倒的にラクかな と思います。

以上

2022/01,江端さんの忘備録

最近、以下のメールを大学機関に送付しています。

I have recently sent the following email to university institutions

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XXXXX研究/移植担当部門

XXXXX Research / Transplantation Department

○○先生

Dr.○○

突然のメールを差し上げる無礼をお許し下さい。

Please forgive my rudeness in sending you this email so suddenly.

私は、江端智一と申します。

I am Tomoichi Ebata.

私の死亡後、御大学への全臓器の移植提供と、献体を希望致したく考えております。

I would like to donate all my organs and body to your university after my death.

つきましては、その実施事項に際しまして、当方から希望する形がございます。そのご相談に乗って頂ければと考えております。

I would like to happy to discuss the procedure in detail.

○○先生の、お手すきの際に、ご連絡頂ければ幸いと存じます。

I would appreciate it if you could contact me when you are free.

また、ご担当が異なっておりましたら、お手数ですがその旨をお知らせ頂けますよう、お願い致します。

If you are a different contact person, please let us know the proper person.

お忙しい中、恐縮とは存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

I would like to thank you for your time.

江端智一

Tomoichi Ebata

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<以下、シバタ先生への私信>

The following is a personal letter to Dr. Shibata

私の遺体なんぞででよろしければ、先生の大学に全部差し上げますが、要ります? ―― コラム執筆の御礼としては、甚しく「粗品」とは思いますが。

If you'd like my death body, I can give it all to your university, if you'd like. -- I am afraid that it would be a very "little gift" for thanking you for writing the column.

シバタ先生の大学までの輸送に『鮮度』が落ちるかもしれないことが懸案です(もし、移植に使って頂けるのであれば)。

My concern is that it may not be 'fresh' to transport it to your university (if you can use it for the transplant).

未分類

私は、私が死去した場合、全ての葬儀を、その規模の大小に関わらず『全て行わないで欲しい』ことを表明しております。

以下、メモではありますが、備忘録としてコピペしておきます。

(1)自分なりの宗教観がある

■これは、米国のユタ州のアーチーズ国立公園で見た風景の中に、いわゆる「神」を見た(という気になっている)という、私の体験に因ります。現在、私が信じられるのは、その私の「神」だけで、それ以外の「神」や「仏」については、ちょっと『良く分からない』という感じです。

■そんでもって、私が信じていない『神仏』で葬儀をされることも、そして理解不能な呪文(お経)のようなもので葬送されるのも)『なんか違うなぁ』と思っています。

(2)智一(故人)主催の『オリジナルの葬儀』を考えている

■私のイベントですので、自分で葬儀をコーディネートしたいです。私が実施する予定の葬儀は「Webを使ったメモリアル葬儀」です。私のことは(喪主ではなく)私が語りたいし、感謝の気持ちも、私の言葉で語りたい(それによって、新しい葬儀の創始者になりたい)。

■そして、四十九日や一周忌などというイベントではなく、10年後も、20年後も、いつでも、(日本国内だけでなく、世界でお世話になった人々も含めて)私のことを思い出して貰えるような葬儀を企画したい。

■上記の『オリジナルの葬儀』については、人に集って貰う必要もないので、双方にとってもメリットがあると思う。

(3)すでに、献体、臓器移植の手続きを開始済である

■尊厳死協会(リビングウイル)への登録、私の身体の部位の無条件の献体手続を開始済み(ただし移植目的に限定。学術目的には提供しない、で相談中)しています。

■献体は、死亡直後に行わなければならないらしいです。これが、普通の葬儀を行わない(行えない)最大の理由です。

■で、移植用の身体の部位の摘出作業に数日から1週間くらい必要とされています(*)。その後に、普通の葬儀をする、というのも(しかも、身体本体もないし(骨くらいは残っているかもしれんけど))、なんとなく間が抜けているなぁ、と思っています(遺骨の返還は1~2年、長ければ3年だそうです)。

―― 自分から積極的に動いてアピールしないと、あなたの臓器(一説には、総額1000万円相当)が、燃やされて(火葬)て灰になってしまう

(4)法律上必要な手続はきちんとやる

■日本は火葬が法律で定められているので、火葬はしなければならないので、これはちゃんとやる予定です。納骨についても、家族で保存して貰うのも面倒ですし、散骨は許可を得るのが面倒なので、行き先(墓場)は確定(購入済み)しています(なお、大学病院で納骨して貰うということもできるそうです)。

(5)死後も『チャレンジャー』でありたい

■色々な考え方はあると思いますが、やっぱり「私の死」は「私のもの」だと思っています。世間の常識や慣例や、あるいは人の考えではなく、私の生き方と私の死に方は、私が決めたい、と思うのです。

■『私に最後に一目会いたい』という方の気持ちには応えられなのかもしれませんが、私としては、上記の、私の創る『オリジナルの葬儀』で、『生きていた時の私』を覚えていて欲しいし、それを独力で実現したいと思っています。そして、その(日本発?の)パイオニアが、『私』でありたいと思っています。


ところが、この全ての葬儀を、その規模の大小に関わらず『全て行わないで欲しい』 について、家族で議論を行った結果、『現状では無理である』と、家族から逆にロジカルに説得されてしまいました。

特に、家族からのコメント「火葬までに一定の時間は欲しい」「故人を語り会う機会を担保して欲しい」「礼服を着てみたい」「喪主をやってやらんでもない」という反対意見があり、その中でも最大の理由が「上記(1)~(5)の理由では、(家族以外の)親族を説得するロジックとしては弱すぎる」でした。

# つまり『面倒はゴメンだぜ』という家族の本音がダダモレでした。

その一方で、

「遺体の顔を一方的に見られるのは甚だしく不本意なので、私たち(嫁さん+娘たち)については『火葬ファースト』でよろしく」などという、かなり身勝手な意見もでております。

という訳で、本件、継続審議ということになっております。

以上

2022/01,江端さんの技術メモ

keyword WTC 5331 WK panasonic あけたらタイマ 実家

先程、玄関(外と中)の電灯も、自動的に点灯/消灯する装置を設置しました。

 

image.png

18:30 ± 30分 に点灯し、 23:30 ± 30分 に消灯するようにセットしておきました。
今、実験しています。


基本的には、私が帰省する時に設定しなおせば良いと思っていますが、
この設定、多分ラジカセより簡単だと思いますので、設定を試みて頂けると助かります。
(ちなみにラジオの方が動いているのは、内蔵の電池が停電中も電力を供給し続けているからです)

マニュアルをここに置いておきました(ちなみに館の2Fのテーブルの上にも、分かるように置いてあります)
http://kobore.net/genkan.pdf

が、マニュアルなんぞ読むのは面倒でしょうから、

まず、

でボタンを確認して、

の赤枠でかこった部分をまねて操作して下さい。

万一設定に失敗しても、問題は発生しませんので、御安心下さい。

智一


停電後に、このスイッチが動かなくなった時の普及の方法は簡単です。

玄関のタイマー直しておきました。

写真の赤色のボタンを押して時刻(2400表記)を直すだけで、あとは何もしなくても大丈夫のようです(設定ボタンなどの操作不要)。

 

 

 

2022/01,江端さんの忘備録

先日ご報告した「ぎっくり腰(もどき)」が、本日、ようやく回復の方向に転じた感じがします。

Today, I finally feel like I'm on the road to recovery from the "strained back" I reported about the other day.

体験した人は、ご存知かと思いますが、「ぎっくり腰」は、洒落にならんくらいの激痛です。

If you've ever experienced it, you may know that a "strained back" is a serious painful condition.

あの激痛に対する症例を「ぎっくり腰」という名前で呼ぶの、なんとかならんのでしょうか。

Can't we do something about calling that case of severe pain "strained back"?

欧州では『魔女の一撃』とも呼ばれているようですが、これでも足りないです。

In Europe, it is also known as the "witch's blow," but even this is not enough.

ぎっくり腰の正式名称(総称)は「急性腰痛症」だそうですが ―― まだ、納得できません。

I've heard that the official name (general term) for a strained back is "acute back pain syndrome" -- but I'm still not convinced.

関節捻挫・筋肉損傷・筋膜性炎症 ―― という深刻な複合的な病症が、「急性腰痛症」、いわんや「ぎっくり腰」などという、侮蔑的な称呼でいいのか? と思います。

Can a serious complex disease of joint sprains, muscle injuries, and myofascial inflammation be called "acute low back pain" or even "strained back" in a derogatory way?

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なぜ、このような侮蔑的な称呼であるのかを、と考えてみるに、

Why is it such a derogatory name? I thought,

(1)信じられない程の激痛によって、日常的な動作の完全な停止を余儀なくされ、

(1) Incredibly severe pain that forces a complete cessation of daily activities, and

(2)その態様は、他人から嘲笑されるほど『不様』であり、

(2) The appearance of the person is so 'unseemly' that it is ridiculed by others.

(3)基本的に特効的な治療薬や治療法がなく(湿布くらい)、

(3) Basically, there is no effective remedy or treatment (only poultice).

(4)原則的に、長期間(数日から2週間程度の)完全な休息によって、快癒する

(4) In principle, complete rest for a long period of time (from a few days to two weeks) will heal the body.

という、「激痛」「不様」「根治手段なし」「快癒」という、きわめて評価しにくい項目の組合せにあると思います。

I think it is a combination of items that are extremely difficult to evaluate: "severe pain," "unseemly" "no cure method," and "healing".

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「ぎっくり腰」との闘いは、まず、『苦痛を感じない姿勢』の探索から始まります。

The first step in the fight against "strained back" is to find a posture that does not cause pain.

たとえば、書斎の椅子に深く腰掛けた状態(これを状態Aと言う)と、背筋を延ばした起立した状態(これを状態Bという)で、『苦痛を感じない姿勢』を見つけたとします。

For example, let's say you have found a posture in which you feel no pain, sitting deeply in a chair in your study (called state A) and standing up with your back straight (called state B).

ところが、この状態から、わずかにズレた状態にする(例えば、状態Bを、上半身をわずか角度2度程度前かがみにする)だけで、激痛が走ります。

However, a slight deviation from this state (e.g., state B with the upper body bent forward at a slight angle of about 2 degrees) is enough to cause severe pain.

その状態を維持する為に、回りのもの(机、本箱、棚)にしがみ付くのですが、その為は、全身を腕で支える必要があります。

In order to maintain this state, I cling to the things around me (desk, bookcase, shelves), which requires me to support my entire body with my arms.

しかし、私にはそんな筋力は、私にはありません。

But I don't have that kind of muscle power.

結局、状態Bから外れた状態B'の状態で、激痛で悲鳴を上げることになります。

Eventually, I will be in state B', which is out of state B, and I will be screaming in extreme pain.

身体を移動させる速度は秒速0.2m/秒程度となり、書斎からリビングテーブルまでの移動時間は、平均3~5分間程度となります(普段なら5秒間程度)。

The speed at which I move my body will be about 0.2m/second, and the average travel time from the study to the living room table will be about 3 to 5 minutes (usually about 5 seconds).

トイレでは、状態Aから状態Bの遷移状態を経るので、腕の力が重要になってきます。

In the toilet, arm strength is important as I go through the transition state from state A to state B.

それと合わせて、可能な限り痛みの少ない、状態Aから状態Bへの遷移ベクトルの模索が続きます ――

In the toilet, arm strength is important as I go through the transition state from state A to state B.

トライ & エラー with 悲鳴の日常です。

It is a daily routine of trial and error with screams.

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この週末は、徹底的な睡眠戦略を取りました。

I took a thorough sleep strategy this weekend.

十分な睡眠を取った後、されに、安定剤(×睡眠薬)を投入して睡眠を強制する方法を取りました。

After getting a good night's sleep, I finally took a method of forcing sleep by throwing in a stabilizer (x sleeping pills).

このような努力もあり、状態Aと状態Bの稼動範囲が広がるようになり、遷移ベクトルのパターンも増えてきて、「悲鳴」の回数が減ってきました。

Thanks in part to these efforts, the operational range of states A and B began to expand, the pattern of transition vectors increased, and the number of "screams" decreased.

この調子であれば、今週の中頃には快癒すると思います。

At this rate, I expect to be healed by the middle of this week.

で、快癒したら、私は多分、これを忘れる。

And when I'm healed, I'll probably forget about this.

ですので、今、このことを日記の記録として残しています。

So now, I am keeping this as a record in my diary.

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それにしても、今回は、身体の動かない私に、湿布を張ってくれる伴侶(嫁さん)がいなかったら ―― と考えるだけで、ゾッとします。

This time, however, I was horrified just thinking about what I would have done if I hadn't had a companion (wife) to put poultices on my immobile body.

今の私は、誰かから、結婚の意義を問われたら『自分の腰に湿布を張って貰うためだ』と、胸を張って答えることができます。

Now, when someone asks me what the point of marriage is, I can proudly answer, "To get a poultice on my lower back.

が、同時に、

But at the same time

■この痛みが日常となるであろう老化した身体の日々や

- This pain will become a part of my daily life as my body ages.

and,

■伴侶にも手の負えなくなった介護フェーズの突入

- Entering the nursing care phase where even the spouse is no longer able to help me,

のことを考えると、恐しくて仕方がありません。

I was afraid to think about the above.

「ぎっくり腰」とは、「快癒」が保障されているからこそ、この激痛に耐えられるのです。

It is only when I am assured of healing that I am able to endure this intense pain.

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今回の「ぎっくり腰」は、母の急死と、それに伴う各種対応が原因となっていることは間違いないと思います。

I am sure that this "strained back" was caused by the sudden death of my mother and the various responses that accompanied it.

これは、10年以上もの期間、介護の地獄を見てきた、私の母からの私へのメッセージであると信じています。

I believe this is a message to me from my mother, who has been through the hell of caregiving for over a decade.

思うに ―― これは『魔女の一撃』というよりは、『母の一撃』だな、と私は確信しています。

I think -- I am convinced that this is more of a "mother's blow" than a "witch's blow".

2022/01,江端さんの忘備録

(昨日の続きです)

つまるところ、新型コロナウイルス感染対策とは、『道ばたに、死体が普通に転がっている』を見ないで済む生活の維持、と私は思っています

(Continuation from yesterday)

メールを送って頂いた方は、東京在住で飲食業をしている4人のお子さんのお母さんでした。

The person who sent us the email was a mother of four children who lives in Tokyo and works in the restaurant business.

大変ご丁寧な文面の長文メールでしたので、私も気合を入れて、数回、読み返させて頂きました。

It was a long email with a very polite message, so I read it over several times with great enthusiasm.

■ご自分は、これまで2回COVID-19に感染されており(ただし軽症)

- She has been infected with COVID-19 twice before (but with mild disease).

■お父様が、COVID-19の肺炎でお亡くなりになっており

- Her father passed away from pneumonia with COVID-19.

加えて、

In addition,

■シバタ先生と私の共著のコラムは全て読まれており、

- She has read all the columns that Dr. Shibata and I have co-authored.

■ワクチン接種には恐怖を感じておられて、今も接種を躊躇されており、

- She was afraid of getting the vaccine and is still hesitant to get it.

■今は、お子さんへのワクチン接種の要否で深く悩んでおられる

- Now, she is deeply concerned about whether or not to vaccinate your child.

という状況でした。

The above is her situation at the present.

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上記の説明だけを読めば、多くの人は『なぜ?!』とつっこみたくなると思います。

If you only read the above explanation, many people will be tempted to ask, "Why? "

メールをご開示することはできませんが、そこには、御自分の持病、コロナ感染後の後遺症、各種医療機関での診断の結果など、

Although I cannot disclose her e-mail, I can tell you that it contains information about her medical conditions, the aftereffects of her coronary infection, and the results of her diagnosis at various medical institutions. In short,

―― 自分の体調や病症に関する精緻な自己分析結果

"The results of an elaborate self-analysis of her physical condition and illnesses"

が記載されていました。

were described in the mail.

これだけの自己分析を経て、なお拭えない「ワクチン接種への恐怖」というものを、私は、初めて知るに至ったのです。

After all this self-analysis, I came to realize for the first time that there is a fear of vaccination that she still cannot shake.

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私は、以前、こんな日記を書きました ―― が、

―― ワクチン接種率を上げるためには「恐怖の払拭」が必要だ

I once wrote this diary -- however,

私は、この問題の『恐怖』の『本当の恐怖』を理解できていなかったと、自覚しました。

I realized that I didn't understand the 'real fear' of this issue.

―― それほどまでに怖いもの(ワクチン接種)を、一体、世界誰が「勧める」ことができるというのだ?

"Who in the world can "recommend" something so scary (vaccination)?"

と、心の底から思いました。

I thought it from the bottom of my heart.

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私たちの社会にとって、自分たちに都合の良い理論を持ち込んで、自分たちと違う行動をとる他人を批判するだけではダメなのです。

For our society, it is not enough to bring in theories that suit us and criticize others who act differently from us.

ですから、提案したいと思います ―― これからは、正直に『自分の"怖い"』を語り合いましょう。

So I'd like to propose something -- let's talk about our "fears" honestly.

そして、その『怖い』をロジックで理解するのではなく、『怖い』を『そのもの』で理解するように努めましょう。

And instead of understanding the "fear" with logic, try to understand the "fear" with "itself".

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■私(江端)は、コロナ感染&発病が怖いです。

- I (Ebata) am afraid of corona infection & disease.

■これといった持病もなく、健康でありますが、すでに高齢であり、死亡率も十分に高い年代に突入しています。

- I have no chronic illnesses and is in good health, but I am already old and entering an age where the mortality rate is high enough.

■ですから、だれもが、感染対策をして、ワクチン接種をして欲しいです。

- Therefore, I hope everyone will take precautions against infection and get vaccinated.

■私がコロナ感染に至らないように、どうかみなさんで助けて下さい。

- Please help me not to get a corona infection.

―― という私の『怖い』と

the above my "scary", and

■私(読者の方)は、コロナワクチン接種が怖いです。

- I (the reader) am afraid of coronary vaccination.

■すでに感染の経験があり、ブレインフォグに苦しんでおり、家族も殺されています。

- I've already been infected, I'm suffering from brain fog, and my family has been killed.

■それでも、未知のワクチンが、自分の子どもたちの、大切な未来を失う可能性が"0"とは言い切れないことが怖いです。

- Still, I am afraid that the possibility of losing my children's precious future to an unknown vaccine is not "zero".

■どうして良いのか本当に分からないのです。どうか、皆さん、私を助けて下さい

- I really don't know what to do. Please, everyone, help me.

―― という読者の方の『怖い』は、

the above her "scary"

同じものとして、取り扱われるべきなのです。

should be treated as the same thing.

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ロジックで相手をやりこめるフェーズは、もう終わりにしましょう。

Let's end the phase where you can use logic to push your opponent over the edge.

「怖い」を「怖い」と言えて、その「怖い」を心で理解して、受け入れられる社会を作っていくこと ――

To create a society where people can say "I'm afraid" to each other, understand "I'm afraid" with all their hearts, and accept them.

これが、私たち「ウイズコロナ時代」のミッションです。

This is the mission of our "Wise Corona Age".

2022/01,江端さんの忘備録

「なぜ、こんなに何度も自粛を繰返さなければならないのか?」

"Why do we have to repeat the curfew so many times?"

に対する答えは、

The answer is,

「COVID-19は、既存のインフルエンザと比較して、感染率が驚異的な値で、さらに死亡率がシャレにならないほど高いからです」

"COVID-19 has a staggeringly high infection rate compared to existing flu strains, and a punishingly high mortality rate".

です。

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政府の自粛要請を『完全』に無視すると、何が起こるかといえば、

What happens when we 'completely' ignore the government's request for self-restraint?

―― 『道ばたに、死体が転がっている』という日常がやってくる

"The daily life of "dead bodies lying on the street" is coming."

ということです。

政府も、このビジョンを、ちゃんと国民に示してもいい頃と思うんですけどね ―― 批判は受けるでしょうが、事実ですから。

I think it's about time that the government show this vision to the people properly -- it will be criticized, but it's true.

つまるところ、新型コロナウイルス感染対策とは、『道ばたに、死体が普通に転がっている』を見ないで済む生活の維持、と私は思っています

In short, I believe that the countermeasure against the new coronavirus infection is to maintain a life where we don't have to see "dead bodies lying on the street".

言い換えれば、『病院内で治療を受けながら、死に至れる環境』を担保する措置です。

In other words, it is a measure to ensure "an environment where people can die while receiving treatment in a hospital.

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インフルエンザウイルスと、新型コロナウイルスは"同じ"だという人が『まだ』いるようですが ―― まあ、"同じ"でもいいです。

There are still people who think that the influenza virus and the new coronavirus are "the same" -- well, "the same" is O.K.

つまるところ、

The bottom line is that

(1)「病院で治療を受けながら死ねる環境を維持するか」

(1) "Do we want to maintain an environment where people can die while receiving treatment in hospitals?"

(2)「病院に収容できなくなって、自宅や屋外で死ぬことを認容するか」

(2) "Do we accept dying at home or outdoors if people could no longer be accommodated in a hospital?"

だけの違いだと思っています。

That's the only difference, in my opinion.

同じ死ぬのであれば、私なら、

If I were to die the same way, I want to

(A)少しでも行き残る可能性に賭けたいと思いますし、

(A) bet on the possibility that I'll be able to stay, and

(B)酸素吸入や苦痛緩和の処置されながら、少しでもラクに逝きたいです。

(B) pass away as comfortably as possible while receiving oxygen inhalation and pain relief treatment.

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『どうせ死ぬなら、どっちでも同じことだ』という人は ―― 政府の「自粛要請」や「ワクチン接種要請」を無視してもいいと思います。

People who say, "If I'm going to die anyway, it doesn't really matter..." can ignore the government's request for self-restraint and vaccination.

ただ、その場合は、「診療自粛」→「自宅療養」→「自宅死(放置死)」をセットメニューとして選んで頂くことが「筋の通った行動」と思っています。

However, in such a case, I think the "reasonable course of action" is to choose "refrain from medical treatment," "home treatment," and "death at home (death by neglect)" as a set menu.

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―― というのが、私の従来のスタンスでした。

The above has always been my stance.

しかし、先日、読者の方から頂いたメールを読んで、かなり衝撃を受けています。

そこで提案ですが、いっそうのこと「私(江端)を信じてワクチン打ってみませんか?」

However, I was quite shocked to read an email I received from a reader the other day.

(続く)

(To be continued)

2022/01,江端さんの忘備録

現在執筆中の論文に関して社内レビューをて、修正作業をしているのですが、

I am currently working on revisions for a paper I am writing, after receiving an internal review. I'm crazy with

―― 2年以上の前に作ったシミュレータのコードレビュー

"Code review of a simulator I built more than two years ago"

で狂っています。

とは言え、私がスクラッチから作ったシミュレーションプログラムなので、わずか1~2日でキャッチアップできました。

However, since it was a simulation program that I created from scratch, I was able to catch up in just a day or two.

プログラムであれ、プロトタイプであれ「自作の強み」は、ここにあります。

Whether it is a program or a prototype, this is where the "strength of homebrew" lies.

ともあれ、コンパイルして、再起動できたことに感動しています。

Anyway, I'm impressed that I was able to compile and execute.

こんなプログラムです。

Here's the program.

最近、「どんな些細なプログラムでも、ブログに放り投げておく」という習慣のたまものです。

Lately, it's been a product of my habit of "tossing any trivial program onto my blog".

『他人の役にたつもりはない』と腹を括れば、どんな記録でも、自分の役に立つものだと、実感しています。

I have realized that any record can be useful to me if I am willing to say, "I don't mean to be useful to others".

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しかし、『2年前のレポート一致しない』ので、今日は午後からずっと悩んでいました。

However, I've been struggling all afternoon today because 'the report doesn't match two years ago'.

―― なんで、バスに乗車すると、到着時刻が遅くなるんだ?

"Why does taking the bus delay the arrival time?"

と、シミュレーションのログを眺めて頭を抱えていたのですが、「バスの速度を、歩行速度に置き間違えていた」ことに気がついて、無事、当初の目的のシミュレーション結果を得ることができて、一安心しています。

I was looking at the simulation log and scratching my head, but then I realized that I had misplaced the speed of the bus to the speed of walking, and I was relieved to have successfully obtained the simulation results for my original purpose.

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それはそうと、昨日の昼から、突然、腰が痛くなり、日常生活の稼動係数が、0.1以下になっています。

Well, since yesterday afternoon, my lower back has suddenly started to hurt, and the coefficient of operation for daily life has dropped below 0.1.

『ギクッ』とは来なかったのですが ―― 姿勢を動かすと、激痛が走る、というもので、症状は、あきらかに「ぎっくり腰」の症状です。

I didn't feel any pain, but when I moved my posture, I felt a lot of pain, and the symptoms were clearly those of a "slipped back".

母の葬儀からここまで、いつも通り全力で作業してきましたが、まったく平気でした。

From my mother's funeral to here, I've been working as hard as I can as usual, and I've been completely fine.

自分で言うのも何ですが、(驚くほど)メンタルは平常通りです。

If I do say so myself, my mental state is (surprisingly) normal.

しかし、フィジカルの方が、勝手に壊れかけているようです。

However, the physical seems to be on the verge of breaking down on its own.

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『母の呪い』を受けているのかな、と疑っています ―― 葬儀の後、さんざん母の思い出で爆笑してきたので。

I wonder if I'm under the "mother's curse" -- because I've been laughing a lot at the memory of my mother, after the funeral.

うん、思い返すと、私の母ならやりそうです ―― 私と同様に。

Yeah, thinking back, I think my mother would do that -- just like me.

2022/01,江端さんの技術メモ

背景は、

階段の電気をつけっぱなしにすると、3分後にブザーが鳴るシステムを作ってみた

に記載した通りなのですが、家族から「警告音がうるさい!」と文句を言われて、システムを停止させております。

そこで、添付ファイルのようなものを実現したいと考えています。ただ、これを実現する回路図や、または、製品を見つけられずにおります。

ご知見のある方のアドバイスをお待ち申し上げております。


追記:読者の方から、「遅れ消灯スイッチ」
https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/haisen/switch_concent/cosmo_wide21/lineup/switch/delay/

を勧めて頂きました。しかし、私の環境では、階段に設置する3つのスイッチ(3路、4路スイッチ)を使うもの(私が、説明していませんでした)で、このデバイスは使えないと思います。


追記:さらに読者の方から「あけたらタイマ」の利用を教えて貰いました。
https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/haisen/switch_concent/cosmo_wide21/lineup/switch/timer/

『このスイッチ(親機、WTC5332W)はタイマー機能のほか、遅れ消灯機能もあります。これと、子機WT5652を3路の位置、Wt5654を4路の位置に使用すれば、いずれのスイッチからも遅れ消灯が可能かと思われます。』

仕様書を読んでみたら、ドンピシャと思われる記載がありました。

なるほど、これならできる(かもしれない)。

合計金額が、7900円 + 2600円 + 2900円 = 13000円 になりますね。

これでちゃんと動くのであれば、この出資には意味がありそうです。しかも、居留守対策もできそうです。

というか、この装置を買って、分解して、リバースエンジニアリングしてみてもいいな、と思っています。


ちなみに、居留守対策装置は、実家でも稼動中です。

実家の玄関のタイマーの設定

 

 

2022/01,江端さんの忘備録

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

それはさておき。

That's beside the point.

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このようなテロリスト壊滅作戦を、そのまま踏襲することになるとすれば、

If they are to follow this kind of terrorist destruction strategy.

『(定義や定量化のできない)"勝ち組"などという歪んだ観念の存在を本気で信じている人間』や、

People who really believe in the existence of a distorted notion of a "winning side" (which cannot be defined or quantified), and,

『学業成績が伸び悩んでいるティーンエイジャ』も、

Even teenagers who are struggling academically...

取り締まりや監視対象にしなければならないことになります。

The police will have to crack down on and monitor them as well.

アニメ「PSYCHO-PASS」の世界の具現化です。

It is the embodiment of the world of the anime "PSYCHO-PASS.

そんでもって、その世界の中では、

And in that world...

―― 私(江端)は、24時間いつでも、犯罪係数"300"越え

"I, Ebata, have a crime coefficient of over 300, 24 hours, 7 days a week"

なのでしょう。

I guess it is.

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再度考えてみたのですが、小田急、京王、東大入試会場のテロリストの心理にアプローチできる、過去の私の体験を一つ見付けました。

I thought about it again, and found one of my past experiences that can approach the psychology of terrorists in Odakyu, Keio, and the University of Tokyo entrance examination hall.

「インド、ニューデリーでの瀕死未遂事件」です。

"A near-death experience in New Delhi, India"

這う這うの体でニューデリー国際空港に辿りつき、ネパールのカトマンズ行きのフライトの窓から、下界の風景を眺めながら、

I crawled my way to the New Delhi International Airport. And as I gazed out the window of my flight to Kathmandu, Nepal, at the scenery below, I thought.

『この街を、核爆発の熱で、街ごと殺菌してやりたい』

"I want to sterilize this entire city with the heat of a nuclear explosion.

と、一瞬でも考えてしまった自分に、震撼したのを覚えています。

I remember being shaken by the fact that I had thought about it even for a moment.

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小田急、京王、東大入試会場で、殺傷事件を起こした奴等は、私があの街に抱いた憎悪と同じ憎悪を抱えていたのだろうか ―― と考えています。

I wonder if the guys who killed and injured people in Odakyu, Keio, and the University of Tokyo entrance exams had the same hatred that I had for that city.

私には、『あの街に殺されかけた』という、言語化できる「憎悪」がありました ―― もちろん、それは、理不尽で、不合理で、差別主義的で、レイシストの謗り(そしり)を受けるほど、滅茶苦茶な理屈である、と自覚しています。

I had a verbal "hatred" that said, "That city almost killed me. Of course, I am aware that this is an unreasonable, irrational, racist, and racist theory that is so outrageous that I have been accused of being a racist.

ただ、彼らを語らなければならなくなった時、『彼らにも、私と同程度の怒りと憎しみと復讐心があったのだろうか』が、私の中での彼らの断罪基準となりそうな気がします。

However, when I have to talk about them, 'Did they have the same level of anger, hatred, and vengeance as I did?' is going to be my standard for their condemnation.

まあ、しかし、奴等は「断罪」で確定でいいでしょう。

Well, but they should be "condemned" for sure.

なぜなら、奴等は、テロ行為を実施しましたけど、私は、核ミサイルの発射を思い留まりましたからね。

Because they carried out a terrorist act, but I refrained from launching a nuclear missile.